高浜寛のレビュー一覧

  • ニュクスの角灯 (6)

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    百年が日本から仕入れ、美世が運んできた浮世絵は、パリで絶賛された。ジャポニスムの夜明けが始まる。そして、美世は百年とジュディットの誤解を解こうと奮戦し・・・
    明治アンティーク浪漫、感動のフィナーレ。

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    2025年08月25日
  • ニュクスの角灯 (5)【電子版特典付】

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    ついに美世が渡仏。「最も美しい時代(ベル・エポック)」を迎えつつあるパリで百年と再会し、そしてジュディットと初めて出会う。

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    2025年08月25日
  • ニュクスの角灯 (4)

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    かつての恋人同士、百年とジュディット。しかし、お互いを思いやる中ですれ違うようになる。そして、百年を思う長崎の美世に渡仏の話が持ち上がる。

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    2025年08月25日
  • ニュクスの角灯 (3)

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    西洋の道具を商う「蛮」の店主・百年は、今度は日本の優れた工芸品を海外で販売するため渡仏を決意する。そして、パリでかつての恋人ジュディスと再会する。世紀末のパリに舞台を移し、物語は続く。

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    2025年08月25日
  • ニュクスの角灯 (2)

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    道具屋「蛮」の売り子・美世は、何を考えているかわからない店主の百年に振り回されているばかり。女実業家の大浦慶など実在の人物を交え、取材が行き届いていると感心する。

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    2025年08月25日
  • ニュクスの角灯 (1)

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    明治初年の日本、西南戦争で親を亡くした少女・美世は奉公先を求めて長崎の道具屋「蛮」の扉を叩く。そこには、店主・小浦百年がパリ万博で仕入れてきた最先端の品々があふれていた。ジャック・ドゥーセのドレス、ダニエル・ペーターのミルクチョコレート、シンガー社のミシン、セーラー服、エジソンの蓄音機、革ブーツ、眼鏡、幻灯機(マジック・ランタン)……“夢の品々”に導かれ、美世はまだ見ぬ世界へ歩み出す。

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    2025年08月25日
  • 獅子と牡丹 (1)

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    長崎三部作が大好きで、満を持しての新作!
    初めから重めの展開が続いて落ち込むけど、同時に埋蔵金の謎解きが進展していく様子に興奮が止まない。
    相変わらず読ませるストーリーを描かれる方だ…好き…

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    2025年02月18日
  • 蝶のみちゆき

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    この時代は、世の中が動いているので、表舞台に立っていなくても、面白く描ける事を知らしめてくれる。実在の人物を散りばめ、時代考証をしっかり行い生まれた作品。流石でありんす。

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    2024年12月31日
  • 愛人 ラマン

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    ネタバレ

    いわゆる家庭を持った人の、外に作った恋人とは違う、愛する人、愛した人としての愛人。
    映画も原作も知らないが、漫画としてとても良い。痛みを伴う読後感。この作品が大ヒットだったと言うのだから、自分なんて神秘の縁にも立ててやしない。

    フランスの愛は深いなと思う。自分の一部を相手の中に預けてしまっている。意図的ではなくても、望んでいなくても。元の自分に戻ることはできない。それなのに一緒に生きることは出来ないのなら「老いる」しかないのだ。自分を失うのだから。

    傑作。

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    2024年10月06日
  • 扇島歳時記 (4)

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    ネタバレ

    生き急ぐと言うことは、あまりに受け入れすぎること。天真爛漫だったたまは、悲しい別れが多すぎてすっかり大人しくなってしまった。物わかりが良すぎると、自分を殺すようになる。どうにもならない事を拒み過ぎると、自分を壊して狂ってゆく。つくづく生き抜くことは難しい。ヴィクトール君は良くも悪くも若かったね…

    遊女は、貧乏な男、心の弱い男、嘘をつく男、遠い国の男を好きになってはならない。まぁ遊女でなくともだけど。叶っても苦労は必至。多くは心が駄目になる。

    信仰の道に苦しんでいた岩次さんだけでも報われてホッとした。身で読まないと分からないことがある。弥助の聖書を体感した境地。ここまで踏み込む漫画も珍しいと

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    2024年08月19日
  • 扇島歳時記 (3)

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    ネタバレ

    遊郭での男女の愛と隠れキリシタンの葛藤とパラダイムシフトの苦悩と。
    どれをとってもしっかりと描かれている。長崎での時代の移り変わりが当時の空気感として感じ取れる。幕間もすごく良い。
    遣り手婆が好き。

