濱口桂一郎のレビュー一覧

  • 賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

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    賃金問題を深く考えたことは今までなかった
    定期昇給は 人件費を一定に保つため制定されたとは思わなかった

    現状のメンバーシップ型雇用を
    ジョブ型に変更することは並大抵の努力では
    なしえないと理解できた

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    2024年12月08日
  • 賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

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    前著『ジョブ型雇用社会とは何か』が秀逸だったので期待して読んだが、前著とは少し趣が違っていた。感想としては「今の自分には少し重い」という感じ。

    内容は、戦前から戦中・戦後を経るなかで、日本の賃金体系がどのように変遷してきたかということを、淡々と綴っている。政府・経営者・労働組合それぞれが、その時々でどのような方針を打ち出して来たのか、豊富な引用を元に解説している。

    全体的な流れとしては、戦前は職務に対して賃金が設定されていたのが、戦中の賃金統制を経て、戦後も職務ではなく所属給的な体系が温存される様が描かれる。ただ、著者の労働思想としては、欧米と同じく職務給(ジョブ型)の賃金体系を正しく導入

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    2024年08月25日
  • 若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす

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    日本の労働形態であるメンバーシップ型と欧米の労働形態であるジョブ型の違いと、それがなぜ違うのか、その違いにより起きている問題は何かについて理解できる本。
    特に勉強になった点は日本のメンバーシップ型が形成されてきた過程について、明治時代から現在にかけてどのような雇用形態をとってきた結果なのか、その歴史を理解することができること。また、今のメンバーシップ型からジョブ型に変わろうとしている日本、その社会的背景なども理解できる点で、今後の日本の雇用問題を考えるベースの知識は身につけられると思う。

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    2024年07月18日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    かねてから著者のブログはたまに読んでいたのだが、一冊の本にまとまっていると頭の整理になる

    日経新聞への恨み節など少しニヤリとしてしまうのだが、あまり長年にわたり主張が世間に曲解され続けており、ハマちゃん先生、チョッピリこじらせていないか気になるところ

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    2024年03月31日
  • 働く女子の運命

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    戦前、工場監督官の女性が一人。日本でただ一人。今の感覚なら、すごい話だなと思うが、製造業を見回すと、工場で職場長をしている女性は、今だって珍しい。あまり、変わっていない。

    この日本初の婦人工事監督官補、谷野せつ。日本女子大学卒。一等国から女の役人がいないと指摘された際に、谷野さんを一枚看板にして体裁を繕っていたのだという。体裁のための女性。これも、今と意識があまり変わらない。

    労働者の賃金は、生活するに十分なだけ、与えておけば良い。そこには妻と子供を養う分は含める。労働力は、使い捨て。成功した起業家のみが人間であるかのような価値観。今も変わらない。これを変えるには、起業するか、副業や転職に

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    2023年07月22日
  • 若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす

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    伝聞に頼ってゐる
     メンバーシップ型とジョブ型とに大別してみると、なるほど日本と海外ではかなり異ることがわかる。
     この本は日本のメンバーシップ型の矛盾点を中心に論じてゐる。読むとジョブ型のほうがまともだと思ってしまふが、ジョブ型にも若者雇用問題といふ弱点があり、著者はジョブ型正社員をいふ理念を提唱してゐる。新卒一括採用や人間力採用に由来する歪みが、刊行から10年経った2023年になっても感じられた。
     しかし伝聞だけの推測と思はれる部分もあり、そこは蓋然性が低い。また、この本は2013年の刊行だから、この10年で何か変ったことも多いのではないか。

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    2023年05月19日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    比較的最近よく聞くジョブ型雇用について、
    なんとなくしか知らなかったが、これまでの歴史も含めて理解することができた。

    これまでの日本の働き方に沿う形で発達したメンバーシップ型雇用も、働き方の多様性が生まれるにつれて見直される段階なのだと感じた。

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    2023年04月30日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    「ジョブ型雇用」みたいな関心で、著者の本を読み始めて、3冊目。

    内容的にはこれまで読んだものとの被りはあるものの、あらためて日本の労働の現状を理解できた。

    著者の他の本とも共通することだが、本のタイトルと内容が今ひとつフィットしない感じがある。

    未来にむけての提言部分よりも、現状の問題点の分析というほうに力が入っていると思う。

    著者は、空想的なビジョンではなく、現実に根ざした取り組みを主張しているようなので、それは仕方がないといえば、仕方がないのだが、なにかもう一つなにかがほしい気がしてしまう。

