あらすじ
日仏で絶賛される明治アンティーク浪漫、感動のフィナーレ!
「美世、幸せな時代を生きる幸せな女性におなり――」
浮世絵がもたらしたジャポニスムの夜明け。
長崎とパリ、「最も美しき時代」(ベル・エポック)を生きた人々のドラマはやがて1945年の「あの日」に辿り着く――
日仏で絶賛される明治アンティーク浪漫、感動のフィナーレ。
★第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門「優秀賞」受賞
★「リーヴル・パリ2019」レコメンド作品
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
百年が日本から仕入れ、美世が運んできた浮世絵は、パリで絶賛された。ジャポニスムの夜明けが始まる。そして、美世は百年とジュディットの誤解を解こうと奮戦し・・・
明治アンティーク浪漫、感動のフィナーレ。
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「蝶のみちゆき」と同じ作家さんと知らず読み始め、とまらなくなりました。
途中で、あ!あのキャラクターの何年後か!とわかりさらに没入。
高浜ワールドに完全ノックオン。
民平はどうなった?と思ったら、お墓が「濱家」とあり、ホッとしました。
(民平の手紙に苗字が書いてあります。)
シリーズ問わず、全作品を集めたくなりました。
Posted by ブクログ
この日だから、本棚から持ち出しました。
幸せな時代を生きた美世の命の灯が消えるまでのお話。
美世がジュディットに語ります「怖がらずに光の方へ」と、ジュディはそんな美世をニュクスに例えます。そして、寄り添うポーリーが「気楽にやろう」と、そしてジュディは笑顔を取り戻す。
ラストの幸が見たあの長崎の忌まわしい雲と光、この光は角灯であってはならない。
美世が後にかけた魔法?こそがニュクスの灯であって欲しい、幸の未来が明るい幸せなモノであることを切に願う。
良質な漫画とは、この作品だと思います。濃密で豊潤な時代を生きた女性の物語、終幕です。