西成活裕のレビュー一覧

  • 誤解学

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    第2章の「誤解の理論」は当初取っ付きにくい感じだったが、読んでいくうちになんとか理解できるようになった.面白い理論だ.示唆に富む事柄が満載だが、142頁の次のフレーズが良かった.「我々は真意での合意を望むのではなく、お互いが誤解していると感じないように努力することこそ重要なのだ.」

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    2014年11月12日
  • 誤解学

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    力作。秀作。
    誤解を学問的なものにした、ユニークな本。着目が良い。
    世代間、聞き間違い。
    相手の立場になる。
    ある意味、誤解は防げないのを前提に行動する
    と言うことかも。
    自分の理想、プライドを一瞬捨てる。あきらめる。誤解されてもいいじゃないか。自分の心が決めてるだけのこと。気の持ちようだ。

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    2014年10月04日
  • 誤解学

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    西成先生の本は面白いですね。
    ただ、『渋滞学』の方が面白かったですけど。

    誤解を数式で表すのは、とても新鮮でしたし、モデルとしても納得できるものでした。
    基本的な考えは、かなり使えそうなので、今後は、今回この本で目にしたモデル・数式を意識して、コミュニケーションをしてみたいと思います。

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    2014年08月03日
  • 渋滞学(新潮選書)

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    交通の渋滞から、人の渋滞、アリ、ネットワークの渋滞まで色々な渋滞があり、様々な分野の問題を単純化して画一的に捉える面白さ。締めに、理学と工学を横断的に理解のある人が今後必要だと作者は説いている。

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    2014年07月19日
  • 誤解学

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    著者の真意を理解することができたと思うのは誤解かもしれない。モデル化して数式を作り出すというのは、勇気のあるアプローチだと思う。

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    2014年06月30日
  • とんでもなく役に立つ数学

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     渋滞学の先生の、高校生向けの本。数学啓蒙書にもなっている。その考え方は仕事にも趣味にも十分活かせる。かなりゆるい密度の本だったのであっというまに終わってしまった、というザンネン感があるが、より専門的な書籍も今後出るだろうから、そちらにも期待したい。説明がわかりやすいのがありがたい。イメージがすぐに沸くのが良い(ネタが初歩的だからかもしれないが、それは初歩的にまでコンセプトを抽出してくれているからだろう。本気でやるとかなりハマる事ばかりでもある)

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    2014年06月17日
  • とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学

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    読んで良かった。楽しかった。特に四元数とか。進化ゲーム理論は、キーワードだけ。できるだけ早く自習する。波動は、もうちょっと自習が必要なので、必要に迫られたら。

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    2014年04月09日
  • 渋滞学(新潮選書)

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    ●『渋滞学』(西成活裕/新潮選書)
     渋滞というのは、目の前にあれば不快だし、どっから始まるかもわかんないし、なんだか正体がわからない「ぬえ」のようなモノという認識だった。ところが、近年ではこの「ぬえ」のしっぽをつかまえているっぽいつーか、ちゃんと「学問」になってるっぽい。
     具体的には、簡単なモデルをつくって、それを動かしながら検証していくと。そのモデルというのは、こんなの。

    □□●●□●□□●□□□

     四角い箱□の1コマに、●は1個だけ入ることができる。で、1コマ先が空いてれば移動できる。こんなふうに。

    1)□□●●●□●□□●□□□

    2)□□●●□●□●□□●□□

    3)□□●□

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    2014年03月30日
  • 無駄学(新潮選書)

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    ネタバレ

    トヨタ生産方式の無駄とは「付加価値を生みださずに、原価のみを高める生産の諸要素」という定義であった これまでの方法は「押し込み生産」といい、前工程ができたら後工程にどんどん渡していく、というものだ 「引き取り生産」後工程が前工程に注文して、その注文が出来上がったら後工程の人が引き取っていく、というものだ 無駄を憎んで人を憎まず 

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    2014年02月01日
  • 無駄学(新潮選書)

