尾形真理子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好き。
この作品が伝えたかった核心は、“当たり前だと思って見落としている他者の優しさや愛に気づくことの大切さ” なのかも知れない。
作中で描かれる愛は、恋愛・情熱・大きな犠牲のような派手なものではなく、
そばにいてくれること、見守ってくれていること、存在を認めてくれること といった静かな形。
題名にある、隣人とは単なる隣に住む人ではなく、
家族でも親友でも恋人でもないけれど、自分を救っていたり、気づかないうちに支えてくれている存在。
この物語は、相手が愛を“くれるか”ではなく、自分が愛を“知れるか・感じられるか”の物語 。
みんな愛し、愛され、繋がっている。
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Posted by ブクログ
もぅ〜!!
最高の1冊!!
文庫本で読ませていただいていいのか!?って心のなかで叫びました
お買い得だと思います、この1冊
恋と食のある10の景色のサブタイトルもすてきですが、わたしとしては恋よりもひととひととのつながりを強く感じました
誰かと出会うこと
誰かと寄り添うこと
誰かと愛し合うこと
それはとても簡単なようで、簡単ではない
いっしょに食事することも相手が違えば、高級であっても味気なく、カップ麺でもおいしく感じるように
最後の山田詠美さんの『恩讐の彼方のトマトサラダ』まで、どの作品も好きですが
しいて!!
強いて、好きな作品は
君嶋彼方『ヴァンパイアの朝食』
奥田亜希子『白と -
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Posted by ブクログ
ハア〜〜〜〜〜面白かった…!!!
この1週間はこの本に支えられたと言っても過言ではない…
通勤退勤の電車の時間が至福すぎたし秒で家着いた
車内で寝ずにこの本を読むために毎晩夜更かししないで寝る、そういう生活をしてた
続きが気になりすぎて昼休みも読んでたよ
数多の不倫モノを読んできたけどこれがぶっちぎり
!
不倫してる人に対してどうして報われない暗い恋を選ぶんだろうって思ってきたけど、相手が妻帯者だっただけで恋する気持ちは普通のそれと変わらないんだな…ということに気づいた
相手が結婚していなければ問題なかっただけなんだよ
もう1つ個人的に印象だったのは美智子(50代の主婦)のパート
女は良妻