toi8のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ魔王を倒した勇者が、魔人に殺され帰らぬ人になった。魔王を倒すほどの力を持った勇者がなぜ殺されたのか。
彼のパーティーであったメンバーから話を聞くスタイルで次々と見えてきた真実を紐解く話。
続きが読みたくなるようなわくわくした気持ちでページをめくる手が止まらなかった。
ストーリーの構成上、様々な話が断片的に語られるのだけど、それが逆にスピード感があって面白さが加速していく感覚。
タイトルが何重にも意味を持たせていて、それがこのストーリーに深みを持たせていた。
誰かを勇者として祭り上げることで、勇者が殺された。というだけでも充分面白いのに、更に明かされる勇者の正体や、そもそも勇者になるのは結果 -
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Posted by ブクログ
この危うさと焦燥感、なのにどこまでも甘い夜のようなこの感覚はNo.6でしか味わえないです。
こんなに早く二人の新しい物語が読めるとは…。
無印では紫苑とネズミの関係性の変化が大きな見どころでしたが、再開の紫苑のネズミの関係性は普遍なものになったのですね。
ネズミは大切なものを持つと弱くなると無印では言っていた覚えがありますが、紫苑という大切なものを持つ覚悟をしたのですね。
そんなネズミは無印よりもさらに強くなった気がします。
揺れ動き、戸惑うことは決して弱いことではない。
揺れ動き、戸惑いながらも、大切なものを守る決意をして前に進んでいくことは、とてもとてと強いものなのです。
ああ、どれだけ語 -
Posted by ブクログ
取り急ぎ。
#1が14年の空白を埋めるように時間をかけて展開していったのに対して、#2は無印のエピソードを拾いながらぐいっとひとつ先まで展開していくような印象を受けた。本当に面白い。ストーリーも会話も、何よりも彼らの心情を読み進めるのに心が動いて仕方がない。やっぱりあさの先生の言葉たちが大好き…!!
そしてやっぱり、あなたから紫苑を奪ってもいいか、という台詞。一度本を閉じないと先に進めないくらいの重たい台詞です。無印、beyondまでのネズミは絶対に口にしなかったその類の台詞。心臓が止まりました。しかも火藍もそれを予期していたというのだから。
だけどやっぱり思うのは、紫苑に近しい人たちにとって -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!beyondで紫苑がした黒いことがずっと気になっていたので、再会二巻で紫苑が自分のしたことをいけないことだと認めて、自分を批判する相手を排除するんじゃなくて話し合おうとする行動をしていたと知れてほっとした。第三の道があるんじゃないかと言った紫苑の純粋さのようなものが失われていなくてよかった。
力河さんが頑張ろうとしていることや、楊眠さんがやり直そうと頑張っているところを見られて嬉しかった。
紫苑からネズミへの感情が沙布から紫苑への感情と同じだと言い切ったことや、誘っていると受け取ってくれて構わないと冗談か本気か判断できないぎりぎりのラインのことを言ったことなど、紫苑からネズミへの感