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    2024年08月17日
  • 扇島歳時記 (1)

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    ネタバレ

    『ニュクスの角灯』と同時に読んでいるので、三部作の世界が深まる。
    百年、岩爺、たまを。
    色々乗り越えてきたんだな。

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    2024年07月15日
  • ニュクスの角灯 (1)

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    ネタバレ

    明治の世。
    この時代って本当に面白い。

    引っ込み思案でエスパーな美世が、世界の発明品や物品を通して叡智に触れる。
    Singerミシン、私も買った。
    本当に素敵な発明品だと思う。


    最近リイド社さんのコミックスに良く惹かれる。

    借り物だけどツボ!
    さすがよくわかってる!
    『蝶のみちゆき』からも繋がる人生の悲哀もあり、几帳さんのその後も垣間見えて切ない。

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    2024年07月15日
  • 蝶のみちゆき

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    ネタバレ

    親友が文喫で見つけた作品。
    郭物のフィクションだけど、人生に示唆を与えてくれる。
    沈んでしまえば中も外もなく地獄になること。
    裏切ることと裏切られることの多重構造の苦しみ。
    臨終の時には、亡くなる人の真実が出る。
    というか、真実しか残らない。
    著者が人間を大事に扱って描いているのが伝わってくる。

    シリーズを読破する予定。

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    2024年07月08日
  • ニュクスの角灯 (6)

    ネタバレ 購入済み

    シリーズ全部読みたい

    「蝶のみちゆき」と同じ作家さんと知らず読み始め、とまらなくなりました。

    途中で、あ!あのキャラクターの何年後か!とわかりさらに没入。

    高浜ワールドに完全ノックオン。

    民平はどうなった?と思ったら、お墓が「濱家」とあり、ホッとしました。

    (民平の手紙に苗字が書いてあります。)

    シリーズ問わず、全作品を集めたくなりました。

    #泣ける #タメになる #感動する

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    2024年02月14日
  • 蝶のみちゆき

    50G

    ニュクスの角灯の作者です

    幕末明治あたりの時代の作品が多い先生です。特に遊女の生活など詳しく描かれています。当時の人々の生活がどのようなものだったのかわかり歴史の事を考えるようになりました。うちはキリシタンなのでこれからもこのようなストーリーをかいて欲しいですね。

    #タメになる #深い #シュール

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    2022年05月18日
  • 扇島歳時記 (1)

    ネタバレ 購入済み

    繰り返し読んでいます

    遊廓といえば吉原を取り扱う作品が多いように感じますが、ここでは丸山遊廓が取り扱われています。出島に出入りする遊女の目を通して庶民から見た明治維新が描かれており新鮮です。外国人相手に商売をして生計をたてる庶民から見たら攘夷志士なんて同じ日本人とは言え、外国人よりも恐ろしい存在だったのでしょうね。
    新しい西欧の文化にワクワクしたり戸惑ったり、そんな時代のお話です。前作を読んでいれば主人公たまがどうなっていくのか知っているので読んでいて切ないです。

    #切ない #タメになる

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    2022年04月10日
  • ニュクスの角灯 (6)

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    この日だから、本棚から持ち出しました。

    幸せな時代を生きた美世の命の灯が消えるまでのお話。
    美世がジュディットに語ります「怖がらずに光の方へ」と、ジュディはそんな美世をニュクスに例えます。そして、寄り添うポーリーが「気楽にやろう」と、そしてジュディは笑顔を取り戻す。

    ラストの幸が見たあの長崎の忌まわしい雲と光、この光は角灯であってはならない。

    美世が後にかけた魔法?こそがニュクスの灯であって欲しい、幸の未来が明るい幸せなモノであることを切に願う。
    良質な漫画とは、この作品だと思います。濃密で豊潤な時代を生きた女性の物語、終幕です。

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    2020年08月09日
  • ニュクスの角灯 (1)

    購入済み

    ニュクスの角灯

    面白かった。今後の展開が楽しみです。

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    2020年05月02日
  • ニュクスの角灯 (1)

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    久しぶりに、ストーリーを追うだけではなく、細部をしっかりと眺めながらゆっくり読める漫画に出会いました。
    本棚のいつでも手に取れるところにおいて何度も読み返したい。

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    2020年01月04日