濱口桂一郎のレビュー一覧

  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    正規労働者であることが要件の、現在の日本型雇用システム。
    その不合理と綻びはもはや覆うべくもない。
    正規、非正規の別をこえ、合意形成の礎をいかに築き直すか。
    問われているのは民主主義の本分だ。
    独自の労働政策論で注目される著者が、混迷する雇用論議に一石を投じる。

    [ 目次 ]
    序 章 問題の根源はどこにあるか―日本型雇用システムを考える
    第1章 働きすぎの正社員にワークライフバランスを
    第2章 非正規労働者の本当の問題は何か?
    第3章 賃金と社会保障のベストミックス―働くことが得になる社会へ
    第4章 職場からの産業民主主義の再構築

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年04月27日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    これは面白かったなー
    先輩に勧められて読んだ。
    やっぱり、ものを知ってる人はどれがいい本かも知っているようだ。



    日本の労働問題を、労働市場の観点からぶった切る本です。
    あ、別に過度に左とかいうことはないので。笑

    ずっと行政制度とか法律の問題として捉えてた問題を、違う観点から論じられてびっくりした。
    一つの観点に偏りすぎると、見えるはずのものも見逃してしまう。


    とりま、労働問題やるなら一回読むべき本かと思います。(´∀`)

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    2010年11月05日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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     「ルポ 雇用劣化不況」を読んで、労働問題についてもうちょっと考えてみようと思って読んだ本。こっちの本は労働問題について基本的には制度(法律)を切り口にしている。
     一言でいえば、ボリューム満点。そして、労働関係の書物に慣れてなかったり、労働法jについての知識がなければ完全に理解することはできない。そんなわけで、大体の内容しかわからなかった。以下、一部分のまとめ
     日本型雇用システムをメンバーシップ契約(職務のない雇用契約)という点から説明しているのは興味深い。そして、この観点から、正規・非正規雇用者の間に均等待遇を論じ得るような共通の物差しがあり得るかどうかを問題とする。
     他にも、現実に適合しない制度であったり、社会保障、ワークライブバランス、現行の労働組合に非正規社員も加入できるよう主張するなどとにかくボリューム満点。
     読むなら気合入れて読まないといけないけど、それなりのものは得られるだろう。

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    2010年01月07日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    日本ではじめてジョブ型を提唱した著者が、世間におけるジョブ型の捉え方の誤解を指摘する。
    メッセージは「誤った”ジョブ型”で満足している会社も多い。そもそも法律や考え方において、ジョブ型に相反することが多く、簡単には成しえない」とまとめられる。
    かなり細かいところまで切り込むので、適度に読み飛ばした方がいい。

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    2026年10月11日
  • 管理職の戦後史 栄光と受難の80年

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    書名の通りで、過去の情報が多く記録文書のよう。内容もマニアックで濃い。新書だけど労働法の専門書のよう(読んだことはないけど)。裁量労働制の緩和拡大とかトピックスだけど、欧米ジョブ型雇用じゃない会社は、こりゃ確かにブラックへの誘惑って感じか。

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    2026年06月18日
  • 働き方改革の世界史

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    働き方改革の世界史というタイトルだが、取り上げているのは労働組合の争議や労働組合の思想について。また、欧米と日本のみ取り上げているので、世界史と言うほど、様々な国を取り上げていない。
    ただ、労働者の権利をどのように守ろうとしたのか、会社と政治をどこまで関与し、労使関係を見つめていたか。
    そこから、労働が本来は私たちが生きがいを感じるものや、生活を支える崇高なもの。それをどのように守ってきたのかを歴史を通して解いているのは、労働について改めて考えるいい機会になる。

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    2026年03月13日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    ネタバレ

    ジョブ型とメンバーシップ型という雇用の仕組みを比較しながら、日本の雇用システムの問題を丁寧に解き明かしている一冊。

    特に印象的だったのは、メンバーシップ型の雇用契約を「空白の石盤」とたとえた箇所。
    日本では職務が曖昧なまま採用され、企業が必要に応じて仕事内容を書き足していく——この構造が、評価基準の不透明さや年齢依存の人事慣行につながっていると指摘していた。

