西成活裕のレビュー一覧
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著者は2021年にイグ・ノーベル賞を受賞した西成教授。1991年にノーベル賞のパロディとして創設され、「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」に授与されるイグ・ノーベル賞。『人間をお休みしてヤギになってみた結果』の著者トーマス・トウェイツも受賞していたので、どことなく受賞者を皮肉った賞かとも思いつつ、そうではなく、ユニークな着眼点というかユーモアな研究を評価したというもので、決して化石賞のような不名誉なものではない。とは言え、 ignobleには「不名誉」という意味があるが。
西成教授は、YouTubeにも登場するが、スキンヘッド?のような見た目。それが本書のイラストにもキャラクターとして使わ -
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物理=モノのコトワリ
アリストテレスが紀元前300年には、世の中は火、水、土、空気で成り立ってると言った。現在の、熱力学、力学、波動に既に着目している。さらに、電磁気と原子を加えたものを高校で習う。アリストテレスの名言「知を愛すること(フィロソフィア)」。アリストテレスにとっての哲学とは「知りたい」と思ったことすべてが対象。
分子→原子→陽子(中心にあるプラスの粒)、電子(外周のマイナスの粒)、中性子(電気を持たないニュートラルな粒)→クォーク(素粒子、陽子と中性子を分解)
★熱力学
熱力学第一法則:熱(Q)、エネルギー(U)、仕事量(W)の和は常に一定
カロリー:1カロリー=1gの水を1 -
Posted by ブクログ
詰め込み教育をやってきて、概念をちゃんと理解してなかったから、ざっくり学びなおすのにはちょうど良さそうと思い、読むことに。
結論から言えば、読んで良かった。練習問題を自分で解いているわけじゃないから、分かったつもりになってるだけだろうけど、割り切って考えるところと、それが何に使えるか?といった、そもそもの背景などが分かりやすく、こういう先生から学生時代に教われた人はラッキーだっただろうなと。
ざっくり、自分にとって重要なところ3つ挙げると、
・数学で共通認識をつくれる。
・叡智のバトンをありがたく受け取る。
・実務に応用する
以下、忘れないようにしたい。
・数字を使うと、正確に伝えら