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    2022年10月03日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    マスコミはどんどんと新しい言葉を使った記事を量産してくる。しかしその言葉がそもそも何を意味しているかの定義が書き手によってばらついているのであれば議論はかみあわない。歴史的経緯の結果、ここでもガラパゴス化している日本の雇用社会がジョブ型をとりいれるにはあまたの課題がある。昨今の環境変化のスピードに旧来の日本社会のしくみの見直しが追いついていない。現状維持や過去へのあと戻りの考え方ではこの不合理は解消しない。

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    2022年10月01日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    日本を中心に、労働者の処遇や生活また社会の構造について、労働者、経営者、行政それぞれの視点に立って、これまでの日本の社会の出来事や議論を振り返っている。

    歴史をひもといて解説してもらう、と言う目的ならば良書。
    一方で提案、例えば折衷案や妥協は、こういったものの提案は少ない。
    どうすれば良いのかと言う議論はあまり尽くされていない。

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    2022年08月30日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    全然ワカンネーがほとんどだった。「日本の労働史」の本。
    じゃあどうすればいいのよ、と思うが、たぶん私が読みきれてないんだろうな。敗北!

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    2022年07月26日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    ジョブ型の誤解を正してくれた

    しかし、肝心のオチ(筆者の意見、主張、解決案、結論)が書かれず、複雑なことになっています。とだけで尻切れトンボ。
    また、著者の頭の良さや博識は見てとれるが、書き振りも嫌味っぽいところが多分にある。知識としては面白いのだが、もう少しポジションを取って書いて欲しいと感じる

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    2022年07月11日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    いろいろと勉強になった。
    ジョブ型とメンバーシップ型は本来どちらが上というものではなく制度として違うものであるというだけであるが、近年はジョブ型礼賛の風潮があり、しかもそれがジョブ型の趣旨を正しく理解していない言説になっていることを問題視して著されたもの。
    ジョブ型とは採用時に職務内容を規定し、その職務を行う能力があるかどうかで採用し、ジョブをこなせているかどうかで雇用継続するか否かを判断するものであり、自動的な昇進や、先輩や上司による教育というようなものが存在しないものである。これに対してメンバーシップ型は、明確な職務の約束がなく、時間も勤務場所も会社側に白紙委任する雇用契約を締結するが、そ

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    2022年05月02日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    お父さんに薦められて読んだ本。
    後半は難しくて飛ばし読みしちゃった。
    ジョブ型とメンバーシップ型がよく理解出来た。

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    2022年03月31日
  • 働く女子の運命

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    去年読もうとして数ヶ月かけたけど、途中で挫折。女子がそもそも不利なことはよーく分かったが育休共働き世代への答えは出なかった。

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    2021年10月08日
  • 働く女子の運命

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    濱口氏の本としてはしゅこうを変えたタイトルだったが、内容は他の著書と同じくきっちりしている。1億総活躍の捉え方を少し変えた方が良いのかも。

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    2019年01月20日
  • 働く女子の運命

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    20171228
    1章読みづらすぎ問題。結局小難しい議論をこねくり回してこの辺やばいよねー、っていう指摘で終わってるので、あまり学びにはならなかったなぁ。というかこういう社会問題について背景知識が足りなすぎる問題。社会問題全般そうだけどもうちょっと年取ってそういうことを考える当事者にならない限り限界あるかな。

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    2018年07月21日
  • 働く女子の運命

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    今までの日本の女性の働き方からすれば、とてつもなく恵まれた状況だということが理解できた。
    日本の賃金はは生活給が基本。だから女性に高い賃金を払う必要はない。
    賃金格差の問題は、男性の中での問題であって、男女間についてはまともに検討されていない。。。
    過去何十年にも渡って築かれた、男性が無制限労働&女性が家庭を守るというのは何十年も消えることはないと悟った上でこれからの働き方を考えなければならないと思いしらされた。

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    2016年03月11日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    第三章賃金と社会保障のベストミックス、この章が良かった。やはり、労働政策×社会保障論を同時に論ずるのは鉄則。労働マーケットから離れてしまった人は一時的に社会保障で支え、労働法による環境整備でまたマーケットに戻れるような施策を にとても同意。 また学校と労働の乖離の問題点指摘の部分もとても納得できた。
    1つ残念なのは、非正規という言葉を使っていること。労働法界では非典型雇用労働者と使うのがスタンダード。

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    2012年09月03日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    世界に類を見ない日本型雇用システム。これら日本独特の労働社会問題をどのように解決させるか、諸制度や機能の歴史的背景、欧州との比較などを含めて詳細に説く。ワーキングプア、非正規労働者など近年の労働諸問題解決に繋がるヒントも多いが、具体的な手法や提案をさらに訊きたいところ。

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    2012年03月19日