原研哉のレビュー一覧

  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    デザインは欲望。
    希望というよりも欲望。

    どりゃ
    私にとって、正解はない
    自分の主張や客観を語る。
    どりゃのきっかけをくれた本。

    正解がないんだから、出してみるしかない。
    どりゃ

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    2019年11月27日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

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    多数のジャンルの話をまとめてくださっているので、自分の好奇心の幅が広げる、とても良い機会となりました。
    特に資本主義のお話や、アートのお話。デザインではなくアートというジャンルが私にとってはとても新鮮でした。改めて、勉強したくなりました。

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    2019年03月22日
  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    今後の日本のあり方、可能性を示した一冊。デザインという手仕事よりな発想ではなく、俯瞰的に、日本をどうプロデュースしていくかという観点から述べられている。
    特に秀逸な前書きは日本という国の素晴らしさを再認識させてくれる。

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    2016年03月23日
  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    資源が不足しているからこそ、日本は「美意識」という資源を手にした…というところから話は始まる。シンプルという美、そしてシンプルを先駆けしていた足利義政、繊細で丁寧で緻密で簡潔な日本のデザインなど、日本の美意識という観点から我々を勇気付けてくれる一冊。
    様々な小話が盛り込まれているが、リノベーションに関する提案、世の中が丸と四角ばかりワケ、新素材を使った笑う車などまさに目からウロコの情報ばかりだ。

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    2015年12月11日
  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    デザインの視点から、日本の未来の可能性を考察する。洗練された考えと言葉の選び方で、心地よい緊張感と勇気をもらった。

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    2015年04月11日
  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    無印良品、愛知万博等を手がけたデザイナー、原研哉の本。

    デザインするということは装飾的に着飾ったり、ものをお洒落にするということではない。
    例えば「考え方」だってデザイン出来るし、するべきだ。
    デザインするということの本質、核心に迫りながら今後の世界、そしてその中での日本の立ち位置や振る舞い方を提案している。

    「デザイン」は日常の中に溢れている。
    お勧めの一冊。

    まえがきより引用。

    「中国、そしてインドの台頭はもはや前提として受け入れよう。アジアの時代なのだ。僕らは高度成長の頃より、いつしかGDPを誇りに思うようになっていたが、そろそろ、その呪縛から逃れる時が来たようだ。GDPは人口の

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    2014年02月20日
  • なぜデザインなのか。

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    ものを作る人、買う人、ゼッタイ読んでほしい。
    デザインってデザインとしか言いようがないけれど、デザインはすべてを含んでいるものと気づくきっかけのために。
    かっこいいもの=デザインという意味では決してありませんよ!

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    2013年07月25日
  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    日本の文化を踏まえ、日本人の強みを生かして、今後の世界における日本の立ち位置や進むべき道を説いた一冊。

    「デザイン」とは単なるファッションの創造のみならず、生活を作り上げていくもの。

    デザイナーの仕事とは建築も含め、色んな工業製品だけではなく、生活様式や社会生活まで「デザイン」すること。

    改めてスゴイと思いました。

    目から鱗です。



    また原氏の文章がとても秀逸で説得力を伴うものであったことも驚きました。

    物書きの人よりよっぽど綺麗な言葉を駆使し、時に熱を帯びた文章に感動を覚えます。



    ポイントポイントをノートに控えましたが、少し目の前が開けた感じがあります。

    これは繰り

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    2013年04月05日
  • なぜデザインなのか。

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    原研哉さんと阿部雅世さんの対談形式で綴られたデザイン論です。

    道具の始原が「棍棒」一つだけでなく「器」との二つであるという話から始まります。
    「もの」ではなく「こと」をデザインするのだという原さんの考えには大いに賛成です。
    「こと」をデザインするには、当然ですが、その「こと」の根本的なところから考えなければなりません。
    なにか新しい「こと」を始める時、その最初のところからデザイナーが関わるべきであるし、最初からデザイナーが関わった「こと」は成功している事例も多いです。

    デザインの根本について考えさせられる本です。

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    2012年01月22日
  • なぜデザインなのか。

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    対談方式なので読みやすいことと、最前線で活躍されているお二人の「デザイン」ということの捉え方、言葉の大切さ、身近な暮らしの中の発見など、納得させられることばかり。さらに、2人とも教育分野でも活躍されているので、実際のワークショップの内容や日本と西欧のデザイン教育の違いなどが面白かった。最後の章の「デザインは小学生から学びたい」というところは、まったくその通り!と声を大きくして言いたい。

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    2009年10月04日
  • なぜデザインなのか。

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    原 研哉さんと阿部 雅世さんの対談形式の討論。
    「なぜデザインなのか」ということを、
    それぞれが暮らしている視点で語っています。
    住むことに必要なこと、ミラノサローネが営利的になってきたわけ、
    デザインという言葉などなど、読めば考え方が広がる一冊。(木下)

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    2009年10月04日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

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    少し前の本ですが、学びある。

    動物の世界は必然性の世界であり、
    アルゴリズムが支配する世界であり、
    強いつながりの世界である。
    それは友達を作りたいなと思ったら自分と趣味の合う人たちを探してオフ会をやる世界です。