    また、大学教育と職業の接続が弱く、専門的スキルを育てにくい現状にも触れており、ジョブ型に移行するには企業だけでなく産官学の連携が不可欠だと感じた。
    一方で、外資系企業が日本でどのようにジョブディスクリプションを運用しているか、という視点がなかったのは少し残念。
    問題提起中心で終わっており、もう一歩踏み込んだ提案があればより良かったと思う。

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    2025年11月10日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    2025/03
    会社で導入されるジョブ型とはなんぞやを知りたく読んだ。
    日本のメンバーシップ型との対比でのジョブ型は理解できた。また、メンバーシップ型の成り立ちと社会制度との関係性が理解できたのは良かった。
    欧米での具体的なジョブ型の実例や、日本のジョブ型へ移行した企業の実例等がなく、求めていた事の半分くらいの理解にとどまった。
    もう1冊何か読んで理解を進めたい。
    日本のメンバーシップ型にどっぷり浸かっていている身としては、ジョブ型への移行は不安でしかないど、もっと下の世代は大変だな~と思わされた。

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    2025年03月18日
  • 賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

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     さて、上述の通り、安倍政権下で「同一労働同一賃金」という旗印の下で行われた働き方改革であるにもかかわらず、その同一労働同一賃金と称するガイドライン(「短時間・有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針」)においては、基本給については指針は職能給、業績給、勤続給、昇給制度の場合のみを採り上げ、同一労働同一賃金に最も
     ふさわしい職務給をあえて無視していました。そもそも、圧倒的多数を占めるはずの両者の賃金制度が全く異なるケースについては、本文には一切記述がなく、注に抽象的かつ曖昧な記述が数行盛り込まれているだけでした。
     おそらく、パートタイム・有期雇用労働法によって法的に義務づけられている均等・均衡処遇についていう限りは、現在の日本政府のスタンスはそういうことになるのでしょう。ところが、法的拘束力のない情報提供サービスの次元にまで視野を広げると、日本政府が意外にも欧米型の職務給制度、それを支える職務分析や職務評価といった手法を企業に対して推奨している姿が浮かび上がってきます。


     この間日本経済はバブル崩壊からの不況が続く中で、一九九五年には阪神・淡路大震災に加えて、急激な円高が進行して輸出産業が打撃を受け、さらに一九九七年には不良債権問題等から大手金融機関の破綻が相次ぐなど、深刻なデフレ状況に陥っていき、完全失業率もじわじわと上昇していきました。そうすると、労働組合側はなかなか大胆なベースアップ要求をしにくくなります。思い出していただきたいのですが、もともとベースアップという賃金の上げ方の基になった賃金ベースという概念は、戦時中の賃金統制令にせよ、終戦直後の公務員賃金や新価格体系にせよ、賃金をいかに抑えるかという問題意識から政府によって作り出された概念でした。それをいわば逆手にとって、賃金ベース打破=ベースアップを要求していったのが一九五〇年代初頭の労働組合であったわけです。それを可能にした背景としては、一九五○年から始まった朝鮮戦争による特需景気で企業の支払能力が高まったことがありました。企業がこれだけ儲かっているんだから、労働者にもその分け前をよこせというのは、要求として言いやすいものであったからです。しかし、これを逆に言うと、企業経営が困難な状況にある中で、(ジョブ型雇用社会において個々のジョブの価格引上げを要求するのとは異なり) 企業の人件費を引き上げることそれ自体を要求するというのは、かえって言いにくいものになってしまいます。一九九〇年代におけるベースアップの縮小と消滅の背後にあるのは、ベースアップという賃金の上げ方それ自体に潜むこの逆説であったのでしょう。


     このように、ほぼ三十年ぶりにベースアップ型の賃上げが復活したとはいえ、それで万歳というわけにはいきません。そもそも本書で見てきたように、ベースアップ概念の基になった賃金ベースとは賃金をあげないための概念でした。その賃金抑制のための概念を逆手にとって、賃金ベース打破=ベースアップを要求するというスタイルが四○年にわたって続いたのですが) その根っこには企業単位の支払能力という枠が厳然として存在します。戦後期の急進的で対立的な労働運動ならともかく、高度成長期以後の穏健で労使協調的な労働組合には、企業経営にとって無理なベースアップを要求することはそもそも困難なのです。第二次安倍政権、岸田政権と、過去一〇年の賃金引上げが官邸主導による官製春闘とならざるを得なかったのも、ベースアップという日本独特の賃上げ方式の本質に根ざすものであったというべきでしょう。