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    むだ、ムダ、あるいは無駄というキーワードで筆者の思索は展開していく。トヨタの無駄取りに始まり、社会におけるあらゆる無駄、前著 渋滞学との関連、そして資本主義経済における無駄へ。経済成長が見込めなくなりつつある現代、定常社会という概念が取りざたされるようになってきている。そこでは、仏教経済学、かわりばんこ社会、利他主義のコミュニティなどが大切な考え方になるのだろう。

    無駄を考えるとが、かくも興味深き思考展開だとは。

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    2013年10月05日
  • とんでもなく役に立つ数学

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    ネタバレ

    自分の子供達に勉強を好きになってもらいたいので、この手の本も読むようにしている。

    数学者である著者曰く、数学の場合、実生活に役に立つまでに「数学」→「物理」→「工学」→「実社会」のように何段階もかかるため、なかなか学生に面白さを伝えるのが難しいらしい。
    そこでこの本では、著者が専門としている渋滞学(交通渋滞をどのように解消するかを考える学問)を通し、微分積分やセルオートマトン等の数学理論がどのように役に立つかを、具体的に紹介してくれている。

    交通渋滞のような複雑にからまった事象(人間の心理も入ったこと)でも、抽象化・単純化して数学理論に乗せることで、法則が導けて解けることがあるのだというこ

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    2013年06月29日
  • とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学

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    確かに、「仕事」に役立った。
    テイラー展開と、インパルス入力(?)orデルタ関数のスペクトルの話は、その後の仕事上の会話の中で「お茶うけ」程度に使えた。でも、そこから何かを見いだせたかというと、とてもとても怪しい。

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    2013年05月19日
  • とんでもなく役に立つ数学

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    渋滞を数学的に解消することを研究している著者が高校生に向けて行った講演をもとに書いた本。
    平易で、内容も興味をひくものが多く、面白く読めました。

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    2013年05月05日
  • とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学

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    説明の仕方が、かなり大胆だと思います。
    これだけ砕けた内容だと、読んでくれる人も増えそうですね。

    ただ、個人的には、フィーリングが若干合いませんでした。
    そこが気になったので、★★★★★ではなく、★★★★☆です。

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    2013年04月02日
  • とんでもなく役に立つ数学

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    学生の時に読みたかった。
    様々な現象を数式で記述し
    問題を解決する。数学を無機質なものではなく
    社会との繋がりを感じさせながら、
    本格的に学ぶ橋渡しになる本。

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    2013年03月18日
  • とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学

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    人気予備校講座の社会人版というか、とにかくわからせる、使えるようにする、いう意図に特化している。
    大学の授業が麓からの富士登山だとすると、本書はスバルラインで5合目くらいまでは運んでくれる。そこから先の道のりは地道に歩くしかないのだが。
    実例の演習書を出したらまた売れるんじゃないだろうか。

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    2013年03月07日
  • 渋滞学(新潮選書)

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    一番心に残ったのは、自然渋滞の発生する原因。体感しない程度の緩い勾配・サグによってもたらされるのね。確かに考えてみればなるほど納得。気づいたら10-20kmスピード落ちてること、確かにありますもんね。

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    2013年01月20日
  • とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学

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    この本で得たツールを使いこなすには、「違うものを同じと言う勇気」を持って、モデルを現象に当てはめる能力が必要と感じた。
    観察と連想が決め手ではないだろうか?

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    2012年12月30日
  • 無駄学(新潮選書)

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    「渋滞学」の西成教授の一冊。前著をビジネスや家庭のシーンに置き換えムダ取りというポイントでまとめてあるのでかなり面白く読み取ることができた。トヨタ生産方式が渋滞学とこうも関係してくるのか、と言う点も実に興味深いしきちんと学問として成り立っているところが魅力。メーカーの業務改善には非常に役立ちそうです。

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    2012年08月21日
  • とんでもなく役に立つ数学

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    数学嫌いは、こうやって数学に触れればたのしい!
    数学なんて社会にでてから使わないじゃん、
    なんて言い訳もう言えません。
    もっと早くにこういう楽しさ知りたかったな。
    自称文系数学嫌いは必読かも。

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    2012年07月07日