田村隆一のレビュー一覧

  • あなたに似た人

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    短篇集。収録作品は、味、おとなしい兇器、南から来た男、兵隊、「わがいとしき妻よ、わが鳩よ」、海の中へ、韋駄天のフォックスリイ、皮膚、毒、お願い、首、音響捕獲機、告別、偉大なる自動文章製造機、クロウドの犬。

    短編の醍醐味はキレの良い展開。 この短篇集は、ミステリー要素はあまりないけど、話がどう展開してゆくかワクワクする。 予想外の結末にうならされたり、予想通りの顛末に納得したり。 特に好きな作品は、ワインをあてる賭けをする「味」、なんでもないような賭けが緊張感を募らせる「南から来た男」、時代を先取りし過ぎている「偉大なる自動文章製造機」。 賭けにまつわる題材が多い。 最後の「クロウドの犬」だけは長めの約100ページで、プロットの割に冗長に感じた。

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    2020年07月30日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    ミス・マープルもの。

    冒頭で、チッピング・クレグホーン村の人々のもとに、新聞が配達されるシーンから物語が始まります。
    各々読んでいる新聞が異なる中で、地元紙だけは全員読むという事を踏まえたような、“殺人予告”が地元紙の広告欄に掲載されるという、なかなかのシチュエーションです。
    とにかく登場人物が多く、しかもそれぞれの状況や会話が逐一書いてあるので、どうしても話が長くなり、つい読む側も流し読みっぽくなってしまいそうになるのですが、ちょっと待った!その会話の中に伏線ありますから!というところがクリスティー。
    後で語られる真相部分で、何度ページを後戻りしたことか・・。
    で、今回のトラップはドラ・バンナーがブラックロックさんを呼ぶときの呼び名なのですが、私は誤植又は誤訳(すみません)又は、ネイティブ特有の呼び方だと思い込んでいました(私だけ?)。
    そして、キャラクターで強烈だったのは中欧からの難民でメイドのミッチー。クセが強すぎて面倒くさい娘!でも笑えます。

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    2020年05月28日
  • 死者のあやまち

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    中編のポアロとグリーンショアの阿房宮 の後、再読。
    骨子は中編と大差はないが、物語の流れや結論に行き着くまでの経緯は、本編の方が面白かった。

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    2019年09月09日
  • ねじれた家

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    映画化をきっかけに読んでみた。
    アガサ・クリスティーを読むのは、これで2作目。
    大富豪の老人が毒殺された。
    家族の誰にも動機があるようで。。。。
    いったい誰が殺したのか。
    何が目的で殺したのか。

    充分な証拠が得られるまま、捜査は深みに嵌まっていく。
    第二、第三、第四と、警察をあざ笑うかのように続いていく事件。

    私には事件の後半まで、犯人の目星がつかなかった。
    動機にも、結末にも、背筋が寒くなった。

    70年前の作品なんですよね~
    いまなお面白く感じるとは、あらためて凄い作家だったのだな~と思いました。
    他の作品も読んでみたいと思います。

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    2019年09月02日
  • ねじれた家

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    映画化されるとあって読んでみた。ねじれた家に住むねじれた家族という文言にとびついた。「マザーグース」は想像の宝庫か。

    遺産と遺言、相続、遺産の規模がちがうわね。ねじれた家の最大の犠牲者は犯人だったのかも。でも一家を支配していた老主人の死により一家は精神的に開放され自由な生活へと向かう。


    2019.5.15購入

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    2020年03月04日
  • 予告殺人

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    ミス・マープル物。ローカル新聞に「殺人お知らせ申し上げます」の広告。指定の日時に殺人が起きる!?クリスティらしい、なんとも魅力的な設定。この予告殺人の本当の意図は?真相まで二転三転する展開にすっかり騙された。

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    2018年04月01日
  • 死者のあやまち

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    ポワロシリーズ。ミステリー作家オリヴァー夫人のお願いで行った先での殺人事件。オリヴァー夫人のシナリオどおりお祭りが繰り広げられている間に、本当の殺人事件が起きる。複雑なストーリーである。ゆっくり時間をかけて読んだら★5だったかもしれない。

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    2017年10月23日
  • リスタデール卿の謎

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    全体的になんかかわいい。
    そして、似たような話ながらたくさんのアイディアとキャラ造形の凄さに今更ながら凄いな〜と思う。
    久々に長編も読みたくなったな‼︎

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    2015年12月09日
  • 予告殺人

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    ミス・マープルシリーズの4作目

    【あらすじ】
     イギリスの地方新聞の広告欄に、犯行日時と場所が明記された殺人予告が掲載された。近隣の人々は、殺人を模したパーティの告知だと思ってその場所と訪れるが、予告された時間に実際に殺人事件が発生してしまう。

    【感想】
     最初は登場人物の特徴や背景説明が少ないままで殺人が発生するため、とっつきにくさがある。ただし、読み進めると、人々が抱える秘密やルーツが見えてくる為、面白くなっていった。マープルさんは中盤から登場し、色々と示唆をくれる。
     ある種のパターンにはまったプロットの為、ミステリー小説をよく読んでいる人は真犯人を特定しやすいと思われる。私は真犯人とトリックは想定通りだったが、真犯人の正体までは至らなかった。

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    2015年06月04日
  • 魔術の殺人

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    マープル第五作。
    事件発生までの人物描写と、
    それを元にした推理、解決の流れが
    これまで読んだマープルの中で一番良かった。
    彼女が魔女みたいな気もしてくる。

