【感想・ネタバレ】藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美 3のレビュー

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1,2巻に続き、今回もいいエピソードが揃っています。
シンプルにハッピーエンド、といかないこともあるのがこの作品の面白さであり、深みであると思います。

#泣ける #切ない #感動する

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

藤子マンガってのは『ドラえもん』に代表されるように、日常生活に何か異質なものが入ってきて、主人公とその友達を巻き込んだドタバタ劇ってのが定番のパターンなのだけど、そのパターンを外れたものに実は名作が隠れていたりする。『21エモン』しかり、『モジャ公』しかり、そして『エスパー魔美』しかり。

ちょっと高めの読者年齢が設定されているので、たとえば「ミノタウルスの皿」みたいな大人向けSFの「毒」を少々マイルドにしたような、「絶妙の黒さ加減」の珠玉の物語を楽しむことができる。ほんと、隠れた名作だね、これは。

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2012年12月23日

Posted by ブクログ

どんどん面白くなる。
この作品の魅力は何なのか?一番には魔美のキャラクターだ。おっちょこちょいでズボラで抜けているのに人一倍正義感が強い。キュートなルックス。これはそのままQ太郎に当てはまる。不完全な特殊能力を持ち合わせているところも同じだ。
しかしこの作品を支えるキャラクターは魔美だけではない。
魔美の飼い犬、コンポコは喋れなくとも表情豊か。狸・猫・狐などに間違われる。間違われると癇癪を起こす。いつも「フヤン、フヤン」と鳴くのも犬と思われない理由だ。人間と身振りで会話するところなどは『パーマン』のブービーそっくりだ。
頭のいい同級生の高畑さんは魔美のブレーンとなって様々なアドバイスをしてくれる。頭が良すぎることが悩みで野球をしたいのだが大してうまくない。父親は美術教師・画家であり魔美をモデルにしている。おおらかで下手な鼻唄が出たら調子がいい時だ。母親は唯一特徴がない。しっかりした美人でおそらく外国の血が入っている。魔美の毛が赤いのはそのため。この辺の設定は特に語られていないようだが、元になった短編『アン子、大いに怒る』から引き継がれていると思われる。
切ない「サマー・ドッグ」や「人形が泣いた?」、前後編となる「学園暗黒地帯」など所収。
解説はヨーロッパ企画の上田誠。

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2010年04月19日

Posted by ブクログ

ヤミに光る目(マンガくん 78年03号)
雪の降る街を(マンガくん 78年04号)
大預言者あらわる(マンガくん 78年05号)
高畑くんの災難(マンガくん 78年06号)
人形が泣いた?(マンガくん 78年07号)
エスパー危機一髪(マンガくん 78年08号)
地下道おじさん(マンガくん 78年09号)
名犬コンポコポン(マンガくん 78年10号)
凶銃ムラマサ(マンガくん 78年11号)
オロチが夜くる(マンガくん 78年12号)
学園暗黒地帯(前)(マンガくん 78年13号)
学園暗黒地帯(後)(マンガくん 78年14号)
恋人コレクター(マンガくん 78年15号)
サマー・ドッグ(マンガくん 78年16号)

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2010年02月28日

Posted by ブクログ

アニメは見てなかっけれど、単行本はけっこう読んでいたつもりだったのですが、このあたり、あんまり記憶がないなぁ。

高畑さんの正義漢ぶりが、なかなか、かっこいいですねぇ。腕力がないけれど。魔美とふたりあわせて、のび太とドラえもんになるところが、おもしろい。

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2010年05月06日

Posted by ブクログ

藤子・F・不二雄大全集「エスパー魔美」3巻。

3巻はなんといっても「サマー・ドッグ」につきます。
人間の身勝手さが生んでしまった悲劇。この話が掲載されたのは1978年。自分が生まれる前の話だけど、未だに身勝手な大人たちのしでかしてしまった事件というのはなくならない。
この話を見た人読んだ人には、少なからず心を打つものがあったと思うのだけど、その気持ちを持ち続けることができていない、ということなのかな。自分も含めて。

子供の頃に感じた気持ち。それはアニメでも映画でも漫画でも、そんなメディアでもいいのだけど、単純に心に響いた感情を持ち続けることは難しい。
インプットし続けるしかないのかな、感情が風化しないように。

かなしい結末を迎えないように、少しでも努力をしていこうと考える魔美。
かなしい結末を迎えてしまったことを知らせないように、嘘をつく高畑さん。

二人のやさしさがつまった最終ページは、やるせないです。

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2020年02月10日

Posted by ブクログ

最初はどうかと思っていたけど、だんだんこの作品の良さがアップしてきました。高畑くんもますますカッコ良くなってきましたねぇ

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2010年06月28日

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