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Posted by ブクログ 2021年01月24日
◯労働分野の勉強はほとんどしていない自分にとっては、面白いように新しい知見を得られる一冊であった。
◯特に印象的だったのは、日本の若者の就職の実態と、労働法制がずれているという点が面白い。なんのための法令だか分からなくなる。これではブラック企業や過労がなくならないのもなんとなく頷ける。(この辺りは経...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月04日
2020年5月再読
最初に読んだのは、2014年頃だったと思う。
日本の労働問題について、これほど切れ味鋭く論じた本は、初めて読んだ。発行は2013年なので、発行から7年が経過しているが、分析は全く色褪せない。
日本の労働慣行と、欧米、特にアメリカの労働慣行の違いをきちんと整理したくて再読した。濱...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月03日
濱口さんのブログは民主党政権時から読んでいたが、著書は初めて。
職業教育や人材育成のあり方をずっと研究してきた者として、もっと早く読んでおけばよかった・・・
やっぱり戦後日本社会というのが極めて特殊な幸せな社会だったので、そこからの脱却・転換が難しくなっているということだと思う。
自分の住む社会につ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月08日
日本人は、所属先を失ったり、不当に扱われたりすると、
簡単に自信を喪失したり、最悪、自殺します。
所属と日本人を考える上で一番参考になるのが、
就職活動です。
ここでいう就職活動は、日本の大学生が3年時から、
行う新卒定期採用制への参加、通称就活を指します。
これがなぜ、一番参考になるかという、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月05日
こ難しい本って、なかなか一気読みできない質なのですが、興味ある内容かつ、分かりやすい文章だったので、一気に読みました。新卒一括採用が、気色悪いとおもいながらも、シューカツに身を委ねた自分ですが、メンバーシップ型とジョブ型雇用の論調を読んで、はっきりと今の時代に合わないと再認識しました。変わらないと日...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月22日
日本の雇用問題を歴史的な経緯の縦軸と諸国との比較の横軸で平易に解説した良書。現代の雇用問題を語るにはぜひ読んでおきたい。
かつての日本は学習と労働が切り離されていたが、「入社」のシステムが日本のパフォーマンスを支えていた。その「教育と労働の密接な無関係」が、部分的にせよ機能不全に陥入れば、それに代わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月15日
日本型と欧米型の雇用システムの比較が非常に分かりやすく論じられている。
日本型の「入社」を前提とした新卒一括採用は、欧米と比べて、若者の雇用を守るという社会的な必要性もあったのだろうが、競争が激化する中にあって、労働生産性といった観点で再考する時期が来ているのだと感じる。
「入社」や「人」に着目...続きを読む
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