羅川真里茂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
天才の中で育った天才が大衆にでる。主人公の答えがでないまま時間が経過するこの感覚はたまりません。
大いなる壁。自分が弾きたいから弾く境地から抜け出し、根源である大衆の音に溶け込む雪。雪自身がその道に入ったことで悩み苦しんでますが、周りの人間も色々と思うことはあるようで、その反応が今回面白かったです。ライバルである総一はさらに成長するであろう相手に喜びを感じ、松吾郎の音を求める母は天才でなくなる息子の音に怒りを覚える。竹の華の面々も雪の異常さに気づき始め、その方向性を見守る目を向ける兄貴分大河の思惑もこれから注目です。1人の天才が大衆を求めるときに起こるギャップをどうこれから表現するか、やはり主人公が壁にぶつかるときが作品が面白くなる瞬間だと思っているので楽しみです。
雪の話で盛り上がっていますが、総一メインの話ももうそろそろ見てみたい所。主人公が成長したところでもう一度ぶつかり合うことが決定していますが、その前にちょっと総一のほうも深めてくれると良いなと思っています。なにわともあれ、次巻は雪の試練のとき、期待して待ちたいとおもいます。 -
Posted by ブクログ
なぜテニスをしているのか。原動力ともなっていたものを言い訳にすることから卒業し、真に自分のためにテニスをやることを決意する。大事な部分を人に委ねない強さを見せてくれました。
一人で立てる強さ。支えあうことが素晴らしい夫婦の形と言うけれど、依存しあう関係はどちらか一方の破滅が2人の破滅になってしまう。そんな関係にならないためにも強くなることを井出とひなこ両者とも誓い合っていたのは青春度MAXで良かった。ただ、問題に取り組もうとしてもそんな簡単に答えがでないのは普通のことです。井出もルウイも苦しみ、もがきながら前に進んでいる様がただの才能をそのままのびのびさせてやる今までとは違い、一皮剥けるための儀式となっているのが印象的でした。一人で立つことってなかなか難しいですが、しっかり立って頑張らないといけない時は必ずあるんですよねきっと。
感情を剥き出しにしたルウイ、一人で立つことを決めた井出、走りだしたひな子とまさに遮二無二なキャラクター達の青春もあとわずか。冷たい感情と熱い魂が入り混じりながら青春を駆け抜けて欲しいです。 -
Posted by ブクログ
今もっている力を出しきること。それは自分を知っているからこそできるし、自分を知ることにもなる。
しゃにむに。他のことを考えず遮二無二に目標に向かう。夏のインターハイ2年目での個人戦は特に集中力が問われたような気がします。相手の力を引き出すプレイをする井出に対して、集中することで相手の気を断つルウイ。二人の集中はそれぞれの相手を追い込みますが、結果虚しく今回はベスト4止まり。しかし、遮二無二なのは井出達だけではなく、ライバルの駿もその一人でありまして。目標に向かって進むために必要なものを拾っていく彼の生き方はカッコイイけど、どこか頑張りすぎている生き方に思えます。ナディアに対して放った「弱い女」という言葉どおり母を連想させることを拒絶する彼を見ていると、この先ひな子に拒絶されたときが注目なのかな。遮二無二に目標に進む上で大事なことを描いていく今作品。もう完全版でも3年目に突入なんだなぁ。
3年目に突入し、新キャラの1年生も追加でまだまだ終わらなさそうな幕ノ鎌黄金時代。氷河とひな子の弟耕一のコンビがどう作用するかという楽しみもありますが、新二年生になった黒白コンビでやることもまだまだありそうなのでこれからも楽しみです。白ちゃんメインの話はよ!