尾形真理子のレビュー一覧
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ネタバレ✶印象に残った言葉✶
「愛するものを探すのは、女の方がうまい」
「あなたといたい、とひとりで平気、をいったりきたり」
「人と比べておしゃべりが上手じゃないとか、社交的じゃないなんて、そんなの言い訳だ。向き合おうとしているかどうか。まずはそこなんだ。」
「ありふれた春だけど、冬をのりこえた春だもん」
「『他にもっといい人がいるよ』とも言った。それもわたしにはわからない。いるかもしれないし、いないかもしれない。自分にとっての『いい人』は、自分で決めるしかないのだから。」
「ちゃんと欲しがる女ほど、欲しがられる女になる」
「夜のお堀に、月の光が滲んでいた。見上げると、消え入りそうな細い三日月だった。『ニュームーン』チヒロはぼつりと口にしてみた。『クロワッサン』フランス語だと、三日月はクロワッサンになる。日本語では、『欠けた月』を意味する三日月。英語では、『新しい月』。フランス語だと『成長する月』になる。同じ月でも、ずいぶん言い方が違うものだ。今夜のこの三日月を、見上げる人の気分がそれぞれ違うように。」
「実らなかった恋にも、ちゃんと実ができている」
「あしたの服を悩むのは、あしたを夢みるからなんだ」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ苦しくない恋愛素敵だなってなる小説を久しぶりに読んだ。一つ一つのお話が素敵で、短編苦手だけどどのお話も消化不良にならず物足りなさもなく、気持ちよく読み進められた。
一つ一つの物語のタイトルが魅力的で、更に最後の一文にハッとさせられたり、ふわっと心を軽くしてくれたり、素敵が溢れてる本!
試着室で鏡を見る度に、前を向けるようになる女性たちのかっこいい生き方に憧れる。
特に最後のプロローグで店員さんが白いワンピースをもらったところで、ウエディングドレスが頭をよぎった私はニマニマしながら読み進めました。先が気になると目がついつい先の文字を読もうとしてしまうけど、一文字一文から目を逸らさないように必死に文字にしがみついて読んでました^_^
好きな人のために新しい服を買いたくなる本! -
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力のある女性作家の皆さんが恋と食に関する小説とは、贅沢な本だった!
特に「ワタシノミカタ」と「SUMMER STREAMER」が良かった。「SUMMER STREAMER」では、70近い婦人が大ファンの大谷翔平さんのプレイを観たくて単身でアメリカに行く話。その中で、大谷選手はどんな人と結婚するのだろうかと。あれこれあげて、最後に一番悔しくない人は「彼の母親に似ている女性」とあり、まさしくその通りの女性と結婚していた。結婚発表より前に書かれた小説で見事言い当てていたので驚いた。大谷夫妻は素敵!嫌いと言う人はまずいないだろうな!
この本を通して、いろんな作家さんを知ったので、読書が広がりそうで嬉しい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ凄くきゅんとする訳でもないけれど、素敵な話もあったりして個人的にはかなり好き。
ルミネでお買い物するのも好きだしルミネで学生時代アルバイトをしてきたのでルミネの季節ごとのキャッチコピーをいつも素敵だなと思い、目にしていたから作者様のことも知っていた。元々素敵なコピーライターの方だと思っていたけれど、この本を通して素敵なお方なんだろうなと勝手に想像してしまった。
20代後半のアラサーになるにつれてミニ丈のスカートをいつまで履けるのか、フリフリリボンやチュールスカートをいつまで着こなせるのか、くるくる巻のハーフツインをいつまで出来るのか、こんなにも大好きなファッションがいつか着こなせなくなってしまう日が来るのが怖かったけれど、大人になって歳を重ねたからこそ似合う選択肢が増えていくというのは素敵な考えだと思った。私はシンプルな白のパンツが似合うようになるのかなあ。背中の空いたオケージョンワンピースを着れるようになる日がくるのかなあ。白のエナメルのピンヒールが様になるようになるのかなあ。
確かにお話ごとにモヤモヤする終わり方ではあるけれど恋路を追っているというよりかは服を通して登場人物の恋に対する価値が揺らぐ瞬間を描いているのかな?と。服を着て試着室の鏡に映った自分を見つめ直した時に思い出すこと考えることに影響を与えるのが大切なわけであって、販売員からしたらその後の恋愛は介入する立場では無いということなんだろうなと思った。
私も新しいSSの服を買ってどこに出かけたいとか考えてた〜!!服を買ったりすると何をしたいどこに行きたいとか考えるのも楽しくて素敵だよね〜 -
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料理と恋愛にまつわる短編集。
料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。
一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。
ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。
カレー食べたくなるよ
2025.11.11
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一穂ミチ目当てで手にとる。あと巻末の山田詠美のエッセイ 「恩讐の彼方のトマトサラダ」も。
さすが山田詠美!この短い短いエッセイの中にユーモアの中にちゃんと彼女らしい美学が語られている。
今まで振られたことはないって、「男と別れるのは、相手が逮捕されるか、強制送還されるか、死ぬか、のどれかなんで」ってすごい。
原田ひ香の小説、(夏のカレー)初めて読んだけどこの60歳過ぎたしーちゃんと冴子の好き同士だったのに結婚には至らず40年にも渡る出会いから邂逅を経て別れまで(冴子の死)せつないラブストーリーだった。
恋、片思い、両思い、愛、婚約、浮気、裏切り、不倫、
恋愛に関することは”結婚”以外全部(冴子)とやった。
っていうとこがほんとに唯一無二の存在。
あータイカレー(グリーンカレー)が食べたくなった。