田村隆一のレビュー一覧

  • 死者のあやまち

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    面白かった。これはかなり好きだ。ポアロの思考が前半から見れるのも楽しい。私はやっぱりポアロが長く出ている作品が好き。

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    2025年09月06日
  • 予告殺人

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    『予告された殺人』なんてミステリーの醍醐味ですね。
    奇妙で不気味で奇抜な出来事から始まる先の見えない展開には、もう、ほんと「オラ、ワクワクすっぞ!」でした。

    そして衝撃の第一の殺人から始まる第二第三と続く連続殺人までスピーディに話は進みます。アガサ・クリスティーの作品を何冊か読んでいると、この人が犯人だなって分かるんですが、犯人を当てるよりまさかの真相に驚かされます。

    つくづくアガサ・クリスティーは人間の先入観を上手く突いて読者をミスリードする天才だなと思います。
    それに引っかかってしまっても、なぜか悔しいという気持ちよりも「まじかー、参った」と言いつつ心地良さを感じてしまいます。だから、

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    2025年02月19日
  • ねじれた家

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    積読アガサ3/4冊目
    富豪に群がる複雑な親族
    遺産目当てか?それとも…
    一見容疑者不在のように思えるが、話が進むごとに全員が犯人かもと思えてくる
    特別なトリックがない会話劇のような展開なのに、ちゃんとミステリーになっている
    残るはあと「ナイルに…」だけなのでまた仕入れないと

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    2024年09月09日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    ポアロでもミスマープルでもない、シリーズではない長編ミステリー。今回の探偵役は、牧師の息子で海兵隊上がりの素朴な青年ボビーと、貴族だけど気取らなくてスリル大好きな女子フランキーです。
    とにかく主人公のボビーと、フランキーが魅力的。専業探偵ではないので、推理を間違えたり、危なっかしかったりしてハラハラしながら、若くて元気で行動力のある2人がパワフルで、読んでる側も若返ってくる気がします笑

    ストーリーについては、アガサクリスティーの作品はいつも犯人もトリックも最後の最後まで分からず、どんでん返しが体感3つはあったように思います。複雑にいる組んでいた事件が解きほぐされて華麗に伏線回収されていくのは

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    2024年08月15日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」って…いや~最高のタイトル!!
    冒険物なのでハラハラ楽しく読めた。なんといっても、エヴァンズとは誰なのか?何を頼まなかったのか?の謎が深まるほどワクワクするし、謎が解けるとすべて繋がるのがとても気持ち良い!ボビイとフランキーのコンビもいいね!犯人、こんなに不運が続くことある?と思って笑えた。ドンマイ!

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    2024年08月04日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    私にとってアガサ・クリスティの作品5つめ!ポアロやマープルシリーズではない数少ない作品なのだとか。

    個人的には、シリーズものは安心感があってそれはそれで良いけれど、シリーズものじゃない作品の方がハラハラドキドキして好き!向こう見ずなフランキーにヒヤヒヤした〜!最後にタイトルの謎(Why Didn't They Ask Evans?)もばっちり回収していて、めっちゃ面白かったです!途中で気付いたんですけど…Theyなんですよね。

    個人的に、名探偵がスマートに事件を解決する話より、主人公がドタバタと四苦八苦して何とか事件の真相に辿り着く話が好きなので、今のところ、アガサ・クリスティ作

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    2024年07月29日
  • ねじれた家

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    【ノンシリーズ】
    またもやすごい作品と出会ってしまった…。
    この作品を忘れることはないと思う。
    重い余韻が残り、読み終わった後にもずっと考えてしまう。
    クリスティー自身のベスト10に入っているのも納得。

    ねじれた家に住むねじれた一族。
    全員がねじれていて、それぞれが絡まって強い1本になっている。
    どんな一族なのかを書くとこの本の面白さが半減するので書かないけど、今までの作品に出てきた一族とは違うタイプの一族だった。
    最後の方は犯人が誰か早く知りたくて、目が勝手にどんどん先に進んでしまった。

