賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛

999円 (税込)

4pt

3.4

なぜ日本の賃金は上がらないのか──。日本型制度の「決め方」「上げ方」「支え方」の仕組みを、歴史の変遷から丁寧に紐解いて分析し、徹底検証。近年の大きな政策課題となっている問題について、今後の議論のための基礎知識を詰め込んだ必携の書。

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賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本の賃金制度の変遷を整理したもの。その記述は簡便なものであるが、明治期や大正期の賃金制度から始まっており、通史的に知ることが出来る。

    ただ、自分の興味の対象は、主としてバブル崩壊期以降のもの、せいぜい広く考えても、第二次大戦後のもの。
    大戦後の流れを簡単に整理すると、①電産型生活給的賃金②経営側

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    日本で長年に渡り賃金が上がらない理由を明治から戦前、戦後の歴史と合わせて解説。
    定期昇給があっても日本の賃金が上がらない理由として、賃金総額ありきで制度を適用しているからとあります。定期昇給で年々賃金は個々で、賃金は増えていくが、高い賃金を得ていた高齢の労働者が定年などで抜け、新たに新卒などの賃金の

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

     さて、上述の通り、安倍政権下で「同一労働同一賃金」という旗印の下で行われた働き方改革であるにもかかわらず、その同一労働同一賃金と称するガイドライン(「短時間・有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針」)においては、基本給については指針は職能給、業績給、勤続給、昇給制度の

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    賃金の歴史について勉強。日本の年功序列や長期雇用は、明治以降の重工業発展に伴う熟練工の育成や転職抑止から形成された雇用文化だと知って納得。ベースアップの仕組みは朝鮮特需から産まれたりと、今では合理的ではない賃金の仕組みも当時は有効だったことが窺える。

    一方、現代の企業は生産性が重視される傾向にある

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    賃金問題を深く考えたことは今までなかった
    定期昇給は 人件費を一定に保つため制定されたとは思わなかった

    現状のメンバーシップ型雇用を
    ジョブ型に変更することは並大抵の努力では
    なしえないと理解できた

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    前著『ジョブ型雇用社会とは何か』が秀逸だったので期待して読んだが、前著とは少し趣が違っていた。感想としては「今の自分には少し重い」という感じ。

    内容は、戦前から戦中・戦後を経るなかで、日本の賃金体系がどのように変遷してきたかということを、淡々と綴っている。政府・経営者・労働組合それぞれが、その時々

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の賃金制度について、資料が多い内容ではあるが真面目に書かれた印象の本。

    ・日本以外の国では職務の内容が雇用契約に規定されている(職務給)が、日本の場合はこれが特定されていない。日本における雇用の本質は職務(job)でなく所属(membership)にある。戦後まもなくは子供の数などによって給与

    0
    2025年05月21日

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