尾形真理子のレビュー一覧
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最後の平凡な正子と写真家の芸の話が一番良かった。 個性に劣等感を感じる正子が「人とは違う何か」を求めて気を衒ったワンピースに挑戦。
誰かの真似じゃなく、その人の良さ。例えば正面から見ると可愛らしい正子の横顔に現れる意思強さ。アンバランスなワンピースではなく、その「個性」に華を添えるコサージュを提案するオーナーのカナメの見る目と伝え方が素敵
人と違うのが「個性」ではなくて自分らしいのが「個性」
不倫系は読むだけでもあまりいい気分はしませんね・・
最後の話を読んで☆4にあげました。 オーナーのカナメの白いワンピースは結婚したくなった彼からのウェディングドレスかな〜オメデトウ! -
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セレクトショップ『Closet』に訪れる女性たちの恋を描いた短編集。試着室という小さな空間で蘇る記憶ら想い、そして洋服を通して成長していくそんな物語。
「美濃田くんがいたから、私はキレイになりたいって思えた。おしゃれする楽しさも、恋する気持ちも思い出した。」
特にチヒロの話に共感して、この言葉が印象的だった。
今年は久しぶりに好きな人ができて、恋の楽しさと同時に辛さも知った。叶わない恋だったけれど、恋をしたことで容姿も心も磨こうと思えるようになったし、自分自身が成長できたきっかけにもなった気がする。今では、すごく大切な思い出になったし、改めて恋の力って凄いなって感じた。その一方で、この本を -
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料理と恋愛にまつわる短編集。
料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。
一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。
ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。
カレー食べたくなるよ
2025.11.11
204 -
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一穂ミチ目当てで手にとる。あと巻末の山田詠美のエッセイ 「恩讐の彼方のトマトサラダ」も。
さすが山田詠美!この短い短いエッセイの中にユーモアの中にちゃんと彼女らしい美学が語られている。
今まで振られたことはないって、「男と別れるのは、相手が逮捕されるか、強制送還されるか、死ぬか、のどれかなんで」ってすごい。
原田ひ香の小説、(夏のカレー)初めて読んだけどこの60歳過ぎたしーちゃんと冴子の好き同士だったのに結婚には至らず40年にも渡る出会いから邂逅を経て別れまで(冴子の死)せつないラブストーリーだった。
恋、片思い、両思い、愛、婚約、浮気、裏切り、不倫、
恋愛に関することは”結婚”以外全部(冴子 -
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「恋と食」 がテーマの、小説新潮に掲載された短編を収録したアンソロジー。甘やかで幸せなだけのお話が一編もなくて逆に楽しめた。
一穂ミチさんは、淡白な味を好む淡白そうに見えるカップルのまったく淡白ではない情念のお話。言われてみればポン酢ってしびしびしてるかも。
古内さんは、計算だけではないけど計算も働かざるを得ない大人の恋愛の話。旨味調味料はハマると駄目になる気がして避けて生きてます。
君嶋さんはこの中で最もオーソドックスな恋愛小説。キュンとします。
錦見さんの短編は語り手が料理上手なだけあって一番美味しそうな料理が登場した。不思議なお話で、恋愛だったの??という感想。
奥田さんは毒親を捨てる -
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