原島文世のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ不思議の国のアリスのように異世界へ行って
戻ってきた少年少女の寄宿学校の物語。
題材的にはすごく惹きつけられるし面白いところだとおもうんだけど、結構浅い。
死者の国から戻ってきたナンシーが
この寄宿学校に来たところから話は始まって
いきなり個性強そうなルームメイトが殺される。
え?このルームメイトめっちゃ物語盛り立てそうだったのにいきなり死んだ!?ってなって
そこから異世界っていうかサスペンス。
その後2人殺されるし、かと言ってめっちゃあっさり犯人分かるし。全体的に物足りない。
結局犯人は双子の妹で
異世界に戻りたくて、その鍵を作るために完璧な少女を作り上げるための殺人…
うーん。
もう -
スコット・シグラー / チャールズ・ユウ / ヒュー・ハウイー / アーネスト・クライン / コリイ・ドクトロウ / ジュリアナ・バゴット / アレステア・レナルズ / イアン・マクドナルド / ロビン・ワッサーマン / ジョン・マッカーシー / ショーニン・マグワイア / ンネディオコラフォー / ダニエル・H・ウィルソン / ダニエル・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 新井なゆり / 金子浩 / 佐田千織 / 小路真木子 / 中原尚哉 / 原島文世3.0 (3)
-
Posted by ブクログ
ジキル博士の娘メアリが父親の死をきっかけに出会ったハイドの娘ダイアナ。更には毒を持つラパチーニの娘、豹を母に持つモロー博士の娘、フランケンシュタインの娘。モンスターな娘たちが集まってシャーロックホームズの助けを借りながらの大冒険という話だ。今回は錬金術師協会と父ヴァンヘルシング教授に囚われてウイーンの精神病院に収容されているルシンダ・ヴァン・ヘルシングの救出に乗り出す。ホームズの出番はなく代わりにホームズに助力を頼まれたアイリーン・アドラーが登場。
ヴァン・ヘルシングが出てくるからには吸血鬼が出てくるし、モロー博士が作った人間と動物のハーフも出てくる。これだけ好きにやったら面白くないはずがな -
Posted by ブクログ
早川書房さんのTwitter(現X)で知り、「たまには海外のファンタジー作品でも」ということで手に取ってみた。
舞台は、魔法が存在する中世ヨーロッパ(注:イメージ)。叔母のパン屋で働く主人公のモーナは、パンやクッキー生地に魔力を注いで上手に焼き上げたり、焼きあがったジンジャーブレッドを使役することが出来る等、「焼き菓子限定」で力を発揮できる14歳の魔法使いの女の子。
ある日の早朝、朝の仕込みの為に厨房へやって来たモーナは、そこで女の子の死体を見つける。モーナの話を聞いた叔母タビサの通報で2人の巡査が駆けつけるが、そこにはもう一人、異端審問官オベロンの姿が。そして、殺人の罪で連行されてしまうモ -
-
J・J・アダムズ / チャーリー・ジェーン・アンダーズ / トバイアス・S・バッケル / ベッキー・チェンバーズ / ヴィラル・カフタン / ジョゼフ・アレン・ヒル / アダム=トロイ・カストロ&ジュディ・B・カストロ / キャロリン・M・ヨークム / アラン・ディーン・フォスター / カール・シュレイダー / A・マーク・ラスタッド / ショーニン・マグワイア / アリエット・ド・ボダール / リンダナガタ / ユーン・ハ・リー / カット・ハワード / ジャック・キャンベル / カメロン・ハーレイ / ダン・アブネット / 赤尾秀子 / 新井なゆり / 市田泉 / 大島豊 / 小野田和子 / 金子浩 / 小路真木子 / 中原尚哉 / 原島文世 / 細美遙子3.3 (3)
-
-
Posted by ブクログ
・T・キングフィッシャ-「パン焼き魔法のモーナ、街を救う」(ハヤカワ文庫FT)を読んだ。正に書名通りの物語である。これ以下でもない、これ以上でもないといふ、正にそのものズバリの内容である。小説の題名となると、作家は、あるいは訳者はその内容に添つた題名をつけるのだが、そのものズバリはあまりつけなのではないか。やはり思はせぶりな、もしかしたら関係あるやうなないやうな題名をつけるのではないか。その方が読者も食指をそそられる可能性がある。ところが本書はそのままである。「パン焼き魔法のモーナ、街を救う」、これだけである。世に魔法使ひは多いから、14歳の、中学生くらゐの魔法使ひ、いや魔女がゐないことはなか
-
Posted by ブクログ
