濱口桂一郎のレビュー一覧

  • 働き方改革の世界史

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    ジョブ型雇用や労働組合に関する課題がなぜ生じているか、を歴史的経緯を踏まえて知れる1冊。
    専門家チックな論説になりがちなテーマだが、平易に噛み砕いて説明してもらってる部分も多く、腑に落ちる内容も多いように感じた。

    【オススメできそうな方】
    ・組合に入ったばかりの会社員の方。
    ※「なぜ、どっちつかずの立場で立ち回らないといけないんだろう?」と感じている方。

    ・新しく人事制度を構築することになった人事担当者の方。
    ※「そもそもジョブ型とメンバーシップ型ってどういう経緯で差異が出たの?」と不思議に思う方。

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    2020年11月13日
  • 働く女子の運命

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    濱口氏の本としてはしゅこうを変えたタイトルだったが、内容は他の著書と同じくきっちりしている。1億総活躍の捉え方を少し変えた方が良いのかも。

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    2019年01月20日
  • 働く女子の運命

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    20171228
    1章読みづらすぎ問題。結局小難しい議論をこねくり回してこの辺やばいよねー、っていう指摘で終わってるので、あまり学びにはならなかったなぁ。というかこういう社会問題について背景知識が足りなすぎる問題。社会問題全般そうだけどもうちょっと年取ってそういうことを考える当事者にならない限り限界あるかな。

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    2018年07月21日
  • 働く女子の運命

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    今までの日本の女性の働き方からすれば、とてつもなく恵まれた状況だということが理解できた。
    日本の賃金はは生活給が基本。だから女性に高い賃金を払う必要はない。
    賃金格差の問題は、男性の中での問題であって、男女間についてはまともに検討されていない。。。
    過去何十年にも渡って築かれた、男性が無制限労働&女性が家庭を守るというのは何十年も消えることはないと悟った上でこれからの働き方を考えなければならないと思いしらされた。

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    2016年03月11日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    第三章賃金と社会保障のベストミックス、この章が良かった。やはり、労働政策×社会保障論を同時に論ずるのは鉄則。労働マーケットから離れてしまった人は一時的に社会保障で支え、労働法による環境整備でまたマーケットに戻れるような施策を にとても同意。 また学校と労働の乖離の問題点指摘の部分もとても納得できた。
    1つ残念なのは、非正規という言葉を使っていること。労働法界では非典型雇用労働者と使うのがスタンダード。

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    2012年09月03日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    世界に類を見ない日本型雇用システム。これら日本独特の労働社会問題をどのように解決させるか、諸制度や機能の歴史的背景、欧州との比較などを含めて詳細に説く。ワーキングプア、非正規労働者など近年の労働諸問題解決に繋がるヒントも多いが、具体的な手法や提案をさらに訊きたいところ。

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    2012年03月19日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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    日本の労働社会の、本当の問題点は何かということを論じ挙げ、そのうえでの解決策を提示といったスタイル。
    日本の現状については、良く分析されていると思う。ただその解決策として述べられているのが、非正規雇用者も含めた新しい労働組合結成らしいが、はたして本当だろうか。もっとダイナミックな方策が求められると感じる。
    官僚出身者らしい、手堅い慎重な策ばかり述べられている印象。細かい法律論も多く、そのあたりはよくわからなかった。

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    2010年07月02日
  • 新しい労働社会 雇用システムの再構築へ

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     ここ数年、労働を冠する親書が多く出ている。その意味で、新自由主義における経営者主体からの脱却が図られているのだろうか。

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    2018年11月30日