水野学のレビュー一覧
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基本的に下調べや練習をしたうえで本番に挑む、下準備&計画的人間な自分にとっては、すごく納得感のある内容だった。
自分の実力を把握して、足りない部分を補い、本番(本書でいうアウトプット)につなげるという行為に改めて自信持てた。
個人的にはセンスが歴史的に見てもいかに重要であるかを語るために、近代史に触れられていた部分が面白かった。
ただ、センスは重要である一方、実際にものが売れるための要因としてはささいな要素に過ぎない。全国的・世界的な規模のいわゆる大ヒットは、「売れるまで売る」という企業努力と企業忍耐に支えられている、という視点も現実味があった。
ただ2014年発行なので、IT感覚はちょっ -
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美術の授業で画家の歴史や作品を深堀り
(歴史でその人物について学ぶように、美術もそれと同等のことをするべきでは?)
構図や色の知識。
美術の授業ではそういった知識ではなく、とにかく手を動かす、作業するといたことしかしない。そこで「センスの良し悪し」を決めてしまうのはおかしい。
センスは数値化できるものではないからこそ、客観情報が大切。
客観情報を集める⁼センスを良くする大切な方法。
センスの最大の敵は思い込みであり、主観性。
好き、嫌いは主観を外し「どれが相応しいか」という客観性。
センスの良さと情報量の多さは比例する。
どれだけそのことについて考えたか。情報を得たか。(センスは先天的なもの -
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センスという言葉を抽象的なものと感じており、"センスが良い"という状態について納得のいく定義をするのもが出来なかった。
この本には「センスとは数値化できない事象のよしあしを判断し、最適に運用する力」とあった。そしてセンスというのは個人の内在的な特徴ではなく、後天的に取得可能な能力であることもわかった。
自分の選択に対して、明確な理由を付与する;この服が何となく似合いそうではなく、自分の体型や着ていくシチュエーションに対してどういった理由でマッチするのか、という具体まで考えることでより自分のセンスが測れるようになる。
そして、センスを後天的に取得するには知識の取得が必要で、自 -
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センス、欲しいなっていつも思っています。
洋服選び、インテリア選び、人に何かを説明する時、お料理する時、
ああ、センスないなぁってしょんぼりするから。
「センスがいい文書を書くには、言葉をたくさん知っていたほうが圧倒的に有利である。これは事実です。
文章というたとえを使いましたが、これは仕事や生きるということにおいても同様だと思います。知識があればあるだけ、その可能性を広げることができるのです。」
「センスの最大の敵は思い込みであり、主観性です。思い込みと主観による情報をいくら集めても、センスはよくならないのです。」
「思い込みを捨てて客観情報を集めることこそ、センスをよくする大切な方法で -
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・必ずしも「尖った企画=売れる企画」ではない。企画はアイデアではなく「精度」が重要。ちょっと面白いアイデアを緻密に改良すれば尖ったものにすることが出来る。
・「センスの良さ」とは、そのシーン、その時一緒にいる人、自分の個性等に合わせて良しあしを判断して最適化できること。良いもの、悪いもの、その一番真ん中を知ること。真ん中(普通)を知ることが出来れば何でも作れる。
・美しいという感情は未来でなく過去に根差す。技術とセンス、機能と装飾、未来と過去、この対を時代は行き来している。過去を知ることはセンスを磨くうえで重要。
・市場調査至上主義ではせいぜい100が101になるような改善しか生まれない。市場 -
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Before
仕事を進める上での体系化された段取りを学びたい.効率的な進め方,考え方を知りたい
Contents
・段取りしておかないと新しいことだらけ.やっつけ仕事になる
・何か依頼を受けた場合疑うことから始める
・プロジェクトの完成を見て,誰が,どう喜んで,何と言って,どんな表情しているかを映画のように想像する
・最後のイメージはビジュアルで想像しつつ,そこに行きつくまでは説明できるようにしておく
・会社や上司の命令だからと言って100%受け止めない.疑い,ネガティブな側面も想像する.目的を考える.完成後の先にどうなるかまで想像する
・先行して成功しているモデルケースを見習う
・ターゲッ -
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ネタバレデザインディレクターである筆者が、実体験から段取りの必要性およびその思考過程を解説する内容。
フローは次のとおり。
①「いつもの仕事」をルーティン化
②所要時間と締切、プレ締切を設定
③ゆとりをもって時間枠にはめ込む
特に参考になったのは、段取りを組むことで「空白の時間」を生むことが目的という考え方、段取り外の仕事はメモするなり人に振るなりして思考の外に置いておくという考え方の2点。
仕事の質を上げ、イレギュラー対応も可能になるという点において、私の仕事にも応用できると考えた。
私は筆者のようにクリエイティブな仕事はしていないので参考にできるか分からなかったが、段取りの目的、思考は汎用性 -
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時間は王様。時間ボックスにタスクを書き込み、管理する。そしてその内容に関して辛いか辛くないかは識別しない。
という点が響き、実行することができた。かなり自制心にも効き目があり、散漫だった部分が集中に変えられたから読んでよかった。水野学の本はどれもよみやすくわかりやすいてんがよい、反面飲みニケーション推奨なのはあんまりすきではないけど、意味としては理解できる。
capture1
1段取り
①目的地を決める
②目的地までの地図を描く
③目的地まで歩く
2ビジュアル共有
広げる/絞る の2段階
3プロジェクトの寿命
先行モデルケースを見つける
4ターゲットを厳密に
ターゲットが読んでる雑誌 なりき -
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段取りをする上での大事なポイントが書かれている。
段取りをするとはどういうことかを具体的に示してくれていると感じた。
自分が重要だと思った気づきをまとめる。
・段取りとはルーティン化すること
ルーティン化することで仕事のベースができ、仕事のアウトプットのレベルが上がる。
基本動作をしっかり固めることで、まずは一定のアウトプットレベルを確保することが大切だと思った。
・仕事を分解すると、次の3つ
①目的地を決める
②目的地までの地図を描く
③目的地まで歩く
・ゴールを決めるために完成形のイメージを決める
やはり何が完成なのかしっかり決める必要がある
・結果と目標を勘違いする傾向がある
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Posted by ブクログ
・話題作りのために広告は出すので、ブームをつくれないような広告はあまり意味がない。
・どの商品もあるレベル以上の機能やスペックを備えているので、どこの企業のものか問われるようになった。
・日本にはいいものを作れば売れるといった、ものづくり信仰が根強いけど、もうどれも優れていて差がない
・売れるにはブランド作りが大切な時代になった。ロレックスのように
・ブランドとは「らしさ」
・ブランドとは見え方のコントロール
・センスとは集積した知識をもとに最適化する能力
・使う人の立場で考えて問題を発見し解決していく
・コンセプトとはデザインを作るための地図
・はたらくのはお金のためでもあるけど、大事なのは -
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ネタバレ期限が絶対。その中で何ができるか。インプットをなるべく多くする。対象を深く、広く知る。常識が違うはずなので底を何とか洗い出す。仕事が入ったら期限を見る、すぐ動かないで段取りを変える方をまずやる。いつまでにやればいいか。上司はできない仕事を振ってくることもある。自分をよく見せようとしてできないと言えないことがないようにする。否定されることになれる。打ち上げ飲み会は相手を知るためのもの、仕事の話はしない、仲間になる。電話や上司の割り込みは仕事の一部なので邪魔者ではない。自分の中では一度に一つの仕事に集中する。一つの仕事に集中し他の仕事に移ってまた一つの仕事に集中するを切り替える。紙に書き出す。やる