VOFANのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
“大事なものをなくした経験があるのは。
何も、お前だけじゃねえんだぜ。
「そんな言葉で私を説得できるとでも?」
「説得する必要なんかねーだろ」
「さあ、どうかしら。私のことを、あまり理解のある女だとは思わないで欲しいわね」
「でも、戦場ヶ原。だったらお前、僕のどこに惚れたんだ?」
僕は戦場ヶ原に向かって、言う。
真っ直ぐに睨み返して。
「ここで動かない僕を、お前は好きだと誇れるのか」
「......やば。超格好いい」
ぼそっと。
小声で呟く戦場ヶ原。
いや、急に素に戻らないで。
こっちが照れる。
「私が男だったら恋してるわ......」
「女のままで恋しろよ!」
「してるけど」
「う。む」”
「かれんビー」
青春は、ほんものになるための戦いだ。
“「何言ってんだ。兄ちゃんがいつも言ってんじゃないか——偉そうに」
「へえ、僕が何と言った?」
「あたしと月火ちゃんのことだ。正しい、でも強くない——正義は必ず勝つんだから、負けちゃ駄目だって——」
あたし達のことを。
偽物だって。
「偉そうに、偉そうに、偉そうに!だからあたしは、負けないように——」
「ああ、そのことか」
僕は言って——火憐に近寄る。
いや、もう駄目だ。
まともに動けない。
火憐はこのまま行ってしまうだろう——止められない。そろそろ次のバスも来る。
「その通りだよ。お前は正しい。でも強くない」
「強いだろ、少なくとも兄ちゃんよりは」
「それはどうかな。お前は僕から見れば随分と弱い」
「そんなぼろぼろで何言ってんだ、兄ちゃん」
「力が強くっても意味なんかねーよ。本物に必要なのは——意志の強さだ」
たとえば、羽川の一番すげーとこは。
意志が強いってとこなんだぜ。
「貝木のことを許せないというその感情の、一体どこにお前の意志があると言うんだ。お前達はいつだって、他人のために動いている。誰かのために動いている。そこにお前達の意志はない」
「......違う。あたし達は、あたし達が正しいと思うことをしているんだ。みんなのことは、理由に過ぎない」
「笑わすな。理由を他人に求める奴が、正義であってたまるものか。他人に理由を押しつけて、それでどうやって責任を取るというんだ。お前達は正義でもなければ正義の味方でもない。正義の味方ごっこで戯れる——ただのガキだ」
偽物だ。
決して——本物にはなれない、偽物だ。” -
ネタバレ 無料版購入済み
確かにブームではあるかな?
絵は普通、超能力的なモノが出てくる漫画で
よく見るタッチ
ストーリーは今もブームが続いている対話型AI
空想の中ではなくなり現実感を持てるようになってきたからありきたりな展開じゃ読者をつかめなさそう・・・
-
購入済み
もう無理、しんどい
上巻は我慢して読みました。
でも中巻でギブアップ。
冴えない主人公が怪異に遭った色んな女の子を救う話ですが、ああしてこうしてこうなって、、みたいなドラマチックな起承転結があるわけではなく、内容は薄いです。
ではどうやって紙面を稼いでいるかと言うと、主人公と女の子の掛け合いなのですが、この掛け合いが薄ら寒いと言うか、読んでいてめちゃくちゃしんどい。
しかも、色んな女の子とそれぞれ掛け合いシーンがありますが、口調が違うだけで、クローンかってくらい同じ受け答えなんですよね。
この寒さはあまり経験したことないですね。
或いは小中学生くらいなら楽しめるかも知れませんが、大人が手を出してはいけない小説だったようです。 -
購入済み
落ち着いた作品
西尾先生に良くある、
強烈な個性の登場人物がいない珍しい作品。
本格ミステリーではなく、
少し風変わりな探偵と、少し間抜けな主人公とのやり取りが微笑えましくて、ついついページが進んでしまうような作品でした。