田村隆一のレビュー一覧
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1952年の作品。
ポアロシリーズ長編24巻目になります。
マギンティ夫人が死んだ、どんなふうに?
掃除婦として働く老婆、マギンティ夫人が殺された。容疑者はマギンティ夫人が部屋を貸していたジェームス・ベントリーという男で、確かな証拠もあり、裁判で死刑判決が下された。
しかし、この事件の担当刑事でベントリー逮捕にあたったスペンス警視は、ベントリーの無罪を確信しており、旧友のポアロに事件の再捜査を依頼する。
事件を捜査するうち、ポアロは20年ほど昔に起きた別の事件がこの殺人に関わっていることをつきとめる。その四つの事件には全て女性が関わっており、犯人は女性に違いないー。しかし、怪しいと思われた -
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オリヴァ夫人から電話で呼び出しを受けたポアロは、現地で夫人が考えた「犯人探しゲーム」の賞品を渡す係を仰せ使う。
現地入りしたポアロは夫人に何か事件が起きそうだと言われるが……。シリーズ27作目
クリスティらしい「田舎で起こる事件」×「胡散臭いキャラクター」
少しダラダラとした感じを受けたが、ラストはさすが。読み終わってから冒頭に戻ると、あるキャラとポアロとの会話にゾクゾクする。これぞクリスティ。
個人的には335ページからのオリヴァ夫人とポアロの会話がとても好き。→
この会話が読めただけでも、このお話を読んだ価値がある感じする(笑)
ヘイスティングズとの関係もだけど、オリヴァ夫人とポアロの -
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【ポアロ】
1956年クリスティー66歳の作品。
催し物の「殺人犯人探しゲーム」で、賑やかなパーティーは一転して悲劇へと変わってしまう…。
『ハロウィンパーティー』でも出てきた女性ミステリー作家のオリヴァ夫人は、どことなくクリスティーを思わせる。
今回の事件はポアロでさえも考え込んでいる。いつも自信満々のポアロがこんなにも悩んでるんだから、私にわかるはずがない。
徐々にポアロがパズルを1つずつはめていく。
次第にパズルが埋まり、全てがピタッとハマった時の気持ちよさと面白さが楽しめる。
大胆過ぎる伏線、ミスリード、キャラクター、想像できない結末。
全てがちょうど良いバランスで熟練の技を感 -
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ネタバレ崖下へ転落し瀕死の状態の男を偶然発見したボビイ。男が息を引き取る直前にボビイに告げた一言「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」が気になり、女友達フランキーと共に事件の真相を突き止める物語。
エヴァンズの正体にびっくりし、黒幕の正体にもこれまたびっくり。
表題にもなっているエヴァンズって誰?と、こちらはずっと気になっているのに肝心の2人がエヴァンズからどんどん離れていくので焦ってしまった。
怪しい人も次々に登場するし犯人説も二転三転。ラストに向かっての怒涛の展開に、もう一度最初から読み返してしまった。
主役の2人が若者だけあって、今までのクリスティーものと違い全体が軽快に進んだ。ポアロやミ -
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【ノンシリーズ】
もう何この面白そうなタイトル!
タイトルで1番気になっていたけど、冒険ものが苦手なのでなかなか読めずにいた。
ボビィは崖下に落下した溺死の男を発見した。男は「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?」と一言だけ残して息を引き取った…。
この謎を解くために若い男女が潜入捜査する。
潜入捜査で思い出すのは『パディントン発4時50分』の何でも完璧にこなすルーシー。
この作品のフランキーも勇敢でカッコいい女性という点でルーシーに似ている。
さらにフランキーは伯爵のご令嬢で、ベントレーを乗り回す怖い物知らずの魅力的なお嬢様キャラクター♪
このフランキーのおかげで楽しくて一気読みだった -
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クリスティの本を、文庫の新刊で読めるというのがいいですね!90年も前に書かれたとは思えない構成の緻密さ。この作品を発表した時の英国の読者たちの 驚く顔が見えるようです。
もちろん今の時代に読むと「ン?」という箇所もありますし、翻訳ものなので、英国の90年前の文化をよく知らない私たちにとっては分かりづらさ もあるのですが、それを差し引いても、このミステリーの二転三転する構成や、終盤にわかる真相は面白いです。予想外の人間が犯人であることも。
ポワロもミス・マープルも出てこないけど、フランキーという伯爵令嬢と、牧師の息子ボビイがバディとなって事件を追っていくスリリング さは見ものです。
ダイイ -
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【マープル】
マープルのイメージをつかむためにPrime Videoでドラマ版を観たら大大大正解だった!
Audibleで自分が想像していたマープル像は完全に間違っていた…
ドラマのマープルは、知的で上品で、優しくて、控えめで品格があって、頼りになるとっても可愛い素敵なおばあさんだった!
Audibleの声のイメージから、私は勝手に生意気で噂好きな少し下品なおばあさんを想像していて、完全に正反対のイメージを持ってしまっていた。
マープルの姿も知らなくて、小説も読んでいないのに、いきなりAudibleで聴いてしまったのがいけなかった…
なぜならAudibleのマープル役は男性がやっているか -
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オリヴァ夫人と言えば登場する度にポアロを煙に巻くような発言をしていつの間にか事件の渦中へと導いていく印象が有るのだけど、今回は何も起きていない状態から「腑に落ちないおかしな点がある」という理由だけでポアロを呼び出すのだからとんでもない話
けれど、結論として実際に殺人事件が起きて、ポアロにも容易に解けない難題へと変化していくのだから面白い
本作の事件は犯人探しゲームとして企画された謎解きで死体役と成った少女が本当に殺されていたタイプの事件
犯人探しゲームが本物の犯人探しへ、と言うと構図は判り易いように思えるが、現実的に考えてお祭りの最中に少女団のマーリンを殺そうなんて思う人間が居るのかと動機が -
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ネタバレ依頼を受けて、旧友の妹が住む邸宅に赴いたミス・マープル。その邸には旧友の妹キャリイとその夫だけでなく、キャリイの以前の夫の連れ子や養女の娘など様々な人たちが暮らしていた。それだけでなく、隣接する施設には精神病の子どもたちも暮らしている。
ある夜、妄想に囚われた青年エドガーがキャリイの夫ルイスを撃とうとする事件が起こる。ルイスは無事だったものの、その間に別の殺人が発生。
騒動の裏で起こる本物の殺人、警察が一人一人事情聴取をして動機から犯人を探っていくスタイル、見え隠れする遺産相続問題と命を狙われるキャリイ、散りばめられたヒント、と王道のクリスティ作品。
ミス・マープルの観察眼が遺憾無く発揮される -
Posted by ブクログ
ネタバレ雪の降りしきるスタフォード荘で何気なく行われた降霊会で、麓に住むトリヴェリアン大佐の死が予言される。馬鹿げていると思いながらも親友であるバーナビー少佐が様子を見に行くと、本当に大佐は惨殺されていた。
独身である大佐の遺産は妹と三人の甥・姪が相続するということで、ナラコット警部は彼らの身辺を捜査する。
ノンシリーズなのでお決まりの探偵がいない分、エミリーやエンダビー、ミス・パーシハウスなど抜け目ない登場人物が多い。最初はてっきりバーナビーが主人公かと思いきや、容疑者となったジェイムズのフィアンセであるエミリーと新聞記者の青年エンダビーのコンビが素人探偵として奮闘する。
犯人については予想はしてい