川奈まり子のレビュー一覧

  • 告白怪談 そこにいる。

    Posted by ブクログ

    物語形式の実話怪談は読みやすくて没入しやすい。
    いちばん心に残ったのは『おそごうてかなわん』で井戸を粗末にしたら駄目なはなしと七人ミサキの変異版の融合みたいなはなし。七人ミサキはそんなに怖いと思ったことないけど、実際に経験しかけたひとのはなしだとするとめちゃくちゃ興味深い。井戸は本当に不思議。井戸にはカミサマがいるんだろうか。水と土、土地、それらにカミサマが宿るとしたらどこの場所でもどんなところでも本当は危ういのでは?と思えてくる。古い土地しかこの世界にはないのだから。

    0
    2025年07月12日
  • 迷家奇譚

    Posted by ブクログ

    川奈先生のルポタージュはなんてこんなに面白いんだろう。夢中になって読んだ。
    『鍵付きの時代箪笥』と『生霊返し』が印象的。
    色んな不思議な体験をしてきた川奈先生が本当にすごいと思った。

    0
    2024年05月06日
  • 怪談実話二人衆 嫐

    Posted by ブクログ

    赤い地獄を読んだ際に基になった話があるとお聞きして、読んでみた。
    《赤坂魔窟》よかった。あと《廃病院にて》も好きな話でした。
    実体験と思うと怖いですが…
    見事に嬲られましたね…

    0
    2024年04月29日
  • 家怪

    Posted by ブクログ

    すごく怖いわけではない。が、じわじわヒタヒタとくる怖さがある。実話だということで、話に明確なオチがあるわけではなく、それが話の信憑性を上げている気がする。
    私がいちばんゾッとしたのは、「あかずのま」。

    1話が短いのでサクサク読めるけど、夜1人で読んでいると怖さが倍増して良い感じ。

    0
    2024年04月27日
  • 家怪

    Posted by ブクログ

    じわじわと怖くなる。
    事故物件だけじゃなく、家で起こる怪異がとてもいい
    17軒目のあかずのまが1番好きでした。
    自分の家で怪異が起きたらと思うと、嫌だな。

    この本に出てくる家は最恐です。

    0
    2024年02月13日
  • 赤い地獄

    Posted by ブクログ

    これは怖いって。
    1話目からすごい。
    ホラーもあり、少しグロテスクでもあり…。
    たまらない。こういう小説本当に好き。
    実話もあるのだろうか、気になる。

    0
    2024年01月12日
  • 実話怪談 穢死

    Posted by ブクログ

    ホルモン饂飩が1番不気味で、1番好きな話でした。
    そして、最後の三枚襲…。本当にあった事だ思うと恐ろしい。
    でも、興味深かった。

    0
    2024年01月07日
  • 眠れなくなる怪談沼 実話四谷怪談

    Posted by ブクログ


    四谷怪談で有名なお岩さん。
    きっと、聞いたことはあるかと思います。
    四谷怪談の内容を知らなくても、怖さ・ストーリーがとても面白く、怪談好きにはたまらなかった。
    そして、古典怪談にも興味が湧きます。
    もっと知りたくなりました。

    四谷怪談の解説は詳しくて読み応えがあり、実話怪談は怖くて不思議で、とても贅沢な1冊です。

    読み終えた後、四谷怪談の印象が変わると思います。

    0
    2023年05月17日
  • 一〇八怪談 濡女

    ネタバレ 購入済み

    気になる

    「変な客」
    幽霊にマッサージ。怖い思いをしたものの、規定通りに料金をもらったんだから文句はないか。それにしても、ホテルマンは正体を知っていたのか?!
    「理不尽な来訪者」
    自分の辛い過去を切々と訴える女の幽霊。何だか生きてる人っぽい。
    「生霊観察日記」
    窓から中を覗く巨大な顔を撮影。怪談作家のK先生に画像を送ろうとするも失敗。K先生とは、黒木あるじか、黒史郎か?

