原田ひ香のレビュー一覧

  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    『東京ロンダリング』のスピンオフ的な短編集。オムニバス形式で8話が収録されています。

    事故物件を浄化する“ロンダリング”に関わる人達を巡り、各話が少しずつリンクしている構成です。
    様々な事情を抱えたロンダリング関係者達に、巧妙に近づいてくる、一見爽やか若しくは明るいけどどこか胡散臭い男女や、暗示的にちょいちょい出てくる自己啓発本・・・。
    後半の数話では、一連の話の背後に見え隠れするものを、失踪者探しを生業とする「失踪.com」の仙道さんが追求していくというミステリちっくな要素も加わり、その不穏な雰囲気に引き込まるものがありました。
    そして前作の登場人物の、りさ子さん、「相場不動産」の社長さん、まあちゃんといった面々が出てきた時は、何だか再会したような嬉しさがありましたね。
    ただ、結局大手企業による“ロンダリング妨害疑惑”の真相はうやむやな感じで終わるのが若干モヤっとします。
    基本無気力なりさ子さんが、意外と戦う気満々な感じだっただけに、そこははっきり決着つけて欲しかったですね。
    あ、もしかして続くのかな・・・(希望)。

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    2022年10月09日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオ好きなので本書を手に取りました。
    原田さんはきっと深夜ラジオとNHKラジオドラマがとてもお好きなんだろうなあと分かりました笑
    ラジオで曜日感覚合わせる感じとか、番組表が頭の中に浮かんでくる感じとか、その辺の感覚に共感できて嬉しかったです。

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    2022年10月03日
  • はじまらないティータイム

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    原田ひ香さんのデビュー作。
    4人の女性が順番に語るスタイルです。

    離婚した弟を持つ姉。
    その2人の母親。
    再婚相手。
    元妻。
    の4人。

    この中では姉の存在感が1番薄いけれど
    だからこそその姉の気持ちで読み進められるのかもしれない。
    あとの3人は分かりやすい歪みがあるかなぁと。

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    2022年05月15日
  • はじまらないティータイム

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    ネタバレ

     それぞれ事情を抱えた4人の女性が出てきて、癖の強い面々に読んでいて苦しくなって挫折しそうになりましたが、最後まで読んでよかった!私はこの終わり方好きでした。ハラハラドキドキ、この後どうなっていくのか……自分なりの最後を想像するのが楽しいお話です。

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    2022年05月06日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    東京ロンダリングの続編というよりは、スピンオフ?ロンダリングする人達とそれを阻止するグループのせめぎあい。伏線回収していくパターンのやつや。

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    2022年04月01日
  • ランチ酒 おかわり日和

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     『ランチ酒』シリーズ2作目。夜勤を終えた帰り、ランチとともに軽く (?) 酒を楽しむアラサー女性を描く連作短編集。第1酒から第10酒までの10話からなる。

          * * * * *

     主人公は犬森祥子。
     バツイチで「見守り屋」という一風変わった職に就いています。
     仕事は夜勤中心でストレスが溜まる仕事だけに、仕事帰りにランチを兼ねてチョイ呑みするのが何よりの楽しみ。
     そんな祥子の昼呑みランチを中心にしたライフスケッチがおもしろかった。感じとしては『孤独のグルメ』を思い出す作品でした。

     朝や昼に気軽にとる食事。何を食べるかはその時々の気分次第。高級店での気取った料理でない ( 豊洲の寿司屋はありましたが ) ところが親近感が湧いてイイ。
     食べることが好きで健啖家でもあるほか食欲が仕事の成否とは切り離されているところなど、祥子と井ノ頭五郎には共通点も多い。 ( 違いは五郎が下戸であるところぐらい。 )
     だから読んでいて気持ちいい。

     主人公の祥子については、やや地味な設定ながら落ち着きや機転もあり、ランチ時に見せるはしゃぎようも魅力的で、これまた親近感があってよかった。
     また、ストーリーについては起伏に富んでおり、サスペンスや恋愛模様など読ませる展開にも作者らしさが出ていてgood!

     物足りなく感じたのは料理と酒類の描写でした。
     作品タイトルに掲げているのなら「ランチ酒」は見せ場の1つのはずです。ならば酒食ともに、もう少し食欲をそそる描写が欲しかった。特に小タイトルが「第~酒」なのだから、酒類へのウエイトは再考の余地があるように思えます。

     副題「おかわり日和」。展開に活かせているでしょうか?

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    2022年03月09日
  • 三千円の使いかた

    購入済み

    「その人」を表す三千円の使い方

    「貴方は3000円貰ったら何に使いますか?」この大金とまでは言えなくとも、それでも何かやりたいこと欲しいものであれば何かしら出来てしまう。そんな金額だからこそ、その人となりが現れてくることに妙に納得してしまった。
    就職、結婚、出産、定年。人生には様々な節目がある。そのいずれかを経験した人であれば、この作品に共感して頂けるかと思う。むしろどの節目を経験しているかによっては異なる印象を持つ作品で、いつ、誰が、何度読んでも「私もこんなことがあったなぁ」と共感できる作品。

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    2021年10月19日
  • はじまらないティータイム

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    ネタバレ

    ページ数も多くないしなぁとフランクな気持ちで読み始めたら、まぁなんという濃厚なお話でしょう。

    4人の女たちの人生のいろいろ。

    本当にとにかく里美が苦手でした。
    努力したって…えぇぇ…と思ってしまいました。
    私なら話も聞かないし家にもあげない笑

    そして、これは完全に私の偏見ですが、パッと見、真面目で落ち着いてそう!って人の方が、超イケメン!!って人より意外と不倫してる気がする。
    ※個人の感想です

    あと、終わり方がザワザワする感じで良いですね。妄想は膨らむばかりです。

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    2021年06月24日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    自殺や事故死などがあた賃貸アパートなどの部屋を事故物件という。そんな事故物件は、次に借りる人が嫌がる。そこで、あえてお金を払って誰かに住んでもらい、賃貸の実績を作ってから新たに貸し出す。そんあ事故物件に住む人をロンダリングと呼ぶ。そういう設定でこの小説は始まる。
    最初は、事故物件に関わるオムニバスと思わせるのだが、すべての話は伏線となっていて最後にうまくピースがはまる。
    自殺者や行方不明者などに関する仕事をしている男が最後に真相を突き止めるのだが、突然大学時代の友人で今は都庁の重要人物というのが登場し、これからが丸く収まるのは、ちょっとずるいかな?

