田村隆一のレビュー一覧

  • リスタデール卿の謎

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    全体的になんかかわいい。
    そして、似たような話ながらたくさんのアイディアとキャラ造形の凄さに今更ながら凄いな〜と思う。
    久々に長編も読みたくなったな‼︎

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    2015年12月09日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    1人の夫人の殺人。犯人は捕まっているがどうやら彼は真犯人ではなさそう。どうやら過去の犯罪に絡むようだ、ってことで、小さな村でポワロ推理。

    犯人候補はたくさんいたけど最後はまさか!の展開。街からスパイとして乗り込んだお嬢さんが犯人かと思ってましたが、見事に裏切られました。

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    2015年07月06日
  • 予告殺人

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    ミス・マープルシリーズの4作目

    【あらすじ】
     イギリスの地方新聞の広告欄に、犯行日時と場所が明記された殺人予告が掲載された。近隣の人々は、殺人を模したパーティの告知だと思ってその場所と訪れるが、予告された時間に実際に殺人事件が発生してしまう。

    【感想】
     最初は登場人物の特徴や背景説明が少ないままで殺人が発生するため、とっつきにくさがある。ただし、読み進めると、人々が抱える秘密やルーツが見えてくる為、面白くなっていった。マープルさんは中盤から登場し、色々と示唆をくれる。
     ある種のパターンにはまったプロットの為、ミステリー小説をよく読んでいる人は真犯人を特定しやすいと思われる。私は真犯人

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    2015年06月04日
  • 魔術の殺人

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    マープル第五作。
    事件発生までの人物描写と、
    それを元にした推理、解決の流れが
    これまで読んだマープルの中で一番良かった。
    彼女が魔女みたいな気もしてくる。

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    2015年05月14日
  • あなたに似た人

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    大人向けダールはブラックユーモアが効いている。本作はあなたの近くにもこんな人がいるかもしれない…人々が登場する短編集。最後の切れ味が抜群。オチがわかってゾッとするようなものも。ただ作品の出来不出来の差は少しあるかも知れない。私の読みが甘いのかオチがイマイチ良く分からないものも。一番良かったのは「南から来た男」。素晴らしい。2012/529

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    2015年07月23日
  • 予告殺人

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    マープル第四作"A Murder is Announced"。
    ローカル誌に掲載された殺人予告。
    そしてその予告通りに事件が起きてしまう。

    最後まで騙された。
    途中なんとなく読み過ごしていたけれども、
    読み返すと確かに疑わしいのだ。
    後から読んでちゃんと納得できるのは良い。

    そしてドラ、ミッチー、バンチといい、
    個性的な女性脇役が良い味を出している。

    ただ少し話が長いとは思う。

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    2014年09月29日
  • 死者のあやまち

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    終盤まで犯人が全く分からず。
    この残り少ないページ数で
    どうやって解決に至るのだろうかと思った。

    犯人は結構唐突だった気もするが、
    読み返すとああそういうことかと。
    何だかんだで読む手を止めない作者。

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    2014年09月03日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    やはりクリスティーはミステリーの女王だった、としみじみ感じました。
    ドタバタ?風に始まって連続殺人も起き展開の素晴らしさ。
    一気読みでした。

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    2014年07月22日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    右手に注目を集めさせて、左手でトリックをしているマジシャンのような手法で、最後まで犯人が予想できない。さすが巨匠です。

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    2014年04月05日
  • 予告殺人

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    奇抜なタイトル、犯人設定、得意の電気系統…クリスティらしさを感じる作品です。登場人物と台詞が非常に多い。クラドック警部の手がかりに導かれるくだりの運命的なところなど、こういうの有るかもと思います。違和感、引っかかりなどから謎がほつれていく…。そしてマープルはクリスティの分身なのかな、とも思えます。
    それにしてもクリスティは挑戦的な作品が多いですね。手品師は客に挑戦するな、と言われていますが。

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    2014年03月14日
  • 死者のあやまち

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    ポアロの友人で推理小説家・オリヴァが企画した、とある田舎屋敷で催された犯人探しゲーム。
    その中で被害者役の少女が本当に殺されてしまう。さらにその屋敷主の夫人が行方不明になってしまう。
    オリヴァからイヤな予感がするから未然に防いでほしいと依頼され、滞在していたポアロだったが、悲劇を止めることは叶わなかった。
    失意の中、ポアロは地道な捜査を開始する・・・。

    珍しく犯行を未然に防ごうとするところから始まる本作。
    しかし犯行は起こってしまい、そこから犯人を探し求める話が進んでいきます。

    前半から中盤にかけては少々ダレたところもありましたが、終盤に犯人が特定されてからの展開は流石クリスティーと唸って

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    2013年11月02日
  • 予告殺人

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    アガサ・クリスティーの長編で、登場探偵はマープル。

