尾形真理子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
人生でいちばん好きな人となら、幸せになれますか?
不倫と仕事に一生懸命なパラリーガル、初恋の相手の同棲を続けるスタイリスト、夫の朝帰りに悩む結婚3年目の妻……。誰かを大切に想うほど淋しさが募る日常は、予想外の"事件"をきっかけに一変する。
自分で選んだはずの関係に、どこで決着をつけるのか?
素直になる勇気を得て、新しい人生を踏み出す6人の軌跡を描いた恋愛小説。
『妻のくせに夫の恋心を制御する方法が見当たらないのだ。戦慄するほどの裏切りを知ってしまった後でも、ひかりは直人を追求することができなかった。「もう好きじゃない」そのひとことが死ぬよりも怖い。』 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分には珍しく恋愛モノを読もうと思って手に取ったけど、恋愛モノというにはずっしりとしていて、様々なタイプの登場人物の生き方や考え方、ちぐはぐな行動の一部分を垣間見れる1冊だった。
青子のように生きたいけど、私の本質や現状は知歌に近いと思った。
知歌の、"気が強いのに男には弱い"ところ、
"愛することよりも愛されることに何百倍もの意味があるエゴイスティックの塊"のフレーズが刺さりすぎた。
"愛する人から「傷つけてもいい」と心の片隅で思われていたという事実は、裏切り以上に深い傷となる。"
浮気された側の気持ちを実感させられた。浮気と -
Posted by ブクログ
読みながら「えーっ!」「あー!そういうこと!?」みたいに驚嘆していました。
テレビドラマの続きが気になるようなそんな気持ちで読み進めた。それぞれおなじ時間経過で登場人物たちの行動や視点から物事が語られていく。
物事が起こってしまった事実は普遍的には同じものなのではあるが、ある人にとってはとても意味のあることであったり、またある人にとってはそれが全く関係の無いものであったりする。
それぞれの人生を覗き見して、「人は見かけによらない」ことがよくわかったなと、おもう。
ミステリーみたいに謎が暴かれる感じは久々で、ミステリー読みたくなった、でも私がなかなか重い腰が上がらないジャンル… -
Posted by ブクログ
最後の平凡な正子と写真家の芸の話が一番良かった。 個性に劣等感を感じる正子が「人とは違う何か」を求めて気を衒ったワンピースに挑戦。
誰かの真似じゃなく、その人の良さ。例えば正面から見ると可愛らしい正子の横顔に現れる意思強さ。アンバランスなワンピースではなく、その「個性」に華を添えるコサージュを提案するオーナーのカナメの見る目と伝え方が素敵
人と違うのが「個性」ではなくて自分らしいのが「個性」
不倫系は読むだけでもあまりいい気分はしませんね・・
最後の話を読んで☆4にあげました。 オーナーのカナメの白いワンピースは結婚したくなった彼からのウェディングドレスかな〜オメデトウ! -
Posted by ブクログ
セレクトショップ『Closet』に訪れる女性たちの恋を描いた短編集。試着室という小さな空間で蘇る記憶ら想い、そして洋服を通して成長していくそんな物語。
「美濃田くんがいたから、私はキレイになりたいって思えた。おしゃれする楽しさも、恋する気持ちも思い出した。」
特にチヒロの話に共感して、この言葉が印象的だった。
今年は久しぶりに好きな人ができて、恋の楽しさと同時に辛さも知った。叶わない恋だったけれど、恋をしたことで容姿も心も磨こうと思えるようになったし、自分自身が成長できたきっかけにもなった気がする。今では、すごく大切な思い出になったし、改めて恋の力って凄いなって感じた。その一方で、この本を -
Posted by ブクログ
ネタバレ✶印象に残った言葉↓
「愛するものを探すのは、女の方がうまい」
「あなたといたい、とひとりで平気、をいったりきたり」
「人と比べておしゃべりが上手じゃないとか、社交的じゃないなんて、そんなの言い訳だ。向き合おうとしているかどうか。まずはそこなんだ。」
「ありふれた春だけど、冬をのりこえた春だもん」
「『他にもっといい人がいるよ』とも言った。それもわたしにはわからない。いるかもしれないし、いないかもしれない。自分にとっての『いい人』は、自分で決めるしかないのだから。」
「ちゃんと欲しがる女ほど、欲しがられる女になる」
「夜のお堀に、月の光が滲んでいた。見上げると、消え入りそうな細い -
Posted by ブクログ
料理と恋愛にまつわる短編集。
料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。
一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。
ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。
カレー食べたくなるよ
2025.11.11
204 -