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    2015年05月14日
  • 予告殺人

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    マープル第四作"A Murder is Announced"。
    ローカル誌に掲載された殺人予告。
    そしてその予告通りに事件が起きてしまう。

    最後まで騙された。
    途中なんとなく読み過ごしていたけれども、
    読み返すと確かに疑わしいのだ。
    後から読んでちゃんと納得できるのは良い。

    そしてドラ、ミッチー、バンチといい、
    個性的な女性脇役が良い味を出している。

    ただ少し話が長いとは思う。

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    2014年09月29日
  • 死者のあやまち

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    終盤まで犯人が全く分からず。
    この残り少ないページ数で
    どうやって解決に至るのだろうかと思った。

    犯人は結構唐突だった気もするが、
    読み返すとああそういうことかと。
    何だかんだで読む手を止めない作者。

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    2014年09月03日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    やはりクリスティーはミステリーの女王だった、としみじみ感じました。
    ドタバタ?風に始まって連続殺人も起き展開の素晴らしさ。
    一気読みでした。

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    2014年07月22日
  • 予告殺人

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    奇抜なタイトル、犯人設定、得意の電気系統…クリスティらしさを感じる作品です。登場人物と台詞が非常に多い。クラドック警部の手がかりに導かれるくだりの運命的なところなど、こういうの有るかもと思います。違和感、引っかかりなどから謎がほつれていく…。そしてマープルはクリスティの分身なのかな、とも思えます。
    それにしてもクリスティは挑戦的な作品が多いですね。手品師は客に挑戦するな、と言われていますが。

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    2014年03月14日
  • 死者のあやまち

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    ポアロの友人で推理小説家・オリヴァが企画した、とある田舎屋敷で催された犯人探しゲーム。
    その中で被害者役の少女が本当に殺されてしまう。さらにその屋敷主の夫人が行方不明になってしまう。
    オリヴァからイヤな予感がするから未然に防いでほしいと依頼され、滞在していたポアロだったが、悲劇を止めることは叶わなかった。
    失意の中、ポアロは地道な捜査を開始する・・・。

    珍しく犯行を未然に防ごうとするところから始まる本作。
    しかし犯行は起こってしまい、そこから犯人を探し求める話が進んでいきます。

    前半から中盤にかけては少々ダレたところもありましたが、終盤に犯人が特定されてからの展開は流石クリスティーと唸ってしまいました。
    実は物語の前半から、真相に近付くための布石はいくつも散りばめられていた、ということに気づかされると正直、言葉を失ってしまいます(^^ゞ

    面白み、という点では他の代表作に一歩譲ってしまうかな、とも思いますが、それでもアガサ・クリスティーの代表作の一つであることは間違いないと思いました。

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    2013年11月02日
  • 予告殺人

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    アガサ・クリスティーの長編で、登場探偵はマープル。

    ある朝、イギリス田舎ののどかな村、チッピング・クレグホーンでは、いつものように地方紙「ギャゼット」が配達されていた。いつものように新聞を読んだ村人は仰天した。広告欄に、殺人の予告が載せられていたのだ。予告通り、6時半に、指定された家に集まる村人たち。誰もが悪ふざけだと考えていたが、事件は本当に起こった。たまたま村に滞在していたミス・マープルが持ち前の好奇心から調査を開始する。

    伏線の巧みさと、村ののどかさが印象に残る作品。特にある伏線については、途中で何度も言及されているにもかかわらず完全に読み飛ばしてしまっていた。もっと気をつけて読むべきだった。

    クリスティ作品の例に漏れず、登場人物は脇役に至るまで個性的。中でも、被害妄想気味な移民メイドのミッチーがいい味を出している。雇いたくはないけど。

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    2013年09月09日
  • 死者のあやまち

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    ポワロ作品

    【ストーリー】
    女流作家からの電話により、祭りの余興で推理ゲームが開かれることになった地方に赴いたポワロ。そこで、被害者役の少女がゲームの筋書き通りに殺され、祭りの主催者の夫人が失踪する。

    【感想】
    架空の事件が現実に起こってしまった、という一見ありがちな展開で始まる。しかし、いくつか謎が提示されるものの、事件の全体像はつかめず、読む方にとしてはモヤモヤさせられる。終盤になって、ポワロの推理力が発揮されるのだが、犯人は想定外の人物だった。読み直しても、犯人の手がかりは少ないので、会話の行間を読まないとわからないと思いました。

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    2013年05月05日
  • 予告殺人

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    甘美なる死と共に、様々な人間模様も味わえる濃厚な一冊でした。
    犯人は何となく分かったものの、ある伏線の意味に気づけなくて悔しい!ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、これから読む方はある人の発言に注意して読み進めて下さい。

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    2013年04月20日
  • 予告殺人

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    ミスマープルものを始めて読んだ。
    秀作。この人のミステリーはやはり面白いと思う。
    映画”情婦”とポアロシリーズ(デビットスーシェ)がもう最高。

    どんな人生でもその人次第で良くも悪くもなる、的な言葉がとても重い。

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    2012年11月08日
  • 魔術の殺人

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    事件自体はシンプルで犯人はすぐに分かってしまったけど、事件が起きるまで、ミスマープルが話の中心だったところは、ちょっと新鮮だった。学生時代の友人を助けにいく話なのだけど、この友人がちょっと不可思議な人。その謎が分かった時は、ちょっと感動した。

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    2012年11月04日