田村隆一のレビュー一覧

  • 死者のあやまち

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    ネタバレ

    犯人はわからなかったけど、ハティが偽物だからド・スーザから逃げたってのは当てた!
    よく読めばいろいろヒントがあって、何度もページを戻りながら読みました。クリスティーはこういうことすごく、ありますね。

    0
    2021年12月10日
  • 詩人の旅 増補新版

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    ネタバレ

    ウイスキーを好む詩人の旅紀行。
    日本各地を旅する。そして、旅は詩人を文章家として成長させる。
    紀行作家には、内田百閒と吉田健一の二人の存在が脳裏にあった。
    三人とも、究極の味覚は辛口の日本酒。

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    2021年01月23日
  • ねじれた家

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    ねじれた家
    みょっとしたボタンの掛け違いでねじれていく家族の様子がうまく表現されていた。犯人の動機には背筋がぞくっと…

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    2020年03月13日
  • ねじれた家

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    失敗

    ネタバレのコメント読んでしまったから、犯人分かりながらだったので失敗しました。

    0
    2019年06月04日
  • 予告殺人

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    〈ミス・マープル〉シリーズの4番目の長編(1950年発表)。クリスティーの50冊目の著作。
    原題 “A Murder is Announced”


    ミス・マープルものは、海外ドラマで何作か見てるけど原作は全て未読。(ドラマを見た作品も結局のところ内容を覚えてない…[汗])

    この「予告殺人」は日本でドラマ化されると知って読み始めた作品。

    面白かった。

    真犯人と動機が、最後まで全く分からなかった。そして、登場人物の偽装(なりすまし)にも気づけず…。すっかりクリスティーに騙された。

    きっと各人のセリフをしっかり読み込んでいたら、色んな伏線に気づけたはず!

    事件の全貌を知った上で、最初から

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    2019年04月24日
  • 最後の悲劇

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    最後の最後で…

    ミステリー小説でこんなに衝撃を受けたのは初めてです。
    最後の数ページは、目が画面に貼り付き、涙も出そうでした。(電車内なので我慢しました笑)
    結末は一言で悲しいとは言えない、色々な感情が渦巻くようでした。
    まさに最後の悲劇というタイトルがふさわしいです。
    Xの悲劇から読み続けてこそ、意味のある1冊です。
    この本含め、このシリーズは一生忘れられないものになりそうです。

    0
    2018年06月09日
  • 魔術の殺人

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     相変わらずクリスティーは心理描写が上手すぎてそこらの小説よりも安心して読める。

     ストーリーを読み進める中で何処を軸に推理を進めれば良いのか迷ってしまった。一瞬だけあの方法を想像したもののあまりにも想像の域を出ない推理だったのですぐに放棄してしまったくらい。
     今回登場する容疑者は主に三つのタイプに分けられるように思う。善人、演者、精神異常者。だからこそ登場人物たち全てに対して表と裏があるように勘繰ってしまう。夢見がちな人間に見えたキャリイでさえも終盤には浅い人間ではないことが判るのだ。クリスティーは読者の抱いた印象を崩す事無く人間の意外な一面を描くことが非常に得意なように思える。
     また

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    2016年09月08日
  • あなたに似た人

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     15編の作品を収録した短編集。

     絶妙な語り口と独特のオチの数々。それだけに内容がちょっと分かりにくいものもあるものの、それすらもこの短編集の魅力として映るような気がします。

     最初の3編はいずれも傑作揃いなので、そこでハマれば他の独特のオチの短編も、「こういう作家性なんだなあ」と自然に受け入れられるのではないか、と思います。

     その最初の3編はワインの銘柄当ての賭けの様子を描いた「味」
    思いがけず夫を殺してしまった妻が証拠隠滅を図る「おとなしい兇器」
    ライターで連続10回火をつけることができれば高級車を手に入れられる、しかし失敗すれば指を一本失う、という賭けの顛末を描く「南から来た男

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    2015年11月04日
  • 死者のあやまち

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    してやられた、という感じ。
    相変わらず犯人が読めない。
    途中冗長な感は否めないが、最後の怒涛の展開は目を離せない。

    0
    2015年04月11日
  • あなたに似た人

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    ブラックユーモアの真骨頂。
    15篇ある短編の登場人物たちは中々の残酷さを持っているのだけれど、多分、誰もかれもがあなた(読者)に似ている。
    誰もが持っている残酷さを、ふくらまし粉でふくらませたのが、各主人公なんだろう。

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    2015年01月30日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    一番の面白さは、ポアロと一緒に謎解きに参加してる気になれるところだろう。他の作品では、ポアロだけが手掛かりをつかみ、読者はヘイスティングスと同様、訳の分からないまま放っておかれる。
    この話では、ポアロが一人ずつ訪ねていくのに同行してるような気分になる。ポアロがどこに疑問を感じたのかなど、ドキュメンタリーを見てるような臨場感が物語を引っ張っていく。もっとも肝心なところは明かさず、最後はいつもの関係者を集めた解決編になるのだけれど。

