尾形真理子のレビュー一覧

  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

    Posted by ブクログ

    どのエピソードも結論までは描かれず、彼女たちが前向きになった所で終わる。
    結果よりも、前向きに女性として自分の事が少し好きになれる女性の姿がそれぞれ素敵だった。
    最後のエピローグまで読んだ方が良い!
    優しい話が好きな人は気に入る本だと思う!

    0
    2025年08月03日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    相関図を整理しながら読んだ。
    こことこことが繋がるのね、と段々と関係性が見えてくるのが面白かった。

    色んな愛の形があって、苦しいところもあったけど、最終章はなんだかみんなが少し前向きになって一歩踏み出すところで終わっているのが良かった。

    サクサク読めた。

    0
    2025年07月29日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    大切な誰かと共にする食事にまつわる物語やエッセイ。大人の恋、思い出の恋、同性愛、初恋などなど全部面白かった。山本ゆりさんのゆかりのパスタは絶対に作ろ。。

    0
    2025年06月20日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    「恋と食」 がテーマの、小説新潮に掲載された短編を収録したアンソロジー。甘やかで幸せなだけのお話が一編もなくて逆に楽しめた。
    一穂ミチさんは、淡白な味を好む淡白そうに見えるカップルのまったく淡白ではない情念のお話。言われてみればポン酢ってしびしびしてるかも。
    古内さんは、計算だけではないけど計算も働かざるを得ない大人の恋愛の話。旨味調味料はハマると駄目になる気がして避けて生きてます。
    君嶋さんはこの中で最もオーソドックスな恋愛小説。キュンとします。
    錦見さんの短編は語り手が料理上手なだけあって一番美味しそうな料理が登場した。不思議なお話で、恋愛だったの??という感想。
    奥田さんは毒親を捨てる

    0
    2025年06月20日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    久しぶりに1日で読み終えた一冊。
    色々な登場人物の話が数ページずつで読めてしまうのと、徐々に明らかになる伏線回収がすごい面白くて止め時分からず有給全部使った^_^
    途中から相関図描きたくなってしまうし記憶辿って感激しちゃうしでとにかく夢中になった!
    大失恋後、久しぶりに恋愛小説に手をつけて新たな恋に前向きになろうと思って買ったこの本。
    正直全然前向きにはなれなかったけど面白かったので良しとします^_−☆

    0
    2025年05月21日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋は、甘くてほっこりだけじゃない、というテイストの本。
    恋のはじまりと、途中と、おわり。そこにある、食の風景。
    恋と食を通して、たとえば、どろりとした部分もしたたかさも葛藤も、いろんな感情が描かれるのが面白かった。

    0
    2025年05月03日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    ありえないくらい、ゴタゴタした関係が
    フィクションでしかないだろう(笑)
    いや、もしかしたら隣人の愛を知らないだけで
    世の中に溢れているのか(^-^;
    とにもかくにも、それぞれの女性の愛が一途で、
    男性がだらしないのは世の常なのか(爆)
    ある王国の3人の王子の話...
    私なら、2番目の王子に共感かな~

    0
    2025年04月30日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    「人生でいちばん好きな人となら、幸せになれますか?」

    この本を買ったきっかけが自分も人には言えない、一生誰かに打ち明けることのない馬鹿なことをしたから。当時は本当に病みまくってて、この恋愛小説を買って共感したかったんだけど、そんな恋愛ともとっくにおさらばして、かなり時間も経った今読んだら、なんかもう本当に自分の愚かさを思い出して、胸が苦しくなった。

    __ "好きだと思える自分になればいい"

    0
    2025年04月27日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ふたりで「いただきます」
    いろいろな場面でいろいろな立場の二人が
    いろいろな料理を食べる

    記憶とメニューが繋がるのだろか
    同じものを食べると
    当時を思い出すのだろうか

    朝と昼は一人で食べ
    夜はたまにふたりで食べる、ほとんど黙って
    これは寂しい食生活と言えるのかな……

    0
    2025年04月11日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    6人の女性の視点で描かれてるお話です。
    去年の春ごろに読んでいたのですが、最近また読み直しました。

    いろいろ問題を抱えてる人たちなのですが、嫌味な表現もなく、いやな感情にもならず、すっと入ってくる文章でした。今回も2日ほどで読み切りました。

    6人の隣人たちはみんな素敵な人で、かっこよくて、女性でした。
    恋とか愛とかそれぞれの形があっていいんだなって思わせてくれる、そんな物語でした。

    0
    2025年04月01日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    あるこう あるこう わたしはげんきあるくのだいすき どんどんいこう無意識に口ずさんでいた歌は、昔、娘たちと一緒に歌ったものだった。信濃町の駅まで、歩き慣れていない道は、どんどん行くことはできない。そしてわたしは元気でもない。