    読み終わってから気になる所を2度読みすると、堂々と伏線が張られていることに驚く。
    ここまで書いてるの

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    2024年07月22日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    タイトルに惹かれて購入。アガサ・クリスティ4冊目です。
    何をエヴァンズに頼まなかったのかが気になってどんどん読み進めました。
    男女2人の推理がテンポよく爽快です。
    ハラハラドキドキの展開といった感じで、今まで読んだ(3冊しか読んでないけど)アガサの小説とは違った、ミステリーを前面に出しすぎない冒険譚のような読み心地。
    面白かったです。

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    2024年06月12日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    『三体』に”エヴァンズ”がでてきたので、まったく関係無いけど、秀逸なタイトルの本書を読んでみました。

    有名なポアロやマープルのような名探偵ではなく、ど素人だけど何故か微笑ましい、ボビイとフランキー嬢の幼なじみコンビ。謎やスリル、友情あり、ロマンスありと、所々ドタバタしながらの素人探偵の行動に引き込まれ、とても面白かったです。ミステリだけど、爽やかなハッピーエンドの素敵な作品でした。

    あらすじ :
    ウェールズの海辺の小さな町マーチボルトに暮らすボビイは、ある日ゴルフのラウンド中に、崖から転落して瀕死の男を発見。その男は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という謎めいた言葉を最後に息を引き

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    2024年05月30日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    海外ドラマを観て、ちょっと分からなかった部分があったので原作を読んでみました。
    完全にネタバレ状態で読んだのですが、それはそれで面白かったです。こんなこと、この人にに話しちゃ駄目じゃない!とか、ツッコミを入れながら読んでました。
    今までクリスティー作品は10冊ほど読みましたが、ポアロやミス・マープルといったちょっと年配の主人公作品を読んできたせいか、クリスティー作品は落ち着いた雰囲気のものだと思ってました。でも本作はボビィとフランキーの若い二人が主人公で活気のある作品で楽しかったです。

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    2023年12月10日
  • ねじれた家

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     クリスティ作品は再読が多いのだが、今作は初めて読む作品だったのだ。クリスティにもその種類のミステリーがあったのかと驚愕、新しい発見だ。余り今作をクリスティのベストにランクしているものを見た事が無いが、少なからず現時点では僕のクリスティ10選に入れたい程、強く衝撃を受けた作品だ。
     「ねじれた家」という土台がありながら、そのイメージに合った世界観、環境観下でありながら、実は家族愛に満ちたレオニダス一族の物語で、クリスティ作品では金持ちは嫌な印象を与える事が多いが今作のアリスタイドは読み進めるととても好印象な人物である。しかし、その「家族愛」こそねじれの原因であり、家族一人一人が個性と歪みを持っ

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    2023年10月23日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    ネタバレ

    楽しかった〜!面白かった〜!!
    解説で言いたいこと全部言ってくれてたけど、謎解き・冒険・ロマンスの3つがそろったとても楽しいミステリ小説だった!

    読むきっかけを与えてくれた、夢水清志郎シリーズ(「なぜ夢水に頼まなかったのか?」というセリフがある)と、古典部シリーズ(「なぜ江波に頼まなかったのか?」という副題がついた作品がある)に感謝!!
    好きな小説を書く人がオマージュする作品って、やっぱりわたしも好きなんだな〜と思えた。

    通勤電車や昼休みに夢中になって読み進めた。解明されていく謎と深まる謎のバランスが良くて、最初はこの1人の殺人事件だけでこんなに長編?と思ったけど、読み終わる頃には寂しい気

