水野学のレビュー一覧
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ネタバレ第6章の中川淳さんのメッセージを、読みたくて手に取った。
以下、引用。
デザイナーではない人間でも、デザインリテラシーは大事。デザインの良し悪しを評価するのではなく、「このデザインはこう見えるが合っていますか」と問いかける役割。
デザインとは、この商品がどんな風にみられたいか、どう見えてほしいかという意図を実現するための手段。
そのリテラシーとは、①デザインの役割を正しく理解すること、②意図を持つこと、③たくさんのデザインを見て考えること、で磨くことができる。
以上。とくに、胸に刺さった言葉を最後に記す。
「自分の見え方すらもコントロールできていない人間が、もっと大きなものをコントロ -
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物があふれている現代では
単純に必要な機能が備わっているものを作っても
売れなくなりました。
本当に欲しいと思ってもらえる
定番のような商品作りが必要です。
たとえば、清涼飲料水の定番と言えば
コカ・コーラのような。。。
本日ご紹介する本は、
定番商品を新たに作り出すために
必要な考え方を紹介した1冊。
ポイントは
「技術スペック以外のもの」
定番というのは「○○といえばこれ」と言えるもの。
そして、定番とは言い換えれば「長い流行」。
長い流行をつくるための3要素は
①イノベーション
②ありそうでなかったもの
③許容値が高いこと
イノベーションは技術革新だけではなく、
いまま -
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20160416
くまモンのデザイナーで知られるグッドデザインカンパニーの水野学さんの本。
くまモンを創る過程は大変面白く読めた。初代ゆるキャラとも言える大人気キャラクターくまモン登場以降、どの県でも第2のくまモンを狙ってゆるきを作っているが、結局非公認のフナッシーぐらいしか現れていない。
目的、設定がしっかりしていないとなかなか認められ無いのだろう。
また、デザインに関して、商品について何っぽいか。考えることが、商品の本質を見極めるヒントになるという事も大変参考になった。
最後に結構なページ量を使っている生物学者との対談は全く面白く無く、最後まで読むに耐えられなかった。無理にデザイ -
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コミュニケーション
客観性と主観性 左脳と右脳 理論と感覚
大義
知識+知識
「洞察力」を研けば「切り口」が変わる
インプットの質を高める
時代の「シズル」を嗅ぎわける
ピシーッとくっつく接着剤になるか、カチカチに固まった使いようもない接着剤になるかやっぱりその境目は才能にあるような気がする。
遊びを仕事に仕事を遊びにうまく利用している人がすべてがすべてアイデア持ちとは限らず、またその逆も然り、うまく仕事をこなせてこそ、この人の様に人に発表できる。結果がすべての世の中だから恐ろしい。そして周辺の人に愛されることも大切だ。
天才の領域、人は自らの幼児期の記 -
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グッドデザインカンパニー水野さんのアイデア本。
水野さんってこんな人なんだなあ。
って、リアルな彼の人となりを知りたい、という人にはいいかも。
こんな風に考えて仕事してるんだ〜とか、
こんな人と仲良いんだ〜とか、昔こんなことやってたんだ〜とか。
ただ、アイデアの生み出し方については、
フムフムと納得して読めるものばかりだけど、
それほどハッとさせられることもなかったかなあという感じ。
アイデアを育てるときは、イメージを固定させないように
ヴィジュアルではなく言葉で考えるという話や、
大義をもって仕事をするという話、
パソコンに向かうのは一日三時間という話(有名だけど)
あたりが面白かったです。 -
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ネタバレメモ。
●古代から今この一瞬に至るまでの、あらゆる人の、あらゆる「アイデアのかけら」が混沌として存在しているこの世界のほうが、僕たちの頭の中より、はるかに広大である、僕はそう感じているのです。小さな思考の枠に閉じこもって一人でうなっているより、世界に出かけていったほうが、はるかに確実に、ゴールに近づくことができます。だからこそ、アイデアを生むより宝探しをしたほうが、よりすばらしいものが出来上がると、僕は信じています。
●すべての物事を絶対視せず、「51:49」という前提で考えて、判断していく。
●仕事をするときは、「クライアントから注文を受けたアートディレクター」という肩書きはさっさと取り払 -
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◎ 「自分の思う『正しいこと』は51%程度。残りの49%は間違っていること」とする → 柔軟な発想、予想外の発想ができる。(p26~27)
◎ 「オーガニックコットン」の定義 : 3年間、農薬や化学肥料を使っていない畑で栽培した綿花。移行期間のものを「プレオーガニックコットン」と呼んで買い取り、農家を支援する事業もあり。(p79〜80)
◎ 「マーケティングは、自分の仮説にぴたりとはまった時に、それを裏付けるための説得材料として使う」(p115)
◎ 「プロジェクトを台本化する」(p122〜123)
① プロジェクトにタイトルをつける
② 商品を擬人化し、キャラクター付けする
③ キャラ