羅川真里茂のレビュー一覧
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なぜテニスをしているのか。原動力ともなっていたものを言い訳にすることから卒業し、真に自分のためにテニスをやることを決意する。大事な部分を人に委ねない強さを見せてくれました。
一人で立てる強さ。支えあうことが素晴らしい夫婦の形と言うけれど、依存しあう関係はどちらか一方の破滅が2人の破滅になってしまう。そんな関係にならないためにも強くなることを井出とひなこ両者とも誓い合っていたのは青春度MAXで良かった。ただ、問題に取り組もうとしてもそんな簡単に答えがでないのは普通のことです。井出もルウイも苦しみ、もがきながら前に進んでいる様がただの才能をそのままのびのびさせてやる今までとは違い、一皮剥けるための儀式となっているのが印象的でした。一人で立つことってなかなか難しいですが、しっかり立って頑張らないといけない時は必ずあるんですよねきっと。
感情を剥き出しにしたルウイ、一人で立つことを決めた井出、走りだしたひな子とまさに遮二無二なキャラクター達の青春もあとわずか。冷たい感情と熱い魂が入り混じりながら青春を駆け抜けて欲しいです。 -
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今もっている力を出しきること。それは自分を知っているからこそできるし、自分を知ることにもなる。
しゃにむに。他のことを考えず遮二無二に目標に向かう。夏のインターハイ2年目での個人戦は特に集中力が問われたような気がします。相手の力を引き出すプレイをする井出に対して、集中することで相手の気を断つルウイ。二人の集中はそれぞれの相手を追い込みますが、結果虚しく今回はベスト4止まり。しかし、遮二無二なのは井出達だけではなく、ライバルの駿もその一人でありまして。目標に向かって進むために必要なものを拾っていく彼の生き方はカッコイイけど、どこか頑張りすぎている生き方に思えます。ナディアに対して放った「弱い女」という言葉どおり母を連想させることを拒絶する彼を見ていると、この先ひな子に拒絶されたときが注目なのかな。遮二無二に目標に進む上で大事なことを描いていく今作品。もう完全版でも3年目に突入なんだなぁ。
3年目に突入し、新キャラの1年生も追加でまだまだ終わらなさそうな幕ノ鎌黄金時代。氷河とひな子の弟耕一のコンビがどう作用するかという楽しみもありますが、新二年生になった黒白コンビでやることもまだまだありそうなのでこれからも楽しみです。白ちゃんメインの話はよ! -
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目を背けてしまうこととそれから逃げない強みが描かれた7~8巻。
目を背けるということ。黒田のトラウマ解消で始まる7~8巻は自分の持っている不安や苛立ちから目を背けてしまうような描写が多かったです。ルウイが持つ冷静になってしまう自分に対しての苛立ち、駿の母親に対して侮蔑と後悔が入り混じった感情、一見この二人はテニスという目的に集中しているようでどこかテニスに逃げている節が少し目立ちます。テニスによって苦しむルウイに対して、テニスで全て解消しようとする駿、この二人の対決は精神面での対比にもなっているのが面白いところです。自分からまたは自分以外の誰かから目を背けるということがどれだけの苦しみかをこの二人で表現しているのがとてもこの作品の良い部分です。
逃げず、闘う。今回は逃げずに闘う者たちの意志も見れる構成となっていました。ウチくんのインターハイ決勝では夢を追い続け、必死に努力したものが掴める勝利というスポーツもののベタながら嬉しい展開でした。どんな場所でも逃げずに戦える素質を持てる人っていうのは尊敬に値します。また、テニス部顧問である池田にも今回スポットが当てられました。自分が過去に犯してしまった罪を否定せず、自分以外の為のテニスを子供たちに教える姿っていうのは更生と言うと癪に障りますが、それが彼なりの罪の償い方と思うとなかなか感慨深いものがあります。絶対逃げてはいけないとは言わないが、踏ん張って闘うっていうのも大事ですね。
2年目の団体インターハイも終わり、次はいよいよ個人戦へ。恋模様にしろテニスにしろ期間はあと1年ありますので、まだまだ楽しめそうです。 -
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激動の1年が終わり、延久たちも2年生に。今巻は才能溢れる延久とルウイから少し目線を外しサブメンバーの面々の活躍が目立ちました。
頑張ることを頑張りたい。5~6巻では宮本とフレディ先輩の活躍が特に目立ちました。宮本はそこそこの腕がありましたが、弱小テニス部の生き残りであるフレディ先輩は相当足を引っ張っている存在。そんな彼が隠れて努力して相棒のウチくんとの勝利に繋げる。実力がないやつの1勝は本当に特別なもんなんです。特にそれが一緒に頑張ってきた竹馬の友と一緒ならば感動もひとしおですよ。宮本もチームを担うという大役を任され、それでも楽しんでプレイして勝利をもぎ取ったのが良かった。ただ、イチャラブはあかんぞぉ、スポーツ中にイチャラブだけはあかんぞぉ。頑張ることを頑張れる人達を見るのもスポーツモノの醍醐味ですよねぇ。
問題を抱えた新一年生も入ってきて、強豪となった幕ノ鎌高校。トラウマの解消も青春を描く上での常套手段ですが、どういった形で描くのか楽しみです。黒白コンビはどんな感じになるんですかね。白田きゅんかわゆ -
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自分の力はどこまで届くのか、新キャラの池田敦士が登場する第3~4巻。
その場所で何ができるか。3~4巻は新キャラでコーチの池田敦士が登場しました。部活内での立ち位置や伸びしろが今回池田によって露わになりました。井出のひたむきさはそのままですが、ルウイの焦燥、宮本の目標、ウチくんの欠点など色々なキャラクターの新たな顔が見れたのが良かった。そして、3~4巻でもっとも揺れていたひな子。一度失ったものを取り戻した気でいたのが、再び壊された彼女。それでも、なんでテニスに関わり続けたかったのか。自分の気持ちがどこにあるのか、考え悩む彼女の姿はとても青春していました。部活内や仲間内での役割って自分だけで考えると答えが見つからないものですが、こうして外からの刺激を受けた時自分の奥側が見えるのが良いですよねぇ。青春ですよこれが。
教え導くものが追加され、より青春部活モノになった今作品。これでひな子は本当に部活からいなくなってしまうのか。気になる次巻がとても気になるよ今回。