田村隆一のレビュー一覧

  • 予告殺人
    ほんわかした雰囲気が良かった。何人も殺されるんだけど、凄惨な感じがまるでなく、マープルが楽しそうに事件を解決していた。クリスティもこんな感じのお婆さんだったんだろうなと思った。
    午後に生まれたからピップとエンマというのは意味が分からなくて調べたらP.M.をもじった言葉遊びらしい
  • 予告殺人
    ミス・マープルものの魅力全部載せな作品。
    人間関係が複雑に絡み合っていて、綺麗な一本の糸に戻ったときには、最初見えていたのとまったく違った光景が広がっているのです。

    みんなが気にも止めていなかった人物達の証言が、すべて真相をついていた、というのも絶妙でした。とかく女性の話は自分本位になりがちで、他...続きを読む
  • あなたに似た人
    ヒヤリとする

    人生を棒に振るほどアホなことをやってしまう人、そそのかす人達

    斧を選ばそうとする執事が怖すぎる


    あなたに似た人、っていうタイトルがまたユーモラスですな
  • 予告殺人
    伏線がいっぱいあって楽しかった。
    時間を空けてもう一度読んでみたい。

    ミッチーさんがギャーギャー騒いでて、
    うるさいなと思ったと同時になんか可愛いと思ってしまった。
  • あなたに似た人
    短編の名手ダールの短編集。
    凶器トリックでは例題になるほどあまりに有名な「おとなしい兇器」、奇妙な賭けを持ちかける男の話「南から来た男」等々、恐怖、ユーモア、幻想を描いた、これぞまさに「奇妙な味」の詰められた1冊。全15編収録のうち、何作かが賭博に絡めて描かれているが、「賭け」というのものは時折ここ...続きを読む
  • マギンティ夫人は死んだ
    久しぶりに読んだクリスティー。
    やっぱり面白かった、ポワロいいなぁ。

    登場人物が多くて読み分けしにくく、
    何度も「登場人物」頁を確認したが…
    それはいつもの事だったかもしれない。

    またしばらくクリスティー読むかも。
    まだまだ読んでない作品が色々あるんだ。
  • ねじれた家
    もうアガサ先生の作品は”悪”という観点でしか見きれなくなった。

    悪というのは純粋であるからこそ、犯人は子供というのはすごく単純かな。
  • あなたに似た人
    ―SOMEONE LIKE YOU―

    ぐいぐい読ませる表現が好きです。
    「まるで、とけたバターでうがいしているみたいに」潤いのある声とか。

    内容は、血なんて飛び散らないのに恐ろしい。
    人間の怖さですね。
    それに、書ききらないで、読み手にゆだねてしまうところが良い。
    これがより一層恐怖をリアルにす...続きを読む
  • シタフォードの秘密
    エミリー・トレファシスがいろんな手を使って「お願い」をするのがズルくて、でも可愛いから許されちゃう(笑)
    トリックとしては今でも通用するとは言えないけれど、それでも読めちゃうから、やっぱりアガサ・クリスティだなあ、と。
  • 予告殺人
    殺人予告を地域新聞に掲載するという意表をついた始まりから、事件、謎めいた住人たち。マープルの登場シーンも多く、楽しく読めます。
    犯人の意外性は(伏線が貼りまくられているので気付く人も多いはず)そんなにありませんし、この作品がクリスティーのベスト10にランクインする程のものかは個人的には疑問が残ります...続きを読む
  • 死者のあやまち
    ポアロもの。田舎の郷士の開いた祭りの最中、ゲームの被害者役の少女の死亡が発見される。同時に郷士の妻も行方不明。ポアロは祭りの開催メンバーと話をし、アリバイ崩しをする。オリヴァ夫人がいるので、全体に明るくひょうきんな印象。
  • 予告殺人
    大がかりな芝居がかったトリック。
    それにはちゃんと裏がある。解明される謎にワクワク。
    こういうの大好き。
    ドラマもよかった。BGMがえらいのどかで、その中で「えいっ」という感じで
    殺人未遂がおこったりしてなんか笑ってしまった。
  • シタフォードの秘密
    思ったよりもよかった。
    安心して読めるし、楽しい。
    エミリーがもうちょっと狡猾だったら面白いんだけど、それは時代かな…
  • ねじれた家
    解説(末國善巳)P380~381にかけて、明らかな間違い有り。
    ロジャーの妻クレメンシイは舞台女優。フィリップの妻マグダが科学者となっている。逆である。
    私が読んだのは、第2刷なので、間違いをそのままに重版している。
  • マギンティ夫人は死んだ
    マギンティ夫人が殺されたのはなぜか。
    犯人は逮捕されたのだが…
    ポワロは旧友スペンス警視の依頼を受けて、再調査を開始する。
  • リスタデール卿の謎
    今回は、有名人が1人もでてこない短編集です。
    でも、これ、おもしろかったです。

    ものすごく、軽い感じのミステリーというか、サスペンスな短編集でした。

    キャラクターが、わかりやすく立っているというのが特徴かな。短編だと、こういうすっきりしたお話が、読みやすくて好きです。
  • あなたに似た人
    ○2010/01/24 
    皮肉たまんねえ。告別とか。というか全体的に。
    読みにくい、伝わりにくい、分かりにくい、とぐだぐだ読みつつも後にに進むにつれて楽しくなってきて、最後の最後にニヤァ、と。こういうのはいいな…性格悪い人というか、こういう話がさらっと書けてしまう人になりたい(笑)
    でもやっぱり訳文...続きを読む
  • 死者のあやまち
    アリアドニ・オリヴァものと考えれば探偵はヒロインかな。
    田舎の屋敷で催された犯人捜しゲーム。
    作家のオリヴァがシナリオを書いたのだが、筋書に沿った事件が起きてしまい…?
    ポワロが乗り出します。
  • 死者のあやまち
    作家のオリヴァは犯人当てゲームのシナリオを書いた。しかし何か不吉な予感がして、ポアロを呼び寄せる。
    はたして、本当に死体役の少女が殺されてしまった・・・


    とてもクリスティーらしい話。
    アリアドニ・オリヴァ夫人もいつも通りエキセントリック、嬉しいです

    あまりポアロが活躍していない(というのは語弊...続きを読む
  • 予告殺人
    「書斎の死体」同様、読んだことがないと思っていたら、
    殺人事件のシーンで記憶がよみがえった。
    これも昔読んだことがあった。
    ただ覚えていたのは、殺人シーンとトリックだけ、だったのだが、、
    半分くらいで犯人もなんとなく思い出してしまった。

    それでも最後まで面白く読めたので、星4つ。