尾形真理子のレビュー一覧

  • 隣人の愛を知れ

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    好きな話だったんだけど、
    日にちつながりで章をまとめてるせいで、
    細切れの話がてんこ盛り、になっちゃって、
    誰だっけ?さっき何してた人だっけ?
    って混乱しかけた。
    読解力とか記憶力とか試されてる感じ。

    数人のグループごとの複数の短編にしてもらって、
    どうしても日にち縛りにしたいなら、
    たとえば莉里ちゃんパートだけ日にち縛りで間に挟むとかしてもらった方が読みやすかったかな。
    あ、さっきの短編に出てきた人だ!
    って再会するのは楽しいし、
    今の形でもしょっちゅう再会できたけど、
    読みにくかった。

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    2026年04月18日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    色々な恋愛があった。でもそこまで食がメインという感じではないかな。あくまでも恋愛メイン。
    私は恋愛が得意ではないので(特に色々複雑な感じ)あまり惹かれなかった。

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    2026年03月19日
  • 隣人の愛を知れ

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    勝手に「普通」を内面化して、自分も普通でありたいと、或いは普通から外れるならば相応の何かを手にしたいともがく登場人物に自分を重ね苦しくなった。常に圧をかけるのでなく、時に引かなければ前進できないときもある。わたしの好きな「わたし」はまだ遠い。

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    2026年03月01日
  • 隣人の愛を知れ

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    読みながら「えーっ!」「あー!そういうこと!?」みたいに驚嘆していました。

    テレビドラマの続きが気になるようなそんな気持ちで読み進めた。それぞれおなじ時間経過で登場人物たちの行動や視点から物事が語られていく。

    物事が起こってしまった事実は普遍的には同じものなのではあるが、ある人にとってはとても意味のあることであったり、またある人にとってはそれが全く関係の無いものであったりする。

    それぞれの人生を覗き見して、「人は見かけによらない」ことがよくわかったなと、おもう。

    ミステリーみたいに謎が暴かれる感じは久々で、ミステリー読みたくなった、でも私がなかなか重い腰が上がらないジャンル…

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    2026年02月10日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景

    小説新潮掲載作品から編まれた、
    人気作家陣による〈恋〉と〈食〉をテーマにしたアンソロジー。

    顔ぶれはなかなか豪華。

    「わたしたちは平穏」 一穂ミチ
    平穏なふりをする平穏が好きなふたり。
    波風を立てず、壊さない距離を選び続ける関係性が、食卓の静けさとともに描かれる。
    元妻の生霊だか怨霊だかの存在だって平穏

    「ワタシノミカタ」 古内一絵
    シングルマザーの漫画家と、その息子。
    忙しさと不安を抱えるふたりのもとに現れたのは、救世主のような若いイケメンアシスタント。
    外見だけでなく、心までイケメン。
    仕事にも生活にも、さりげなく手を差し伸べる存在は、ふたりにとって確かに“味方”。

    エッセイ
    「初恋と食事」 田辺智加
    お笑い方面の方みたい。

    「ヴァンパイヤの朝食」 君嶋彼方
    君嶋彼方は、まだそれほど作品数が多くない作家さん。今ならあなたもコンプリート可。
    最新作は予約中。
    本作も含めて、やっぱり君嶋さんの小説が好きだと再確認する一編。なんていうか、優しくて強い感じのストーリーが多いんでは、と思う。

    ※BL作品のため、内容には触れず。
    (結局そこかーい)

    「くちうつし」 錦見映理子
    自分の生家へ移り住み、ほどなくして
    夫を階段転落で亡くした。
    愛しさと寂しさ、そして引っ越してきたことへの後悔が入り混じり、日々は空虚に過ぎていく。
    そんな時知り合った美容師の女性。
    どこか現実と異界の境が曖昧になる感触は、
    『異人たちとの夏』を思い出させる短編だった。

    掌編
    「ゆかりとバターのパスタ」 山本ゆり
    料理コラムニストの掌編。
    飾らない文章と、華やかで手軽なレシピで知られ、ブログが人気だという。
    料理が好きで、しかも上手。勝てない。