    言葉が繊細であ〜わたしの感情はまさにこれだったと思わせる文事が多かった。

    0
    2025年03月26日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚3年目の福吉ひかり、子ども食堂を利用する小学4年生の立花莉里、パラリーガルの水戸知歌。
    ひかりと知歌は姉妹、その母親が子ども食堂を手伝う美智子。ひかりの夫と莉里の母親が不倫、知歌は父親が不倫の末に家を出て別居している事を嫌悪しながらも、自分も同じ事をする。知歌の相手は女優の戸鳥青子の夫であり映画監督。青子の親友、ヨウは高校時代の同級生と不倫からの略奪愛、その同級生が美智子の夫でありひかりと知歌の父親。
    そんなに身近に全員集合するなんて実際あったら怖い。
    青子の、現実なのに女優っぽいところは鼻につくけど、どうしてこんなにいい人でいられるのだろう。
    『取り返しはつくかつかないかではなく、つけて

    0
    2025年03月15日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    どの短編もなかなかの良品で楽しめます。間に挟み込まれたエッセイも箸休めにgood!
    ただ残念だったのは大好きな原田ひ香さんの作品が既読の「夏のカレー」だったこと。まあ2回目でもいい話なので、よしとしましょう。

    0
    2025年03月10日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    登場する女性の各々、弱さもあるけど芯のあるしたたかな部分があってすごい。きちんとその心の内を言葉にして行動にして相手と向き合おうとする姿勢が良かった。

    本作の感想とは少し逸れるけど養子縁組について分からないことがあって調べるきっかけにもなった。
    医療行為や延命などに関わる判断は親族に限られている。法律上で同性婚が認められていない日本では、身内として正当性を持つ手段が養子縁組しかないことから、ヨウと淳弥は養子縁組を選択。身内と認められるためには必然的に"親と子"の関係性に振り分けられる。

    そして養子縁組のあれこれを調べるまで、現行民法では一度養子縁組を選択するとそれを解消

    0
    2025年03月03日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    どうなるのか先が気になっていっきに読んだ。不倫、恋愛、同性愛、色々な形の愛があった。誰が誰と繋がっているのか、どういう関係か、しっかり掴んでいないと訳がわからなくなる。

    0
    2025年02月19日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終えて、大人も悪くないなと素直に思った。学生の頃は、自分と似た人(年齢や環境が近い人)を好きになることが多いかもしれない。しかし大人になれば、年齢も価値観も職業も、何もかも違う人と出会い、恋をする。
    「実らなかった恋にも、ちゃんと実ができている。」
    この言葉、胸に刻みたいです

    0
    2025年07月10日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結構面白かった。
    こことここが繋がるかーみたいな感じ。
    それぞれの想いがなんかわかってつらかった。
    読みやすかった。

    0
    2025年01月04日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    最初はみんな自分のことで精一杯で、周りが見えていない感じがした。でも、だんだんみんな周りを見るようになって視野が広くなって、そこで初めて、ここにこんな繋がりがあったんだ!ってわかった。登場人物それぞれが持つ、多種多様な愛の形を知ってほっこりした。

    0
    2024年12月18日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

    購入済み

    恋をする女が、ひとつのセレクトショップで繋がるという話。甘々な雰囲気というよりは、年を重ねたことで変わってしまった関係などがメイン。

    0
    2024年02月20日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

    Posted by ブクログ

    理由もなく恋愛小説を買うのはすごく久しぶりで(理由があるとするなら、今私が恋をしているからかもしれない)、いつもミステリ小説しか読まないからこそ、この曇りのない眩しい話にすごく心が踊った。難しい言葉も難しい漢字もなくて、でも唯一無二の言葉で溢れていて、本当に文章を書くのが上手い人はこんな風な話を書くんだなと思った。節々に散りばめられたフレーズが、素敵な言葉ばかりで、細部までこだわりが及んでいるところが、まるで洋服みたいだと思った。私も、毎朝服を選ぶ時に考えてしまう人がいる。少し悔しいけど、読んでいて何度もその人が頭をよぎった。頑張ってみるか、と思ってしまった。素敵な小説に出会えて幸せ。この作者

    0
    2025年07月10日