【感想・ネタバレ】怪談実話二人衆 嫐のレビュー

あらすじ

「嫐」と書いて「うわなり」と読むそうですよ。後釜に座った女という意味があるとか。悪い女かもしれませんね。でも、嘘つきではありません。「嫐」が語る怪談はどれも本当の話なんですよ。甘やかに酷く、じわりぬるりと嬲(なぶ)ってあげましょう(「はじめに」より)。
AV界のレジェンド、現在は小説家として官能やホラーを世に送り出す川奈まり子と官能小説家であり今回は怪談実話に挑戦した吉澤有貴。その戦慄の怪異とは……あの女が現れてから身体に異変が起きて…「血胎」(川奈まり子)、職場の同僚女性と上司との禁じられた関係、それが終わる時「無言の男」(吉澤有貴)など、冷たくなった身体に恐怖が絡みつき離れない、二人の「女」の怪談実話集。

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Posted by ブクログ

赤い地獄を読んだ際に基になった話があるとお聞きして、読んでみた。
《赤坂魔窟》よかった。あと《廃病院にて》も好きな話でした。
実体験と思うと怖いですが…
見事に嬲られましたね…

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

川奈まり子はネットで読んだ怪談がなかなかに面白く、ちょっと気になっていた。しかしいざ文庫という形になると粗が目立つというか、冗長な文体にイライラし、物語が頭に入ってこない。中途半端に難しい言葉を使わずに、もっと素直に書けばいいのに。肝心の怪談は1本目がゾクッとしたが、2本目以降は小難しい表現が引っ掛かってとにかく読むのが苦痛。もう一人の著者は知らない人だが、ストレスなく読めた。怪談としてはまあまあ。

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2016年06月26日

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