水野学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終えて…なんとも言えない温かさとリラックス感を得ている、私。水野さん、お会いしたことは無いけれど、きっと人たらし(もちろん良い意味です!)いつかお会いしてみたいなぁ。
水野学さんの名前を聞いて知らなくても、「くまモン」を知らない人はいないだろう。その「くまモン」のトータルディレクションを手掛けたのが、水野さん。その他、中川政七商店、久原本家「茅乃屋」、「THE」など。
自分の1番大事にしたいこと(未来にどうしていたいのか)を明確にし、そこから逆算して考えてみるのが「逆算時間術」。「段取りの教科書」も読んでみたい。
時間は有限。生まれた瞬間から少しずつ減っていく。だからこそ、逆算して考える。だからこそ、無駄にしたくない。時間の使い方は、そのまま生き方になっていく。どこに時間をかけるか。何を削るか。何を対象にするか。その選択を積み重ねていくことが、自分らしい生き方を作っていく。効率化は手段であって、目的ではない。大切なのは、その先に何があるか、である。
自分にとって気持ちの良い時間は、何か?どんな時間を、もっと増やしたいか?それを考えてみることが、自分らしい時間術への、最初の1歩になる。
「効率化によって生まれた時間を何に使うかを、自分で決める。」時間を生み出すことばかり考えるのではなく、最も大事なことを自分自身で決めること。
プロデューサーでもあるので、よくマルチタスクだと言われる。あらゆることをバンバンこなしていっている。でも、実はシングルタスクを次々と猛スピードでこなしているだけ。その瞬間、その瞬間の集中力がすごい。
「仕事にどのくらいの時間がかかるのかの見込みが極めて重要になる」
なので、
時計を目の前に置き、一つ一つの仕事の時間計っていく。同じような仕事を5回もやれば、大体わかってくる自分の作業に何分かかるのかをどんどん把握していくと、スケジュールを比較的正確に読み、組むことができる。
□「持ち帰って、次回持っていきます」はやらない。「その場で決める。」と決める。
□「なりたい自分」をはっきりさせる
□仕事とは「時間スポーツ」である。サッカーやバスケットなどの時間が来たら終わりになるスポーツが「時間スポーツ」。(対して、野球はスコアスポーツ。)仕事は前者で、締め切り時間が来たら完成。
□時間内で良いものを作ることを意識する。
□小さな締め切り(30分や1時間で区切る習慣」が先延ばし癖を直す。何事もコツコツ進める癖をつける。
□片付けるのは確かに大変だが、それ以上に大変なのは探すこと。片付けることよりも探すことの方が大変だし、時間を奪う。だから常に片付ける。
水野さんが「絶対いい人!」だと思う1節。「ゆっくりしたいのです。渋滞している道路で急ぐような人になりたくないのです。右のレーンに行ったり、左のレーンに行ったり。多分到着時間は5分も変わらないのに。意味があるとは思えない。僕は、あれが、人生で最もやってはいけないことだと思っています。(笑)」焦ったら負け。焦ったら、判断を間違うから。
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Posted by ブクログ
全体的に話し口調で構成されておりとても読みやすいコンテンツとなっている。
売ろうとするのでなく、売れるようにする。
市場やサービスの原点を徹底的に調べ、ひたすらにクライアントの願いを叶えることが事例とセットでダイジェストされている。
色々な失敗経験もされてきているのだと思うが、賞や名を売るとかではなくクライアントサイドの想いを形にすることに全振りした結果が成果や実績として世の中から評価されていることに繋がっており、大切な観点として気づきが多い内容であった。
センスはあるとかないではなく、磨けるもの、
多くの経験やインプットを通して知識として集積し、最適化させていくものとしてアップデートしていきたい。 -
Posted by ブクログ
アイデアの接着剤
著:水野 学
出版社:朝日新聞出版
どうやったら、いいアイデアをかたちにすることができるか
本書はそれを語るものです
いいアイデアを生み出すことはありません
これからも、アイデアを生むといったことは、おそらくないと思います
アイデアのかけらを、くっつける、つまり、アイデアの接着剤になることです
イノベーションという言葉は、まったくゼロから何かを生み出すということではなく、すでにある意外なもの同士を結びつけ、新しい何かを作り出す意味だといいます
けっこう辛口なところがよかったです。
気になったのは以下です。
・すばらしいアイデアも、伝わらなくては意味がありません。