    #ドキドキハラハラ #怖い

    0
    2023年02月17日
  • 八王子怪談 逢魔ヶ刻編

    購入済み

    逢魔ヶ刻を調べると、魔物と遭遇する夕暮れの時間とある。長い歴史が積み重なって行くうちに「魔」が実体を持って迫ってくる。それは過去に目を背ける現代人への戒めだろうか。

    0
    2022年06月06日
  • 一〇八怪談 飛縁魔

    購入済み

    幻惑

    飛縁魔を調べると、外見は美しいが、その美貌で男を惑わし家を潰し命を奪う女の妖怪とある。
    金と女に失敗する男が世の中に多いのも宜なるかな。
    騙す女と騙される男と、どちらが悪いのか?
    どちらも悪くない。男と女がいる以上、世の中は変わらない。川奈まりこ氏の実話怪談を読むと、著者がそう言っているように思えてならない。

    0
    2022年03月25日
  • 東京をんな語り

    購入済み

    川奈さんの自伝風味

    ルポルタージュ的な手法と、小説的な想像(妄想)が織り成す東京曼陀羅。とにかくこの人の本がいろいろ読みたい。

    0
    2022年03月16日
  • 実話奇譚 夜葬

    購入済み

    オチがなくても、背筋にクル。

    実話だけに。

    日常のさり気ない事的な短編の集まりに綴られるは、実在するのか?と有史以来、未だ論に決着のつかない霊体やそれらがもたらす怪奇現象。

    エンドを必要としない実話だからこそ、起きている事象が綴られた文に目を通しているその瞬間が引き込まれている、惹き込まれている状態。

    そして、実話だけに、読み手の思念が書かれている内容に共鳴すると、自身の周りのそれらを呼び寄せる可能性も。

    夜中や悪天候の最中、まどろみながらページをめくっていると、空気が変わる事も。
    その様は時は、閉じて読むのは中断。

    0
    2020年05月07日
  • 迷家奇譚

    Posted by ブクログ

    しらベェの連載より民俗学的考察が強化されてて面白い。大学教授の娘として民俗学的旅をした記憶から現代社会に潜む妖怪や熊取連続自殺事件、寿産院事件と不気味な事件のルポ要素もある。狂気と紙一重の幽冥界が見えてくる。

    0
    2018年10月27日
  • 家怪

    Posted by ブクログ

    川奈先生、大好き!!!
    実話怪談ではなく、もう文学小説だと思って読んでる。
    他の怪談師さんとはテイストが違う。
    優劣とかでなく、個性。
    私は本当に好き。
    情景の描写が細かくて、深い。
    生々しく想像できるところがたまらない。
    好き。

    0
    2025年12月16日
  • 京王沿線怪談

    Posted by ブクログ

    沿線多摩ニュータウン在住です。最寄駅本屋さんの推し棚に「〇〇駅も出でます!」というPOPと共に展開していたので衝動買い。馴染みの駅も多くとても楽しめた。
    自分の住んでる地域の事殆ど知らないんだな〜とモヤモヤな気持ちにもさせられたので手近なとこで「古道」散歩しよ。

    0
    2025年06月25日
  • 実話怪談 でる場所

    Posted by ブクログ

    とても読みやすくスラスラ読めた。
    元は風俗嬢さんとのコト、
    やっぱり水に近い?仕事だと見やすいのか
    自分にソックリな女がウロついてるのは
    想像しただけでも怖いかも。

    0
    2025年06月12日
  • 怪談五色 破戒

    Posted by ブクログ

    川奈まり子先生が大好きで。
    川奈先生の過去話を読めて、更に呼ばれている感じがあって特に面白かった。
    史実に基づく怪談って、説得力があって好き。
    怪談って空想とか妄想寄りだと思うんだけど。史実と照らし合わせるとこんなに似ているところがあるんだよ!
    と、提示されるとゾゾッ以外にも何か得るものがあって好きなんだよね。
    怪談にそこを求め過ぎるのはどうかと思うのだけど、歴史の中に怪異ありみたいな感じで好きなんだよね。

    川奈先生の話ばかりしてしまったのだけど、基本この五色の怪談はどれも面白いのでおススメしたい。

    0
    2025年06月09日
  • 京王沿線怪談

    Posted by ブクログ

    元京王線沿線民として興味があり購入してみました。地元の駅はそれほどパンチの強い怪談ではありませんでしたがなじみのある地名が多く興味深かったです。

    0
    2025年05月30日
  • 実話怪談 でる場所

    Posted by ブクログ

    作者の方は、元AV女優の方で引退後作家活動をされているようです。
    とにかく霊的現象によく会う方だなと思いました。全部で28個のお話が載っていました。中でも分身とタクシーの私という話が面白かったです。
    ドッペルゲンガーの話です。
    また、作者が若い頃から体験した事が色々な場所にあり、鎌倉の散在ガ池など鎌倉怪談まあまあ読みましたが、知らなかったので興味が湧きました。

    0
    2025年04月12日