    「白と悪党」 奥田亜希子
    読んでも読んでも、初読みの作家が現れる。
    読書の楽しさは、たぶんこういうところにもある。
    落ち着いた文章で、とても読みやすい。
    短編でも無理がなく、世界にすっと入れる感触があった。

    長編も、そのうちに。

    「SUMMER STREAMER」 尾形まりこ
    コピーライターで、そちら方面での受賞も多い作家。本作の主人公は、夫を突然亡くした、やや高齢の女性。

    引きこもりがちな生活の中で、大谷翔平の魅力に惹き込まれ、やがてアメリカへ試合を観に行く決断をする。
    かつての昭和主婦世代は、
    仕事を持たず家庭にいた人も多く、
    趣味にお金や時間を使うことを どこか「いけないこと」「自分には許されないこと」と
    感じていた人も少なくなかったと思う。

    残された時間は自由。
    ただし、詐欺には気をつけて。

    「夏のカレー」 原田ひ香
    婚約までしていた彼女が、
    実家の倒産をきっかけに失踪し、連絡が取れなくなる。
    その後、人生の節目ごとに
    すれ違うように再会するふたり。
    会うたびに、彼女の立場や暮らしは変わっていく。
    けれど、カレーの味だけは変わらない。
    昭和の途中までは、
    夜逃げという言葉が現実にあった記憶。
    変わり続ける人生と、
    変わらない味。

    エッセイ
    「恩讐の彼方のトマトサラダ」 山田詠美
    山田詠美さんの こういうタイトルのセンスが好き









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    2026年02月09日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    最後の山田詠美さんのエッセイはなかなか良かった。
    今っぽい?恋愛小説がほとんどなイメージ。心にグサっとくる瞬間がほぼなくて、なんだか戸惑うばかりだった。
    私が古臭いのかもしれない

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    2025年12月24日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食事と恋をテーマに編まれた短篇集。現代を代表する作家による 7編と、3編のエッセイを収める。
    お気に入りはラストの原田ひ香「夏のカレー」。近付いたり、離れたりを繰り返す運命の男女の物語語。最後にあっと思わせる趣向も見事だが、それは小説としての体をなすためだけに付けられた結末で、そこを除いたとしても十分に傑作。
    次点は古内一絵「ワタシノミカタ」。昴のお兄さんっぷりが子気味よく、主人公の葛藤もよく描かれていて、プロットも良い。
    他は平凡か。

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    2025年12月03日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    一穂ミチさんが好きで手に取りました。短編集は気になっていた作家さんをパッと読めたり、触れたことない作家さんに出会えるのでたまに読むようにしています。
    どの短編も読みやすかった。

    今回は前から気になっていた原田ひ香さんを次読みたいなと思いました。

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    2025年10月30日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景
    個性豊かな短編とエッセイがぎゅっと詰まった一冊

    収録作品は以下のとおり

    一穂ミチ 「わたしたちは平穏」

    古内一絵 「ワタシノミカタ 」

    君嶋彼方 「ヴァンパイアの朝食 」

    錦見映理子 「くちうつし 」

    奥田亜希子 「白と悪党」

    尾形真理子 「SUMMER STREAMER 」

    原田ひ香 「夏のカレー」

    《エッセイ・掌編》
    田辺智加 「初恋と食事」

    山本ゆり 「ゆかりとバターのパスタ」

    山田詠美 「恩響の彼方のトマトサラダ」


    私は特に、錦見映理子さん、尾形真理子さん、原田ひ香さんの作品が好みだった。
    ある作品では、涙がじんわり浮かんでくる。
    またある作品では、言葉のセンスが上手すぎてニンマリしてしまった。尾形さんの背徳行為とか。笑

    どの作品も、恋と食がテーマという以外は、全く趣が違っていて面白い。其々の個性が光っているので、気になった作家さんの他作品も読んでみたいと思った。


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    2025年10月09日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食がテーマであること、と、
    こんなに豪華な作家さんが集まった文庫本、読むしかないでしょ?!
    と、手に取りました。
    期待通りです。
    食と恋がテーマの短編小説でしたが、それぞれのシチュエーションでこんなにもバリエーション豊かに物語が紡がれていけるんだ、と。

