藤子・F・不二雄のレビュー一覧
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ますますパワーアップしていく魔美の超能力。念写、それも動画フィルム。念動力は大人4人や車など軽々。他人の心のイメージを感知するだけではなく、自分のイメージを他人に送ることもできるようになった。「スズメのお宿」では「遠く離れた人と人をめぐり合わせる」という能力の発露もあった。そんな超常能力を手にしても魔美の活躍の場は市井である。被害者の心の叫びは魔美の事情によらず聞こえてきてしまうため、不機嫌だったり寝不足だったりする。スーパーウーマンにも生活があるのだ。
楽しかったのは「スター志願」。魔美をスカウトする悪徳タレント事務所と魔美のすれ違いが絶妙の語り口で描かれる。完全にずれまくっているのがおかし -
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作風が安定した『週刊少年サンデー』版後期。感動のというか唐突な最終回まで。連載当初のカオス感は薄れ、藤子・F・不二雄による絶妙なネーム構成と見事なキャラクターの配置によりスタジオゼロ内での作業がシステマティックになったと思われる。「サングラスのQ太郎」、「世界で一枚しかない切手」など一つのテーマで14ページにまとめるような一貫性のある作品が増えている。これらは落語的な味わいがある。
意外なところでは毎日ラーメンを食べている小池さんの仕事が判明する「上にドがつく小池さん」、『ドラえもん』と『バケルくん』の「ぼく、桃太郎のなんなのさ」のプロトタイプのような「咸臨丸とQ太郎」(こちらの場合夢落ちとい -
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パーマン登場!(小四版)(小四 66年12月号)
雪山救助(小四 67年01月号)
猛獣がいっぱい(小四 67年02月号)
★パー子登場!(小四版)(小四 67年03月号)
それでもみつ夫はやる(小四 67年04月号)
自動車強盗(小四 67年05月号)
パーマンのアルバイト(小四 67年06月号)
脱獄囚とおばあさん(小四 67年07月号)
わが友「有名人」(小四 67年08月号)
★夜の魔王アカベロン(小四 67年09月号)
★コピーの秘密(小四 67年10月号)
パーマン5号大かつやく(小四 67年11月号)
特大クリスマス(小四 67年12月号)
動物解放区(小四 68年01月号)
山 -
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1966年前半の『週刊少年サンデー』版。
ドロンパの登場のせいなのかようやく面白くなってきた。実際の初登場は1965年『小学五年生』12月号とのこと。『少年サンデー』での初登場はあっさり。唐突に「友達になってやるか」とドロンと出てきてゴジラに「なんだおまえ」と言われる。憎まれキャラであり、斬新なデザインに驚きはあるもののやけにあっさりしている。
ドロンパのことを好きだった訳ではないのだが、さびしがり屋のくせに意地悪なアメリカおばけが『オバケのQ太郎』の世界に深みを与えたのは間違いない。Qちゃんの比較対象がなかったのだ。人間ではない外部のものだから多少のナンセンスが許容されてきた。そこへある意味 -
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「バケルくん」は、子どもの頃、ものすごく好きだった記憶があるんですよ。
でも、バケルくん自体がけっこうマイナーで、その後、読み返す機会ってなかったのです。
で、今回、読み返していて、けっこう、お金で解決することが多くて、ちょっと、ビックリしました。
でも、そういえば、
「ドラえもんのポケットより、バケルくんのパパの財布が欲しい……」
ってなことを言っていたような記憶があるような、ないような。なんちゅう、子どもだ(笑)
まあでも、お金があれば、あんなことも、こんなこともできるのにというのは、子ども時代は、けっこう考えていたんだと思います。そのあたり、子ども心をものすごくくすぐるマンガな -
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未収録分に加えて新たに『別冊コロコロコミック』に掲載された新しいシリーズも加えられてすべてが一冊にまとまった。面白い設定(宇宙人からもらった大量の人形、鼻を押すと心が人形に移動して大きくなり動けるようになる。一方で自分の体は人形になってしまう。)なのでもっとたくさんのエピソードを読みたいのだがこれがすべてである。
基本的にはバケルくん、ユメ代(姉)、父、母、犬のバケ田一家の人形を利用する。賢く俊敏なバケル、美人で頭のいいユメ代、財布からいくらでも現金をとり出すことができる父(現金の謎はエピソードで語られるが、この設定はいささか問題あり)、掃除と料理は母(特筆すべき能力はないという問題)、昼寝す