北國ばらっどのレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
「くしゃがら」は実写ドラマ化もされて実に良くできていた作品。今回後追いで原作を読む形となったが、設定をちゃんと活かしていてラストを知っている身でも読んで面白かった。ドラマ版はより分かりやすいようにオーバーに描いたんだろうなって工夫も垣間見えたし、文字だからこそドラマ版には無いハッキリ描かれる心情面も見ることができた。
他の作品も面白いが、どれも共通しているテーマは「好奇心」だと思う。時折「好奇心は猫をも殺す」という言葉まで出てくる。作品によっては殺されないためにボカす不完全燃焼感もあったり。逆にトコトン追いかけるプロ意識が見れたり。同じ露伴先生なのに悪く言えばキャラに統一感が無く、良く言えば敵 -
Posted by ブクログ
ネタバレ胸を張り背筋を伸ばしゆっくりと映画館を出た。
高橋一生演ずる岸辺露伴はカッコいい。
不協和音で不安定に漂う菊地成孔の音楽に乗り、
この世ともあの世ともつかない不思議な異空間の世界へと誘われます。
ネタは、世界中に転がっている……か。
あ、パリ……!「ルーブル美術館」!
「岸辺露伴は動かない」TV版の「ジャンケン小僧」のラストシーンで、泉鏡花が思い付いた通り、パリが舞台です。
この世で最も「黒い色」という色を
見たことがあるだろうか?
光を反射する鏡は、鏡の前にいるものを映すが、
光すら吸い込む漆黒の前では何が見えるのか…。
「この世で最も黒く、最も邪悪な絵」は
「先祖や己の罪」「後悔 -
Posted by ブクログ
「黄金のメロディ」での泉京香ちゃんがすげーー良かった……。本当は雑誌編集の仕事がやりたかったけど露伴の担当としてちゃんと理解があるというか、露伴の漫画への情熱やプライドに対してリスペクトがあるのがとても良い。
露伴は人間的にあまり京香のことは好きではなさそうだけど、この二人本当にいいコンビなんじゃないかと思う。なんだかんだで京香ちゃん、露伴をやる気にさせるの上手いし…………上手いこと手綱握ってる気がする。
5LDK〇〇つき、アワビ密猟より前の話なのか。
動かないシリーズのスピンオフにしては珍しく、今回、時系列が分かる作品多かったなと思った。
原作から7年後って明確に書かれたの、初めてじゃない -
Posted by ブクログ
ジョジョの奇妙な冒険の登場人物・岸辺露伴が主人公のスピンオフ作品で短編小説集。
「くしゃがら」:本人も言っているが本当に露伴らしくない。だが、自分よりも熱狂してる人がいると自身は冷めるのは現実でもある。最後に謎の編集者の存在がじわりと恐怖感を演出していて上手い。
「Blackstar.」:スパゲッティ・マンは都市伝説だ。怪談は幽霊の話、だが都市伝説の多くは正体不明の存在が相手だ。謎の存在は人の恐怖心と好奇心を同居させる。自身の写真を見たいとダメが同居する。
「血栞塗」:好奇心は猫をも殺す。ダメと言われるとやりたくなる、だが多くの人は分別を付け妥協してある程度で止める。この2人越えてはいけない境 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
相変わらず猫をも殺す好奇心のせいで何度も死にかける露伴先生。
この間読んだ『戯れない』よりもこっちの方が好みかも。ホラー感がより強い気がする。
ドラマ化された「くしゃがら」、メリーさんの電話を彷彿とさせる「Blackstar. 」、対象を本にする〈ヘブンズ・ドアー〉と相性の良すぎるプロップが出てくる「血栞塗」、異色の壮大な世界観を持つ「検閲方程式」、〈債務と責任〉がテーマという、この中では最も大人的なストーリーの「オカミサマ」。
どれもエキセントリックかつビザーレで楽しめた。もっと長編で読んでみたい。
北國ばらっど氏の書く会話文が一番ジョジョっぽかった。 -
-
-
Posted by ブクログ
岸辺露伴、本当に色んなことに首を突っ込んでは死にかけるな、と……。たぶんその止められない好奇心が露伴のいいところなんだろうけど。
シンメトリー・ルームは打開策なさすぎない?本当に露伴死なない?と不安になった。最後の最後、結局なにしたらあの建築家は逮捕されるに至ったんだろ……と謎だった(たぶん私がちゃんと読み込めてないから)
楽園の落穂は珍しく子どもに優しい(?)露伴が見れて、「露伴も人間なんだなぁ!」って感想を抱いてしまった。まあ羊ちゃんに優しく(?)できたのも、楽園の落穂がヤバい代物で自分まで魅入られたら羊ちゃんが終わるってのと、自我を失っているはずの移季が羊に対して父親としての愛情で自 -
Posted by ブクログ
ネタバレ不覚にも3話目の真人の話が一番刺さってしまった。
112頁、街の人間は、足りぬことを苦しみ、辛いことに喘ぎ、満たされればそれ以上を求める。 負の感情という贅肉を蓄えて、魂がボコボコと太っていく。
118頁、人が人を憎み、 畏れることは、当然の道理だ。
人には魂が見えないから、他者の感情を想像する。
そして、自分の感情に振り回される。
それらが単なる、刺激への反射で、魂の代謝であることを分かっていない。己の魂がどこにあるかすらも、分かっていないのだ。
人とは、人の感情とは、人の本質とは、、、?
真っ新な心で「人」に向き合うと見えてくるのかな。
性悪説からなってる解釈だろうとは思うけど、人に -
ネタバレ 購入済み
なかなか本編では語られない短編
どれも面白いですが
私のお勧めは
「反魂人形」七海さんと五条さんの北海道出張話
本編でなぜ虎杖君が七海さんに預けられたかの
謎が解けます
「働く伊地知さん」
伊地知さんに預けられた虎杖君とのやりとりが
なごみますよ -
ネタバレ 購入済み
本編には無い短編集
本編には無い短編集で色々想像出来て楽しい一冊です
まずは野薔薇さんと棘さんの関係性
京都校のメカ丸君と仲間たちの関係性
次は伊地知さんと家入さんと五条さんの飲み会編
そして京都校の女子会からの呪の祓い
最後は交流戦後の東京校一年生三人の
休日これがなかなか良いんです
本編と並行して読むにはバッチリ -
ネタバレ 購入済み
呪術廻戦映画観てみたくなる
呪術廻戦は特別編のTV放送で知り
映画も観てみたいけどなかなか
映画館に行けないので思わず購入した
面白いこれがどんな映像になるかわくわくします
TV放送の前段なんで虎杖とか伏黒は出てないけど
憂太君が菅原道真の子孫ってオチはうーん
って感じだけどTVシリーズも再放送が楽しみ -