     この事態をいささか風刺的に表現してみるとするならば、「上げなくても上がるから上げないので上がらない賃金」ということになるのではないでしょうか。
    「上げなくても」:ベースアップという形で無理やりにでも賃金総額を引き上げるということ
    「上がるから」:定期昇給という形で毎年正社員一人ひとりの賃金は上がっていくものだから、
    「上げないので」:わざわざ苦労してベースアップして賃金を引き上げるということをしなくなってしまったので、
    「上がらない」:結果として日本人全体の賃金水準は全然上がらないままになってしまった、
     というわけです。
     逆に、日本以外の諸国がなぜこの三〇年間着実に賃金が上がってきたかといえば、無理やりにでも賃金を引き上げてきたからです。序章で述べたように、ジョブ型社会では賃金は職務にくっついています。人にくっついてはいません。従って、職務を変えない限り、原則として賃金は上がりません。日本のような定期昇給という仕組みはないのです。ほうっておいても賃金が上がる日本とは対照的に、ほうっておいたらいつまで経っても賃金は上がらないのがジョブ想社会です。そこで、職務に貼りつけられた値札をみんなで一斉に書き換える運動をせざるを得なくなるのです。それがジョブ型社会の団体交渉であり、その結果の改定価格表が労働協約ということになります。この事態をやはりいささか風刺的に表現してみると、「上げなければ上がらないから上げるので上がる賃金」ということになりましょう。
    「上げなければ」:団体交渉による値札の書き換えをしなければ、
    「上がらないから」:職務に貼りつけられた値札の額はいつまで経っても上がらないから、
    「上げるので」:みんなで団結して団体交渉をして無理やりにでも値札を書き換えるので、
    「上がる」:結果として一国全体の賃金水準が上がっていった、
    というわけです。
    「上げる」という他動詞と「上がる」という自動詞の間には暗くて深い川が流れているようです。

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    2025年02月08日
  • 賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

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    賃金の歴史について勉強。日本の年功序列や長期雇用は、明治以降の重工業発展に伴う熟練工の育成や転職抑止から形成された雇用文化だと知って納得。ベースアップの仕組みは朝鮮特需から産まれたりと、今では合理的ではない賃金の仕組みも当時は有効だったことが窺える。

    一方、現代の企業は生産性が重視される傾向にあるも、職能基準の給与体系はまだまだ普及していないのが現実。だが、世界の変化に追随するためには、日本の雇用もドラスティックに変えていく必要があると思う。

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    2025年01月01日
  • 働く女子の運命

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    日本の雇用問題とその背景を歴史から学ぶことができる。日本は欧米とは異なるメンバーシップ型の雇用であるという歴史は別の本で学んだが、女性が明治時代の繊維職の労働から戦時中の労働、戦後、、とどのような雇用形態を取ってきたのか、そこにある日本社会の都合による差別や制約も含めて知ることができ、勉強になった。
    また、建前上は制度ができても実運用が成り立たない慣習、女性はこうあるものだといったもの、それが女性自身もそういうものだという認識を持ってしまっていただろう、というのも難所であったと考える。欧米も含め、過去に偉大なことをしてきた女性から学ぶこともたくさんあるのではないかと振り返る。

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    2024年12月25日
  • 賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

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    賃金問題を深く考えたことは今までなかった
    定期昇給は 人件費を一定に保つため制定されたとは思わなかった

    現状のメンバーシップ型雇用を
    ジョブ型に変更することは並大抵の努力では
    なしえないと理解できた

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    2024年12月08日
  • 賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

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    前著『ジョブ型雇用社会とは何か』が秀逸だったので期待して読んだが、前著とは少し趣が違っていた。感想としては「今の自分には少し重い」という感じ。

    内容は、戦前から戦中・戦後を経るなかで、日本の賃金体系がどのように変遷してきたかということを、淡々と綴っている。政府・経営者・労働組合それぞれが、その時々でどのような方針を打ち出して来たのか、豊富な引用を元に解説している。