    ある朝、イギリス田舎ののどかな村、チッピング・クレグホーンでは、いつものように地方紙「ギャゼット」が配達されていた。いつものように新聞を読んだ村人は仰天した。広告欄に、殺人の予告が載せられていたのだ。予告通り、6時半に、指定された家に集まる村人たち。誰もが悪ふざけだと考えていたが、事件は本当に起こった。たまたま村に滞在していたミス・マープルが持ち前の好奇心から調査を開始する。

    伏線の巧みさと、村ののどかさが印象に残る作品。特にある伏線については、途中で何度も言及されているにもかかわらず完全に読み飛ばしてしまっていた。もっと気をつけて読むべ

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    2013年09月09日
  • オズワルド叔父さん

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    オズワルド叔父さんが如何にして大金持ちになったかを、オズワルド叔父さんの日記を通して語られる。ダール特有のブラックかつシニカルかつユーモアにあふれた作品。前半は痛快・爽快でかなり面白かったが後半は同じことの繰り返し描写が多く少し退屈した。しかし、最後のオチまで含めて非常に楽しめた作品。こんなにも面白いのに絶版という不幸。大人向けのダールも面白いのにな。2013/274

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    2015年07月23日
  • ねじれた家

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    ネタバレ

    軍人チャールズの恋人ソフィアの家族が殺された。しかも、身内で起こった殺人事件。チャールズの父が警察副総監だったため、首を突っ込むことになる。
    ジョセフィンは犯人を知ってるかのように、チャールズに話していた。注目されることを好み、自分をバカにしたり、強制する人を憎んだ。子供の動機で殺した。

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    2013年05月19日
  • 死者のあやまち

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    ポワロ作品

    【ストーリー】
    女流作家からの電話により、祭りの余興で推理ゲームが開かれることになった地方に赴いたポワロ。そこで、被害者役の少女がゲームの筋書き通りに殺され、祭りの主催者の夫人が失踪する。

    【感想】
    架空の事件が現実に起こってしまった、という一見ありがちな展開で始まる。しかし、いくつか謎が提示されるものの、事件の全体像はつかめず、読む方にとしてはモヤモヤさせられる。終盤になって、ポワロの推理力が発揮されるのだが、犯人は想定外の人物だった。読み直しても、犯人の手がかりは少ないので、会話の行間を読まないとわからないと思いました。

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    2013年05月05日
  • 予告殺人

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    甘美なる死と共に、様々な人間模様も味わえる濃厚な一冊でした。
    犯人は何となく分かったものの、ある伏線の意味に気づけなくて悔しい!ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、これから読む方はある人の発言に注意して読み進めて下さい。

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    2013年04月20日
  • 予告殺人

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    ミスマープルものを始めて読んだ。
    秀作。この人のミステリーはやはり面白いと思う。
    映画”情婦”とポアロシリーズ(デビットスーシェ)がもう最高。

    どんな人生でもその人次第で良くも悪くもなる、的な言葉がとても重い。

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    2012年11月08日
  • 魔術の殺人

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    事件自体はシンプルで犯人はすぐに分かってしまったけど、事件が起きるまで、ミスマープルが話の中心だったところは、ちょっと新鮮だった。学生時代の友人を助けにいく話なのだけど、この友人がちょっと不可思議な人。その謎が分かった時は、ちょっと感動した。

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    2012年11月04日
  • 予告殺人

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    ほんわかした雰囲気が良かった。何人も殺されるんだけど、凄惨な感じがまるでなく、マープルが楽しそうに事件を解決していた。クリスティもこんな感じのお婆さんだったんだろうなと思った。
    午後に生まれたからピップとエンマというのは意味が分からなくて調べたらP.M.をもじった言葉遊びらしい

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    2012年09月29日
  • 予告殺人

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    ミス・マープルものの魅力全部載せな作品。
    人間関係が複雑に絡み合っていて、綺麗な一本の糸に戻ったときには、最初見えていたのとまったく違った光景が広がっているのです。

    みんなが気にも止めていなかった人物達の証言が、すべて真相をついていた、というのも絶妙でした。とかく女性の話は自分本位になりがちで、他人が聞くと不可解だったり誇張気味に聞こえたりするものですし。

    人間の悲しさ、その描写はとても女性的であると思います。
    あんまり書くとネタバレになってしまいそうですが、ミス・ブラックロックとミセス・ゲドラーは、陰と陽のように思えました。

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    2012年07月26日