人に伝える力、相手とかかわる力がなければ、どんな仕事もできません。
・人ときちんとかかわるには
①約束を守ること
②礼儀正しくあること
③自主性をもち、常に能動的であること
・徹底的に、人について考える、考えるとは、どういうこと
①疑うこと
②知ること
③伝えること
・お金については、ゼロか、100、そのどちらかだと思っています
・スムーズな仕事の秘訣は、客観性をもつこと
自画自賛して酔いしれるのは、主観性だけの世界
そんなちっぽけな自己満足は、仕事とはいえないしろものだ
・仕事とは、客観と主観の間をいったりきたりすること
・自分の世界を広げられないのはなぜ
①一歩踏み出す勇気がない
②めんどくさがる
③決めつけること
・プロは、スランプなどと言い訳しません。スランプとは、客観性を持ち合わせていない人にだけ起きる
・目的地がわからないまま、歩き出してはいけない
①目的を理解すること
②目的地にいる人を意識すること
③目的地にいる人を、さらに具体化すること
・目的地をきちんと定め、そこから逆算して、たどりつくためのわかりやすい地図を描く
①コンセプトととは、迷わず目的地にたどりつくための地図です
②そして、単純で分かりやすい地図がベストです
・すごい人はもっと上のレベルで仕事をしている
それは大義をもって仕事をしていること
目的なしに、大義だけあげていても成立しません
大義があれば、進むべき道がやがてわかってくる、大義とは、志のことです
・成功を一方向だけでなく、多方向から見てみる
・義務を果たすとは、自分がやるべきことに、きちんと向き合い、達成すること
・できるだけテーマの幅を広げ、より多くのアイデアのかけらを集めておく
ハッとしたら、なんでもかんでも貯めておく いわば、ひらめき貯金
・アイデアより、完成度を優先させる、これはプロとしての仕事をしていく上での、鉄則だと思います
・仕事と遊びのけじめをつけない、切羽つまって生み出したのは、「遊びと仕事を混ぜる」
・観察力を極めると、洞察力になる
・頭の中に何百個もの引き出しをもつ
・得意なことを失ったときが、成長のチャンス
・常に自分を更新し続けること
・継続することが、何より大切です
・価値観を変えてくれるのは、いつも、「人」
目次
Prologue アイデアの接着剤
第1章 人と人
接着剤その1-コミュニケーション
接着剤その2-客観性と主観性のザッピング
接着剤その3-「大義」をもって仕事をする
第2章 知識と知識
接着剤その4-「知識+知識」のイノベーション
接着剤その5-「洞察力」を研げば「切り口」が変わる
第3章 ヒットのつくり方
接着剤その6-インプットの質を高める
接着剤その7-時代の「シズル」を嗅ぎ分ける
Epilogue 価値観を変えてくれるのは、いつも「人」
ISBN:9784023308565
判型:4-6
ページ数:184ページ
定価:1400円(本体)
2010年10月30日第1刷発行 -
Posted by ブクログ
デザインと聞くと、関係ないとかデザイナーだけが関係することと考えがちだが、あながちそうではないと思わされた本。ビジネスとデザインの両軸で考えられる人がいると、強いということがよくわかった。
・「デザインを依頼する側はデザインがわからなくて、依頼される側もいろんなビジネスのことがわかっていない。そこにある大きな溝が売れないものが作られてしまう原因になっている。」
・機能デザインと装飾デザインの2つを混同していることが多い
・(1)センスとは、集積した知識をもとに最適化する能力
・センスを磨く3つの方法
①王道、定番を知ること
②流行を見つけること。
③共通点を見つけること
・(2)世の中をあっと驚かせてはいけない
差別化ばかりを考えてはいけない。
あっと驚かされたものは、大抵世の中に受け入れられない。
驚かせるような提案をしない
・(3)ブランドは細部に宿る
・らしさを大切にする
その企業なら企業の歴史を調べる
・正しいと思うことほど慎重に伝える
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Posted by ブクログ
ブランドとは、見え方のコントロール
センスとは、集積した知識をもとに最適化する能力
「受け手側」で考える
1. 王道、定番を知る
2. 流行を見つける
3. 共通点を見つける
「人がたくさん入っている店舗の共通点」
床の色は暗め
通路がやや狭め
商品がごちゃこちゃと置いてある
天井が低め、もしくは入り口の上側が高すぎない
世の中をあっと驚かせてはいけない
差別化に注意
「ブランド力がある企業の3条件」
1. トップのクリエイティブ感覚がすぐれている
2. 経営者の“右脳”としてクリエイティブディレクターを招き、経営判断をおこなっている