    全体的な流れとしては、戦前は職務に対して賃金が設定されていたのが、戦中の賃金統制を経て、戦後も職務ではなく所属給的な体系が温存される様が描かれる。ただ、著者の労働思想としては、欧米と同じく職務給(ジョブ型)の賃金体系を正しく導入すべきということなので、淡々とした解説の中に、たまに批判的な文言がちょこちょこ見られる。
    個人的にはこれが少し気持ち悪くて、解説なら解説だけ、主張があるなら解説書に変に自我を出さずに、それをメインに書けば良いのに、と思ってしまう。(ただし、著者の主張自体には同意する立場。)

    なお、知見の少ない分野なので、個人的には内容が理解しきれず、後半は目が滑ってしまった。(漢字率高すぎだって) 

    あとは、日本における現状維持の重力強すぎだと改めて認識するなど。今も所属給的な賃金体系が残ってるのって、戦時下の賃金統制を引きずってるのって、本当になんだかなあ。という感じ。

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    2024年08月25日
  • 働き方改革の世界史

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    労働・雇用の二大巨頭といえる濱口桂一郎氏と海老原嗣生氏の共著。
    といっても、本文の7割程度は労働思想の古典からの引用で占められている。
    内容は「働き方改革の世界史」ではなく、「労働組合世界史」「労働思想史」。売れそうなタイトルにしたのは出版社の意向だろうか。
    予備知識が必要で難解、議論レベルが高く、僕を含めた普通の人は、要旨だけつかむのがやっとで、一読では消化できないと思う。

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    2024年07月25日
  • 若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす

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    日本の労働形態であるメンバーシップ型と欧米の労働形態であるジョブ型の違いと、それがなぜ違うのか、その違いにより起きている問題は何かについて理解できる本。
    特に勉強になった点は日本のメンバーシップ型が形成されてきた過程について、明治時代から現在にかけてどのような雇用形態をとってきた結果なのか、その歴史を理解することができること。また、今のメンバーシップ型からジョブ型に変わろうとしている日本、その社会的背景なども理解できる点で、今後の日本の雇用問題を考えるベースの知識は身につけられると思う。

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    2024年07月18日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    かねてから著者のブログはたまに読んでいたのだが、一冊の本にまとまっていると頭の整理になる

    日経新聞への恨み節など少しニヤリとしてしまうのだが、あまり長年にわたり主張が世間に曲解され続けており、ハマちゃん先生、チョッピリこじらせていないか気になるところ

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    2024年03月31日
  • 働き方改革の世界史

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    タイトルは「働き方改革の世界史」だが内容は組合ばっかり。
    正しくは「産業革命以降の組合史」。
    日本特有の一企業内にある労働組合が左翼思想と親和性を持つ理由など書かれており興味深い。

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    2023年08月01日
  • 若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす

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    伝聞に頼ってゐる
     メンバーシップ型とジョブ型とに大別してみると、なるほど日本と海外ではかなり異ることがわかる。
     この本は日本のメンバーシップ型の矛盾点を中心に論じてゐる。読むとジョブ型のほうがまともだと思ってしまふが、ジョブ型にも若者雇用問題といふ弱点があり、著者はジョブ型正社員をいふ理念を提唱してゐる。新卒一括採用や人間力採用に由来する歪みが、刊行から10年経った2023年になっても感じられた。
     しかし伝聞だけの推測と思はれる部分もあり、そこは蓋然性が低い。また、この本は2013年の刊行だから、この10年で何か変ったことも多いのではないか。

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    2023年05月19日
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機

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    比較的最近よく聞くジョブ型雇用について、
    なんとなくしか知らなかったが、これまでの歴史も含めて理解することができた。

    これまでの日本の働き方に沿う形で発達したメンバーシップ型雇用も、働き方の多様性が生まれるにつれて見直される段階なのだと感じた。

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    2023年04月30日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    「ジョブ型雇用」みたいな関心で、著者の本を読み始めて、3冊目。

    内容的にはこれまで読んだものとの被りはあるものの、あらためて日本の労働の現状を理解できた。

    著者の他の本とも共通することだが、本のタイトルと内容が今ひとつフィットしない感じがある。

    未来にむけての提言部分よりも、現状の問題点の分析というほうに力が入っていると思う。

    著者は、空想的なビジョンではなく、現実に根ざした取り組みを主張しているようなので、それは仕方がないといえば、仕方がないのだが、なにかもう一つなにかがほしい気がしてしまう。

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    2022年10月03日