ネタバレわたしは、わたしの(子ども時代に経験したと思っている)ファンタジーエンでは、たれの生もたれの死も軽んじなかった。だからこの物語と共生することはとてもできない。しかし、かなしいかなーー帰ることができない切なさと帰りたいという狂おしい願いだけは深く理解できてしまう。そのためなら「何をしても」「他のたれの人生をも、そのファンタジーエンごと壊しても」良いと思ってしまうところも。なぜなら「わたし」の帰りたいところは、他の何をおいても「わたし」が心から、いっとう大事にしているところだからだ。ただわたしは前述のとおりのファンタジーエンに生きていたので、そういうまねはできない。
人物としてはジャックが好き。
-
Posted by ブクログ
個人的にはこの表紙、納得いかない。ヒロイン、作中スカートの時なんてほとんどないじゃないか。叔母さんのパン屋で働いていた時はズボンだし、逃亡中も同じ格好だし。王宮だかに忍び込んだ時、侍女に扮装した時ぐらいしかスカート姿じゃなかったのでは?と言う訳で、ファンタジーの女の子=スカート姿というステレオタイプもそろそろ変えた方が良いんじゃないかなぁと思いました。アニメとかマンガでも行動的な女の子がミニスカ姿だと、普通の神経だったら女の子はこの衣装を選ばないよな…と思う事は多いので。
お話はパン種に魔法が使える女の子が、町の脅威と立ち向かう話。彼女の「もっと偉くて力があって頭が良い大人たちは何をしていた -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ古代彫刻が雑然と並ぶ巨大な大広間が無数に連なり、上層は雲、下層は定期的に押し寄せる潮に浸された〈館〉を彷徨い歩く「僕」。唯一の話し相手は、週に2度会う初老の男「もうひとり」だけ。二人で〈館〉に隠された神秘的知性の研究を続けてきた「僕」と「もうひとり」だったが、第三の人物が現れたとき、〈館〉は少しずつその真実の姿を明らかにする。
タイトルは『ピラネージ』、邦訳版カバーはモンス・デジデリオ(塚本邦雄の文庫版『紺青のわかれ』と一緒)だが、読んでいるあいだ私の頭に浮かんできたのはファブリツィオ・クレリチの「ローマの眠り」だった。
第一章で語られる〈館〉の構造はバロックかつ豪奢で、垂直的なイメージは -
J・J・アダムズ / チャーリー・ジェーン・アンダーズ / トバイアス・S・バッケル / ベッキー・チェンバーズ / ヴィラル・カフタン / ジョゼフ・アレン・ヒル / アダム=トロイ・カストロ&ジュディ・B・カストロ / キャロリン・M・ヨークム / アラン・ディーン・フォスター / カール・シュレイダー / A・マーク・ラスタッド / ショーニン・マグワイア / アリエット・ド・ボダール / リンダナガタ / ユーン・ハ・リー / カット・ハワード / ジャック・キャンベル / カメロン・ハーレイ / ダン・アブネット / 赤尾秀子 / 新井なゆり / 市田泉 / 大島豊 / 小野田和子 / 金子浩 / 小路真木子 / 中原尚哉 / 原島文世 / 細美遙子3.3 (3)
Posted by ブクログ
巨大宇宙SFってなんだ? と思っていたら、スペオペでした。あとがきではスペース・オペラを連呼しているんで、禁句と言うことはないと思うが、背表紙や帯の惹句には、どこにもスペオペとは書いてない。なんとなく不思議。
で、中身の方はニュー・スペース・オペラ以降の、アクションSFが主軸。一昔前のスペオペ・アンソロジーなら、もう少しB級感というか、やさぐれた感じを出してきたような気がするが、これはこれでいい。ただ、これはお約束なのか、どれほどとんがったSFガジェットをてんこ盛りにしていても、人情とか、家族関係なんかは今と変わっていない設定のお話がほとんど。多少の違和感はある。 -
-
Posted by ブクログ
不思議の国に行ってしまった子供たちがこちらの世界にかえってきた後の物語。
もっとふわふわした話しかと思ったが、不思議の国に帰りたいという気持ち大きすぎて、現実の折り合いをつけることが難しい。
主人公のナンシーは、冥界の世界から戻ってきており、カラフルな色や、食事が苦手。親の思う子供とは違い、親は子供を受け入れることができず、この学校に送り込まれた。
いつでもどこでの親は、子供にこうあってほしいという理想がある、、、
不思議の国というと、キラキラ、ふわふわの世界を思い浮かべていたが、冥界の世界、荒野の世界、などいろいろな世界があるのだな。
殺人事件が起こり、びっくりしたが、最終的には(ナンシーに -