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    2025年08月31日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食事が出てくるお話を読みたくて、借りた一冊。古内一絵さんとか一穂ミチさんの短編が入っていて、いろんな【ふたり】が食とからみながらお話が進む。
    尾形真理子さんの大谷翔平が出てくる話に、小説にまでご本人で出てくる大谷翔平のスゴさんを感じた。
    個人的には原田ひ香さんの『夏のカレー』が切なくて好きだった。

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    2025年08月25日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    小説とエッセイで描く10の恋と食のアンソロジー。
    一穂ミチ「わたしたちは平穏」、原田ひ香「夏のカレー」、
    古内一絵「ワタシノミカタ」、山本ゆり「ゆかりと
    バターのパスタ」等を収録。

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    2025年08月24日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    新刊情報で見掛けて気になり、手に取った作品。
    装画とテーマがとても好みだった。

    「恋と食」をテーマに描かれた小説、掌編、エッセイのアンソロジー。
    作家さん以外にお笑い芸人さん、料理コラムニストさん、コピーライターさんが参加されていて豪華メンバー。
    山本ゆりさんのレシピには大変お世話になっている。

    本書のタイトルを見て、「心温まる話が多いのかな」と思っていたら、いろんな意味で衝撃的な話が多く、それも含めて楽しめた。

    どの作品も出てくる料理がとてもおいしそうー!
    パエリア、ロールキャベツ、カニクリームコロッケ…食べたい…!
    食欲を刺激されまくりの一冊だった。

    ︎✿「わたしたちは平穏」一穂ミチさん
    性格や食の好みが合い、同棲している2人。一見平穏に見える2人の間に潜んでいる不穏さが怖い。ラストは若月さん、まさか…?この2人、この先どうなっちゃうんだろう…。

    ︎✿「ワタシノミカタ」古内一絵さん
    家庭内には味方が必要だよね。この3人には世間の目に負けず幸せに暮らしていってほしい。昴の例え方が秀逸!昴が作ったキャンプ飯、私も食べたい♡

    ︎✿「初恋と食事」田辺智加さん
    「ぼる塾」の田辺さん。描かれていること全てに共感しかない。私もしんどい時はとりあえずおいしい物を食べて、乗り切っている。

    ︎✿「ヴァンパイアの朝食」君嶋彼方さん
    目次を見て一番気になっていた作品。タイトルだけ見てファンタジーなのかと思いきや、ヴァンパイアって、そういうこと…!恋愛の甘さと苦さが詰まった作品。

    ︎✿「くちうつし」錦見映理子さん
    人生にどれだけ絶望しても、食べることをやめなければ、いつかはきっと立ち上がって生きていける。食べることは生きることに直結するんだなぁと改めて感じた。

    ︎✿「ゆかりとバターのパスタ」山本ゆりさん
    母が作ってくれたお弁当にはいつもゆかりご飯が入っていたことを思い出した。ゆかり買ってきてパスタ作ってみよう。

    ︎✿「白と悪党」奥田亜希子さん
    土鍋にまつわる初恋のお話。美弓の関谷への執着がなんだか怖く感じた。私は何故か小さい頃からお粥の描写にとても惹かれてしまう。土鍋でかしぐお粥、いいなぁ。

    ♥「SUMMER STREAMER」尾形真理子さん
    野球観戦を通じて知り合う2人が絆を深めていく様が微笑ましい。自分が好きなものを一緒に楽しめる相手がいるって素敵。そして試合のシーンがとても胸熱。

    ︎✿「夏のカレー」原田ひ香さん
    男女が知り合ってから40年間のお話。結婚はやっぱりタイミングだなぁ。人生で全てを捨ててでも一緒にいたい相手に出会えることは幸せなことだと思う。

    ︎✿「恩讐の彼方のトマトサラダ」山田詠美さん
    序盤から衝撃すぎる…!だって、真実なんだもん。(p.348)って…!失恋のお話なのに湿っぽくないのは山田さんのお人柄なんだろうな。

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    2026年04月25日