3. 経営の直下に“クリエイティブ特区”がある
ブランディングはあくまで手段
企業の活動は「目的」と「大義」からはじまる
経営とデザインの距離は近いほうがいい
「完成度」に時間をかける
いい人
企業を擬人化する
正しいと思うことほど、慎重に伝える
マークには大きく2種類ある
1. ロゴマーク(文字)
2. シンボルマーク(装飾された図や星や動物、文字以外のマーク)
ブランドは細部に宿る -
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企業や商品のらしさを徹底的に演出し人々にらしさを伝えること、それがブランディングデザイン。
「らしさ」の追求が「売れる」ブランドを作ること。
慶應義塾大学のブランディングデザインの講義をまとめ、編集した内容。
元々デザイン関連の学部ではない学生を対象としていることもあり、デザインを仕事にされてる方には当たり前とも思える内容ではあるものの、普段なんとなくフワッと理解していたデザインやブランディングのあるべき姿を、わかりやすく表現されている。
差別化のしにくいこの時代に、企業や商品を徹底的にその本質を表現する形で「らしさ」を押し出すブランディングをすることで「売る」ではなく「売れる」状態になる、ということを水野学さんが携われたプロジェクト事例から丁寧に伝えられている。
昨今ではデザイン思考としてユーザー側の視点に立った物事の進め方が広く知られているが、改めて勉強になる。
デザインとはアートやセンスではなく対象の情報を整理し理解し大多数の第三者がしっくりくる着地点を目指すこと、全てのデザインは説明が出来るものであること、改めて理解できた1冊だった。
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デザインの力を使ってブランドの力を引き出し、売るのではなく売れるように仕向けるのがブランディングデザイン
利益を追求していなかったとしても、自分たちの活動などをきちんと世の中に伝えなくてはならない
売れるを作るための方法
・発明する
・ブームを作る
・ブランドを作る
これまでは上2つだけでも売れた
ブランドとは、そのものがもつ個性や特徴、持ち味を表現しているもの
「ブランドとは"らしさ"である」
ブランドイメージは、小さな石を積み重ねていくようなもの。企業のアウトプットが企業のブランドをつくる。
ブランドを作ろうと思ったら、その企業や商品について「目に見え、耳に聞こえ、身体で感じる、すべてのもののデザインをきちんとする」必要がある
「ブランドとは、見え方のコントロールである」
要するに、世の中から見えるあらゆるものを、その企業にとって理想的な状態になるようコントロールする。それが「ブランドをつくる」ということ
デザインは
・機能デザイン 伝わりやすさ
・装飾デザイン 魅力的に見せる
に分かれる
クリエイティブコンサルタントという仕事の席は空いている
大事なのに社会で習わないもの
・センス
・段取り
「センスとは、集積した知識をもとに最適化する能力である」
つまり、センスは努力で身につけることができる
センスの磨き方
・王道定番を知ること
・流行を見つけること
・共通点を見つけること
コンセプトは、ものをつくるための地図
シンプルな方がいい
説明できないデザインはない
★言葉・ビジョンについても、わかりやすいもの、わかりにくいものの共通点をまとめる
「世の中をあっと驚かせてはいけない」
一瞬売れても継続しない
ブランド力がある企業の共通点とは?
・トップのクリエイティブ感覚が優れていること
・経営者の右脳としてクリエイティブディレクターを招き、経営判断を行なっていること
・経営の直下にクリエイティブ特区があること
ジョン・C・ジェイ氏
存命するナンバーワンクリエイティブディレクターだと思う
企業の目的と大義が大事
企業の活動のすべては、この2つから生まれている。そこを押さえておけばまず方向を間違えることはない。
目的は答えられる人はいても、大義を明確に答えられる人は多くない。ないわけではなく、言葉になっていないということが多い。
らしさは、自分の中にある
色々調べた上で、らしさを探るときは時間を決めてやる。例えば30分で30個。必ず時間と目安を決めてやる。
一番大切なのは、みんなが聞いて分かるものを見つけること。もっといえば、人の意識のわりと浅いところにあって、なんとなくは知ってるけどまたフォーカスされていないようなもの。
例 日曜日のらしさ
→朝寝坊、月曜の準備、サザエさん、、
深く考え込まずに、とにかくますばたくさん出してみる。時間をかけるべきは、アウトプットの完成度を上げるプロセス。