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    2023年10月13日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    クリスティの長編ミステリー。マープルシリーズ。巻末解説にて記載されているが、マープルシリーズは12篇しかないという事で驚いた。もっと幾つかの作品があった様に思うが、意外にもたったの1ダースなのだ。ポアロもクリスティ財団公認で続編が発表されているが、マープルの世界観を再現できる人材があれば是非書いてみてほしいし、読み続けたいシリーズだ。
     今作、「予告殺人」はクリスティの作品の中でも好きな作品の一つだ。犯人の意外性は勿論の事、殺人を偽装する為のトリックの秀逸さ、真犯人の人生の悲しみと救い、そして今作に蔓延っているなんとも言えないドライな雰囲気。田舎で生活している登場人物達とのコントラストがとても

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    2023年08月11日
  • 魔術の殺人

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    アガサ・クリスティの作品は、トリックもそうだが、それ以上に『人間』を鮮やかに描いている。人間が引き起こすすべての事件は、人間が人間であるが故に起こるのだ。そういうメッセージをいつも勝手に受け取っている。

    一応このアプリにはネタバレ防止の機能があるが、私は結構それを見てしまう質なので、私と同じような方が折角の楽しみを奪われないように、細かいことは書かない。

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    2023年05月14日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    夢中になって読みました。すべてが練られておりまた会話や展開も小粋で、クリスティはやはり天才。子供時代からクリスティの本を読み始めると止まらず寝られなくて夜更かししたのを思い出しました。
    題名もそれへのつじつま合わせも天才的です。

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    2023年04月16日
  • 死者のあやまち

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    ネタバレ

    ポアロシリーズ、残りは7冊。今回、ポアロは推理小説作家・オリヴァ夫人からナス屋敷へと誘われる。殺人事件の犯人捜しのイベントを計画したオリヴァ夫人だったが、殺人事件の被害者役をしていた少女・マーリンが、本当に殺されてしまう。しかも、ナス屋敷の新しい主人の妻・ハティも同時に行方不明。何が起こっているんだ!分からん!さらに1人が不慮の事故死。うー分からん!そして出てくる怪しい義兄に、亀のアロハシャツ!いつもあり得ない人が犯人なのだが、今回もクリスティーの術中に嵌まる。泥沼で藻掻く約400ページ。いかん、いかん⑤

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    2023年03月19日
  • ねじれた家

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    きっと犯人はソフィアだろうという偏見を抱きながら読んでいたので、真相が判明して大分呆然としてしまった。登場人物はどいつもこいつも癇に障るタイプではあったけれど、だからといって『ねじれた家』に住んでいたせいでねじれた人間になり、こんな惨事が起きたのだ、と考えるのはさすがに可哀想に思えて困った。そうやってひどい動揺を与えてくるところまで含めて、なかなか恐い話だったと思う。

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    2022年10月30日
  • ねじれた家

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    「アガサ・クリスティー読み直しキャンペーン」の第4弾です

    お久しぶりになってしまいました
    この後も「ディック・フランシス感謝祭」とか「江戸川乱歩ワールドツアー」とか「ヤマザキ春のパンまつり」とかいろいろ控えてるんですが
    読みたい本が次から次へと出てくるんでどうしても再読は後回しになりがちです
    でもやっぱり読み直して良かったなぁと思わせるクリスティーの名作中の名作『ねじれた家』です

    この作品はクリスティーの晩年の名作なんですが、クリスティーらしいどことなくユーモアのある軽快な会話の妙で物語が進みつつ、全く新しいミステリーの形になっていて、まだ新しいアイディアが出てくるのか!という驚き
    誰もが

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    2022年06月16日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

    A

    購入済み

    面白かった

    面白かった。
    いろいろな謎が最後に一気に解き明かされていくのが爽快です。
    推理しながら読むより、
    話の展開に身を任せるほうがおすすめです。

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    2022年04月16日
  • ねじれた家

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    ノンシリーズ物。すごく面白かった!!犯人に驚いたけど、読み返すと至る所に伏線が張られていた事に気がつく!!

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    2022年01月02日