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    2021年03月13日
  • アイビー・ハウス

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    面白かった!
    読みやすくはないけど、面白かった!
    ドラマにしたら、もっとテンポ良くわかりやすくなるかも。

    水餃子でブチ切れたシーンがよかった。
    そこで確実にみんなの価値観の違いが露呈した。

    価値観が変わる、当然のことだけど、
    完璧だと思っていたライフプランが狂う苦しさが身にしみた。
    人生を決めつけるのは早すぎたのかも。

    ちょいちょい買い物での金額や、
    食へのこだわりが、妙なリアリティをもって
    人物をより立体的に描いていた。

    最後、結局どうなっていくのかな、、、

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    2021年03月01日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    失踪者を探す仕事や事故物件に住むアルバイト ロンダリング。はじめて聞いた職業に興味が湧いたけど、ちょっと盛り上がりにかけたかなぁ。私的には。

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    2021年02月28日
  • アイビー・ハウス

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    うまくいっているようで、だんだんほつれが出てくる。ただ、それは誰もが気付いていないふりをしているだけで前から存在していたもの。
    人間関係においてよくあることだけれど、シェアハウスという形で2組の夫婦を通して描かれる様子は面白かった。

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    2020年08月26日
  • 母親ウエスタン

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    ネタバレ

    不遇の子どもがいると聞けば、どんな手を使おうともその父子家庭に入り込み、赤の他人の子どものために最善を尽くす女。そして自分の去り時だと思うと速やかに姿を消し、また次の家庭を探しては移る。

    父子の父親のほうからはもう不要だと思われていたとしても、子のほうにとっては実の母親同然の存在。大人になった今も彼女のことを忘れられない子どもたちが、彼女を追いかける。

    感情が読めないから彼女を理解しづらいけれど、母性とはこういうものなのでしょうか。不思議なタイトルに思い出すのは映画『シェーン』。「カムバック!」と言われたらそうしてもいいと思う。きっと、戻れる。

    「借して」という誤字のせいでかなりテンションが下がってもったいない気がしたのは否めません。(^^;

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    2020年06月25日
  • 彼女たちが眠る家

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    彼女たちが眠る家
    原田ひ香さん。

    いろんな伏線があって、
    あーあのときのー。と、
    前に戻り読み返す。
    おもしろかった。

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    2020年06月07日
  • 彼女たちが眠る家

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    2020.3.23
    どんだけ執念深いんだ?けど結果的に社会復帰出来るきっかけになってくれてよかった。
    リベンジポルノしたやつって死刑でいいわ

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    2020年03月23日
  • はじまらないティータイム

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    ネタバレ

    面白かったけど…なんて終わり方でしょう。
    でもなんか、自分も頑張ってるよねとちょっと心が軽くなった。

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    2020年09月26日
  • 彼女たちが眠る家

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    九州の離島に、ある共通の過去を抱える女性たちが共同生活を送るグループホーム。厳しい禁忌の下、静かに暮らす彼女たちの前に、奔放な母娘が入居したことにより起こる日常の崩壊。救済と希望の道を精緻に描く長編作。
    インターネットを中心とする社会となり、人は自分の存在の置場所に迷っている。便利な反面、本作のエピソードのように晒し者にされ、普通の社会生活が送れなくなる場合もある。結局はネットも人の一部分だ。自立を果たした『テントウムシ』の選択は間違ったものではないと思う。

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    2019年09月06日
  • アイビー・ハウス

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    ネタバレ

    2組の夫婦が二世帯住宅で暮らして5年が経ち、徐々にそれぞれの価値観のズレが生じていく。4人誰の立ち位置からも寄り添うことはできなかったけどやはりこのままずっと暮らしていくのは難しく、同居解消は致し方ないと思った。料理が得意の旦那さんは羨ましいけどこだわりが強く、大変そう。家が町田という設定に親近感湧くけど著者は町田出身なのだろうか?

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    2019年04月01日
  • はじまらないティータイム

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    全て女性目線で書かれているからか、勉強になった。
    ひどい手段でも、子供を授かれば周りからは喜ばれ、しあわせなことなのかな。
    妊娠出産ってしあわせの象徴みたいにされるけど、子供ができない人もたくさんいて、そういうことを知っているはずなのに無神経な発言をする人が多いのもまた事実…。

    人の家に入るのが好きっていうのも異常ではあるけど気持ちは少しわかる。
    外から家を見ていて、他人の家の生活とか、覗いてみたい気持ちになることはあって。
    子供の時に感じていた家庭の暖かさとか、帰った時のカレーとか、日曜日の洗濯物とか、そんなのがたまにふっと恋しくなるかんじ。

    旦那さんサイドの話も読んでみたいかも。

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    2019年02月21日
  • はじまらないティータイム

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    誰のことも好きになれない話なのに
    なぜかこころ惹かれちゃう不思議。

    努力する人に対して、
    悪い意味ですごいと思ったのは初めて。
    なんにしても本気でする努力ってすごいんだな。

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    2018年09月05日