    人間が人間らしいと思っているものの多くは誤作動の結果起きている。
    だから人間らしい感情は根拠づけたり設計したりするものではない。
    人間のコミュニケーションには誤作動がすごく多くて、その誤作動こそが我々の自由や生きているという事実を支えている。
    だから、それをなるべく潰していくというのはまずいと思います。
    そうした誤作動をどうこれからの社会に組み込んでいくかという話になると思います

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    2024年06月30日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

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    11のエリアの第一人者との対談。非常に為になった。個人的な関心の重みもあり、中でも、東浩紀氏、石川善樹氏、水野和夫氏、平野啓一郎氏、山極寿一氏のパートは示唆に富んだ内容であると感じた。

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    2021年09月26日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

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    11人の識者へのインタビュー集。編者の好みなのか分野と言葉は違えど、思い描いている未来社会は似通っている人選のようにも思えます。気になる人物ばかりだったので問題ないですが。

    近代の強い個を持続できるほど人間は強くなく、場の関係性の上に柔らかい弱い個をなんとか保っているのが実情。そんな個人でも生きやすい社会制度へと変えていく時代に来たのかな。

    「欲望のエデュケーション」といった気づきのような新しい啓蒙の形で、これから価値観変更を優しく迫るお知らせが来るのだと思うw

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    2021年08月23日
  • ポスターを盗んでください+3

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    新聞で連載されていた文章と言うだけあって、小気味良いテンポで読める短編随筆集である。

    日々触れるものに対して、疑問を見出したり、その背景に想いを馳せたりする視点は、デザインをする上で必要不可欠である。

    普段からささやかな気付きがあるからこそ、細やかな配慮のある気の利いた作品を生み出すことができる。
    こういった地に足つけた視点は、何もデザインの仕事の中でしか養えない訳ではなく、普段から見るもの、触れるものから得られるはずだ。

    デザイン的視点を持って、その作者の気持ちになって、ものづくりとは何かをじっくり考える機会を日頃から大切にしたい。

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    2021年01月30日
  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    シンプルという概念がいつ生じたのか。シンプルとエンプティネスの違い。その部分が特に勉強になった。
    長い時間をかけて日本人が生み出し時に壊し受け継いできてくれた美意識や文化というかけがえのない、いくらシンガポールや他の国がお金をかけて買おうとしても決して買えないことを、この時代に生きる私たちも最大限に感じ受け継ぎ時に壊し新しく生み出して繋いでいきたい。お金では買えない生きるうえでの豊かさに気づいていきたいし伝えていきたいなぁ

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    2019年05月01日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

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    さすが『物欲なき世界』を書いた菅付さんのキュレーション。VUCA時代を生き抜くための最新かつ普遍的な思想をもつ各界のイノベーターたちの言葉はすごくしっくりくる。

    テーマ偏らず、幅広い教養の基礎を身につけることかでき、ここから深掘りしていくことが、これからの時代を賢く楽しく生き抜く近道だと思う。

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    2018年12月02日
  • なぜデザインなのか。

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    アーキテクトデザイナー阿部雅世氏とグラフィックデザイナー原研哉氏の東京とベルリンでの対談を纏めた書、デザインから生活文化、そしてコミュニケーションに至る欧州と日本の比較文化論になっているものの必ずしも脱亜入欧ではなく、少ないながらも日本文化の優位性なども触れておりとても興味深く読めた。脈拍や体温、血圧や発汗とインタラクティブな関係を持つ衣服、自動運転の車、そして所有からシェアの流れなどについて言及していたので驚いた。ちなみに2007年と9年前の発行、デザイナーの先進的感性は凄い!

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    2016年02月07日
  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来

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    日本を代表するデザイナーのひとりである原研哉による、岩波書店の月刊誌『図書』における「欲望のエデュケーション」という題名の連載(2009~2011年)をまとめたものである。
    著者は、連載の題名「欲望のエデュケーション」について、「製品や環境は、人々の欲望という「土壌」からの「収穫物」である。よい製品や環境を生み出すにはよく肥えた土壌、すなわち高い欲望の水準を実現しなくてはならない。デザインとは、そのような欲望の根底に影響をあたえるものである・・・よく考えられたデザインに触れることによって覚醒がおこり、欲望に変化が生まれ、結果として消費のかたちや資源利用のかたち、さらには暮らしのかたちが変わって

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    2016年01月11日
  • ポスターを盗んでください+3

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    美しく、小気味よい文章。こういう文章を読むと、気分もリズミカルになる。
    JRの切符の下地の話とか、香港でのデザイン審査の話とかも面白かったけれど、一番印象的なのは、ウイスキーの瓶のデザインの話。デザイナーとしての理想をいうために、製造プロセス上の人々からの反発とか消極性を乗り越えていく内容。

    また、ロスの高名なデザイナーとの調整に当たって、ビッグネームに変に気負って多くを"つめて"しまった結果の失敗、という話も示唆深い。
    「率直に本人に接するべきだった」「そしてもう少し気楽に、描いてもらいたい絵について語り合う時間を持てば良かった」と後悔。この「まず会う」という発想・視点

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    2014年12月08日