toi8のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
令和のベストセラーラノベ『誰が勇者を殺したか』シリーズの3作目。
それぞれが1巻完結ではありますが、1作目から順に読んでいった方がネタバレもなく確実に楽しめます。
王道で綺麗にまとまっている1巻を経て、その続きを出すのは蛇足では?というファン達の不安があったものの、2巻を読むとその不安は消失。2巻・3巻ともに、続刊ストーリーではありますが立ち位置や構成がかなり工夫されており、1巻のファンである自分も新鮮な気持ちで楽しめました。
今巻はシリアス強めな内容で好みは分かれそうですが、このシリーズになくてはならない巻になりそうです。
次巻以降ではメインキャラクター達の恋模様の進展にスポットライトが -
Posted by ブクログ
4年ぶりの第8巻。随分と間が開いてしまった。前巻の展開を忘れてしまっていたので、再度読み直してから8巻を読んだ。いよいよ最終章「絶望時空」に突入した。
「鬼滅の刃」と同じく鬼退治の話なのだが、こちらの鬼は、「殺戮因果連鎖憑依体」(さつりくいんがれんさひょういたい)。文字通り人間への憑依を繰り返す。そして、鬼を狩る組織は日本の《門部》(かどべ)とバチカンの《ゲオルギウスの会》、そして米国の《I》(ジ・アイ)である。その三つの組織が同時に攻撃を受け、瞬時にして危機的状況に陥ったのが前作。
今作では、その失地挽回と反撃が描かれる。しかしながら、人類の絶滅までのタイムリミットを少しだけ先延 -
Posted by ブクログ
これは凄い作品に出会ってしまったよ
作品傾向としては近年のラノベにおける王道路線、異世界への転生であり権威・権勢を持つ者として人生をやり直すというもの。けれど、本作はそうした権力者に生まれ直す事で得られる利点というか欲求的な部分を初っ端から否定しているね
偉くなった事で得られる立場に相応しいリーダーシップの発揮「変えることで自分の存在を刻印する」行動を敬遠している。前世においてそれなりに軌道に乗っていた会社の社長として行き詰まった彼は権力者として何か行動を起こす限界を体感している。だから異世界において改めて権力者の椅子に座っても、彼は次なる人生にて失敗しない為に「何もしない」を選んだわけだ
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Posted by ブクログ
NO.6の続編が出て、本当に嬉しい。
当時の最終巻を読み終えた頃の自分はまだ中高生で、「#再会」が発刊されるまでの間にずいぶん歳をとってしまった。
大人になって、楽しい時間を過ごす手段がアニメや飲酒になっていて、楽しいような切ないような気持ちだった。
が、本作を読み始めて、読書の楽しさやわくわくを思い出した。心に染み込むような満足感がある。
若い頃に読書の楽しさを知っておいて、no.6を読んでいて、本当によかった。
本作でのネズミの登場は後半からということからも、本作がそれなりに長いシリーズでありそうな予感がしてわくわくした。
9月発刊の第二巻が待ちきれない。 -
Posted by ブクログ
小説のコミカライズです。
元となっている小説がものすごく気に入ってたので、漫画になったらどうなるんだろうと手に取ってみました。
小説を読んだ方ならわかると思うんですが、めっちゃ漫画にしにくそうな、下手したら文字だらけになって読みにくそうな感じなんですよ。ちゃんと漫画化できるのかなー?と半信半疑でしたが、すごい!原作の世界観を崩すことなくキチンと漫画になってます。プロの方たちの腕前をみくびってましてすみませんでした。
小説版の挿絵の方とは別の方が描かれていて、それなりに寄せて描いてくれてますが、マリアさんの再現度が惜しい感じでそこだけが残念です。続きがでたら読みます! -
購入済み
面白いけど、もう続巻は出なそう
2巻まで読了。文句なしに面白いです。
設定、描写、ストーリー、登場人物の魅力など、かなり完成度が高いと思います。
けど、2巻が出てから既に相当経つので、もう3巻は出ないんでしょうね。
仕方がないので、 ネットで続きを読みました。けど、やっぱり本になってる方が完成度が高いですねー。
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Posted by ブクログ
おもろいやないか
3作目なので、前作を読んでいないと
面白さは半減するかもしれないが、バトルよりもミステリー、
人の心の動きを丁寧に描く作風は健在で、
今回も良かった
王としての振る舞いは、
現代の経営者やリーダーにも通じるところがある。
そして、その先にあるのは孤独
自分の苦しみなんて、他人にはわからない
そんなところにも共感したし、
「自分を演じることでうまくいくケースだってあるはず」
そう慰めたくもなった
みんな、迷うし、悩むし、
だからこそ、
勇気を与えてくれる、そっと背中を押してくれる、
そんな“勇者”に、会いたくなる
あと、マリアのツンデレキャラも良かった
俺はツンデ -
購入済み
勇者の章
2巻が出たときに、こう続編を描くのかと思いましたが、誰が勇者を殺したか、というタイトルでまさか三度タイトル回収されるとは!作者の引き出しは多いですね。今回はどのようにストーリーが進むのかぜひ読んで確かめてみてください。
初見時、1巻と2巻のキャラや内容を忘れてたので、これ誰だっけとなってしまいました。。3巻ともなるとキャラ紹介あれば良かった