川奈まり子のレビュー一覧

  • 家怪
    じわじわと怖くなる。
    事故物件だけじゃなく、家で起こる怪異がとてもいい
    17軒目のあかずのまが1番好きでした。
    自分の家で怪異が起きたらと思うと、嫌だな。

    この本に出てくる家は最恐です。
  • 赤い地獄
    これは怖いって。
    1話目からすごい。
    ホラーもあり、少しグロテスクでもあり…。
    たまらない。こういう小説本当に好き。
    実話もあるのだろうか、気になる。
  • 実話怪談 穢死
    ホルモン饂飩が1番不気味で、1番好きな話でした。
    そして、最後の三枚襲…。本当にあった事だ思うと恐ろしい。
    でも、興味深かった。
  • 眠れなくなる怪談沼 実話四谷怪談

    四谷怪談で有名なお岩さん。
    きっと、聞いたことはあるかと思います。
    四谷怪談の内容を知らなくても、怖さ・ストーリーがとても面白く、怪談好きにはたまらなかった。
    そして、古典怪談にも興味が湧きます。
    もっと知りたくなりました。

    四谷怪談の解説は詳しくて読み応えがあり、実話怪談は怖くて不思議で、とて...続きを読む
  • 一〇八怪談 濡女

    気になる

    「変な客」
    幽霊にマッサージ。怖い思いをしたものの、規定通りに料金をもらったんだから文句はないか。それにしても、ホテルマンは正体を知っていたのか?!
    「理不尽な来訪者」
    自分の辛い過去を切々と訴える女の幽霊。何だか生きてる人っぽい。
    「生霊観察日記」
    窓から中を覗く巨大な顔を撮影。怪談作家...続きを読む
  • 八王子怪談 逢魔ヶ刻編

    逢魔ヶ刻を調べると、魔物と遭遇する夕暮れの時間とある。長い歴史が積み重なって行くうちに「魔」が実体を持って迫ってくる。それは過去に目を背ける現代人への戒めだろうか。
  • 一〇八怪談 飛縁魔

    幻惑

    飛縁魔を調べると、外見は美しいが、その美貌で男を惑わし家を潰し命を奪う女の妖怪とある。
    金と女に失敗する男が世の中に多いのも宜なるかな。
    騙す女と騙される男と、どちらが悪いのか?
    どちらも悪くない。男と女がいる以上、世の中は変わらない。川奈まりこ氏の実話怪談を読むと、著者がそう言っているように思えて...続きを読む
  • 東京をんな語り

    川奈さんの自伝風味

    ルポルタージュ的な手法と、小説的な想像(妄想)が織り成す東京曼陀羅。とにかくこの人の本がいろいろ読みたい。
  • 実話奇譚 夜葬

    オチがなくても、背筋にクル。

    実話だけに。

    日常のさり気ない事的な短編の集まりに綴られるは、実在するのか?と有史以来、未だ論に決着のつかない霊体やそれらがもたらす怪奇現象。

    エンドを必要としない実話だからこそ、起きている事象が綴られた文に目を通しているその瞬間が引き込まれている、惹き込まれている状態。

    そして、実話だけに、...続きを読む
  • 実話怪談 出没地帯

    面白い。

    余りレビューが良くなかったので
    どうなのかな?と思いながら
    読み進めたが、面白かった。
    余りぞっとはしないが、実話である
    事を踏まえて読むとやはり面白い。
    文章を揶揄する声もあるが、何という
    事もなく読みやすい。
    1話1話完結だか、十分読みごたえがある。
    それにしても何故彼女がAV女優だったのか
    ...続きを読む
  • 迷家奇譚
    しらベェの連載より民俗学的考察が強化されてて面白い。大学教授の娘として民俗学的旅をした記憶から現代社会に潜む妖怪や熊取連続自殺事件、寿産院事件と不気味な事件のルポ要素もある。狂気と紙一重の幽冥界が見えてくる。
  • 実話奇譚 狂骨
    川奈先生はいつもYouTubeでお世話になってるんだけど、ホントに怪談に引き込まれるので大好き。
    怪談の背景をしっかり調べてらっしゃるところが凄いし。
    ホントに本とは関係ないけど、凛とした美しいお顔を佇まいも喋り方も大好き。
    いつか怪談イベントとかで、お会いしたい作家さんであり怪談師さん。
    本も存在...続きを読む
  • 眠れなくなる怪談沼 実話四谷怪談
    「四谷怪談」らしく、読んだのはお盆の頃。

    面白かったんだけど、いささか、衒学的になりすぎちゃったかなぁー(^^ゞ
    「四谷怪談」=怖い!なんだから、もうちょっと怖がらせてくれてもいいんじゃない?みたいなw
    もちろん、この本は「四谷怪談」が成立していく過程を紹介する内容だから。
    やもすれば、「四谷怪談...続きを読む
  • 家怪
    その怪談にはいにしえの物語があり、今でも続いているのだろうかと想像してしまいます、家が無くなっても。
  • 眠れなくなる怪談沼 実話四谷怪談
    若い頃は、ホラーを読んだりしたものだが、日本の怪談は、友達に借りたつのだじろうの心霊漫画が怖すぎて(正確にはカテゴリーが違うのだろうが)手に取らなくなっていた。

    この本は、『四谷怪談』そのものというより、時代を遡って文献や家計を調べ、様々な角度から紐解かれたものだ。
    『四谷怪談』がそもそもよく分か...続きを読む
  • 八王子怪談
    良く知っている名称などが出てきて今更ながらにそういった謂れがあったのかなどと思いながら読んだ。
    淡々とした語り口が良い。
  • 実話怪談 でる場所
    共演した女性の多くが、亡くなったり、失踪しているのではないかと気がついた。突拍子も無い考えだが、そうとしか思えない数々の事象に背筋が寒くなる。無自覚のうちに死を振り撒いているのだとしたら、果たして私はどうするべきなのだ。

    ***

    名前は存じているが、単著は初読み。(そんなんばっかりだな)自分が...続きを読む
  • 八王子怪談
    有名心霊スポットの話や、心霊タクシーで有名な三和交通さんの話もチラッと。
    怖かったです。
    八王子を知ってる方や心霊スポット好きな方オススメです。
  • 迷家奇譚
    期待したような迷家の話ではなかった。
    さらにルポ系作品とは知らず手に取り、読み進めてから面食らった。
    が、在野研究者と見紛う緻密な文献実地調査やインタビュー、実体験を交えた民俗・伝説・事件・オカルトエピソードの一つ一つを、豊富な語彙と高い文章力で取り纏めていて非常に読みごたえがあった。
    見返しにある...続きを読む
  • 東京をんな語り
    ホラーのような、悪女伝のような不思議な作品でしたね。

    理不尽の中で生きてきた悪女と呼ばれた女性たちの代弁するような物語。

    読み終わった後に湿った雨の匂いがするような気持がしましたね。