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    2013年05月10日
  • ねじれた家

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    ネタバレ

    2年間の海外赴任から帰国したチャールズ。恋人のソフィアとの再会。彼女の祖父アリスタイド・レオニデスの死。殺人事件として疑う家族。父親である警視総監ヘイワードの協力でレオニデス家にやってきたチャールズ。アリスタイドの若い後妻ブレンダ。ブレンダとの関係を疑われる家庭教師ローレンス。事件直前まかされていたレストラン・チェーンを破産させた長男ロジャー。消えた遺言状。チャールズに事件の秘密を語るソフィアの妹ジョセフィン。ジョセフィンが見たというブレンダとローレンスの恋文。事件の秘密を知ると公言するジョセフィン。何者かに襲われ重傷を負うジョセフィン。事件直後に荒されたジョセフィンの部屋と恋文。

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    2013年03月25日
  • 魔術の殺人

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    初めて呼んだクリスティーさんの作品がこれでした。
    ミス・マープルの可愛らしさからの推理が大好きでした。

    0
    2012年09月21日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    予告に基づいた殺人が本当に行われる。
    はじめは冗談だと思って読んでいた。
    本当に殺人が行われ、びっくりした。

    全部題材を伏線として提示しているのか、
    これから題材を提示するのか。

    どきどきしながら読み進みました。

    ps.
    イギリスの田舎町は、こんなに地元の人は集まってパーティをやるものだろうか。
    ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによいかもしれません。

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    2011年08月14日
  • リスタデール卿の謎

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    ネタバレ

    「車中の娘」「エドワード・ロビンソンは男なのだ」「事故」など、
    短編12とも、面白く読みました。

    「6ペンスのうた」は、やや悲しい物語ですが、
    人間の感情の機微に触れるものでした。

    アガサクリスティをたくさん呼んでくると、結末を類型化し、
    今回は、どの終わり方をするのだろうと想像しながら読み進みます。

    2-3候補をあげながら読むのですが、この短編集での結末で
    予想しなかったものがいくつもあります。

    だから、読むのが辞められない。

    「リスタデール卿の謎」は、半分読み進むまで分かりませんでした。
    3番目の候補で思いついた結末が当たりでした。

    0
    2011年08月14日
  • 死者のあやまち

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    ネタバレ

    ずばり、探偵小説作家が登場します。
    ひらいたトランプが初出とのこと。

    いろいろな方の小説に、小説家が登場します。
    赤毛のアンや、若草物語のように、小説家になる少女の物語のように、
    自叙伝とはいえないまでも自分の性格と物語の登場人物の性格が交錯するような話もあるような気がします。

    残念ながら、アガサクリスティの性格を知らないので、登場人物の性格がアガサクリスティの性格とどのように交錯しているのかがわかっていません。

    自叙伝風、伝記風の書籍を読んでから、また読み直すと、味わいが深いかもしれないと思っています。

    この話を受けて、再度登場するのが、「ハロウィーン・パーティ」です。

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    2011年08月14日
  • シタフォードの秘密

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    ネタバレ

    降霊会って、こっくりさんみたいなものなんだろうか。
    イギリスでも同じようなものがあるのは初めて知りました。

    表紙の雪景色がすごく綺麗で、冬に持って歩くのにはもってこい。
    雪の足跡を、もう少しうまく使って欲しかったような気もする。

    解説を書かれている「飛鳥部勝則」さんの本は一度も読んだことがないので、ぜひ一度読んでみようと思いました。

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    2011年08月14日
  • 魔術の殺人

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    ネタバレ

    ミス マープルものだと知らずにテレビで見て、それから数年たってから小説を読んだ作品です。

    本を読むときには、結果を知っていたので、映画と文学の違いを楽しみながら読みました。
    結論がわかっていても、そこまでの筋を文学としてはどのように記述するのかということを楽しみました。
    細かいところはもう忘れていたので、あ、そうだったんだと思いながら、読みました。
    事前に見ていても、登場人物が覚えきれずに、何度も表紙の裏の登場人物一覧をみながら読み進みました。

    ps.
    ミス マープルものの種明かしは、最後の最後が多いので、もう少し最後は書き込んでほしいものもあります。
    英語の表題の鏡を生かし

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    2011年08月04日
  • あなたに似た人

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    ネタバレ

    ダールの作品で、マチルダを読んで時に、すごく面白いと思った反面、
    少し危うさも感じた。この本を子供に読ませてよいのだろうかと。

    しかし、ダールの自伝を読んだときに、その心配は消えた。
    ダールの自伝を読んだとき、ジブリの紅の豚を思い出した。

    ダールの作品は、暗いところや、斜めに構えたところがあるが、
    人間の温かさや、奥の深さが共通していることに気がついた。

    大人向けの本も出しているというので手に取ったのがこの本である。
    ますます、ダールが好きになり、翻訳ものは、ほぼ全部読ませていただいた。

    時間があるときに、順に書評を書いていきたい。

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    2011年06月20日
  • 死者のあやまち

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    長編も短編も面白いというのは、本当にものすごいことなのだなとしみじみ…気持ちよく騙されました☆

    ヘイスティングスに次ぐ?レギュラーの、女流作家オリヴァ夫人の希望で彼女の滞在先へやってきたポワロ氏の困惑ぶりが、気の毒やら可笑しいやら。
    マーマレードにうんざりしつつ、仕方なくちょっぴりだけトーストに載せるシーンが何とも(笑)

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    2019年01月16日