井上理津子のレビュー一覧

  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    井上理津子(1955年~)氏は、京都女子短大卒、全日空、女性と暮らし社勤務等を経て、フリーランスのノンフィクション・ライター。2015年に出版された本作品で、新潮ドキュメント賞候補となる。
    本書は、題名の通り、「葬送」に関わる仕事をしている人たち、即ち、葬儀の専門学校の生徒、葬儀社の社員、湯灌師、納棺師、復元師、エンバーマー、火葬場の職員等に真正面から取材をし、彼らの仕事や思いを描いたノンフィクションである。
    私は従前より、人は死んだらどうなるのかなど、いわゆる死生観について関心があり、キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』をはじめ、その類の本は十冊を遥かに超える数を読んできた。また、ノンフィクション

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    2024年05月23日
  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    おくりびとを読み終えてからその仕事に興味をもちこちらも。
    旅立ちの仕事、初めて知る事ばかりでした。
    そしてこの仕事の世間からの目も。
    私自身は自分の葬式は望んでいませんが、この本を読むと人生の最後にお世話になりたいと思いました。
    もしかしたら自分以上に自分の死と向き合ってくれるのではないかと。
    自分ではなくとも自分が大切に思う人をこの本に出てくる人達に送ってもらえたら納得して旅立ちを見送れるようなそんな死と向き合うプロの人達のお話です。

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    2023年09月30日
  • 師弟百景 “技”をつないでいく職人という生き方

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    この手の本には 目がない
    ついつい 手が出てしまいます

    本当に大事なものは
    目に見えないんだよ

    そのことは
    「職人」さんの世界では
    ごくごく当たり前のこと

    いろいろなところで
    耳にしてしまう
    「後継者が居ない」
    そんなことを吹き飛ばしてしまう
    力強い一冊です

    つい数十年前には
    ごくごく当たり前のことであったことが
    いまでは…
    それゆえに話題なっている

    なにか釈然としない
    気持は残ります

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    2023年07月02日
  • 師弟百景 “技”をつないでいく職人という生き方

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    宮大工や陶芸など職人からイメージするものから洋傘や絵画修復までさまざまな分野の師弟が紹介されている

    弟子になるきっかけ
    師匠の教え方
    師匠のまた師匠との出会い

    多くの師弟が描かれ、この本の何倍もの濃密な師弟の関係が日本中にあることを想わせる

    伝統と革新に感銘を受ける弟子と、弟子に真摯に向き合う師匠
    日本の底力はまだまだあるなと感じた

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    2023年05月01日
  • 夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books

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    SNSで見かけて、行ってみたい!と思っていた猫本屋さん「キャッツミャウブックス」が出来るまでの話。

    店内には保護猫の猫店員さん、扱っているのは猫に関係する本のみ、新刊も古本も扱う、コーヒーやビールも飲める…などなど私には魅力しかない場所。売上の一部は保護猫活動団体に寄付される仕組み。

    企画段階から、どうやって現実にしてきたのか、オープンしてからの色々、まで包み隠さず(収支まで!)書いてあって面白かった。
    パラレルキャリアとして本屋さんをやってみたい人にはとても参考になると思う。
    私も益々行ってみたくなった!

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    2022年09月19日
  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    このようなノンフィクションがないと永遠に知ることはなかったであろう。葬儀の舞台裏で働く人たち。職に就いた動機は死の場面に接したことが多いが、時間が不規則、知識も体力要る過酷な現場で他人のためになっている自覚が支えとなっている。また、うっすらと感じてはいたが、葬式の形態の変化も風俗史のごとく理解することができ、死について向き合うきっかけにもなった。2022.2.13

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    2022年02月13日
  • 親を送る

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    いつか親を亡くす。
    たぶんいつになろうと、ショックや悲しみや、戸惑いがあると思う。
    本書はすごくリアルで、実際に起こったそのショックや悲しみ、戸惑いがつたわり、参考になった、と言うと待ってるみたいでいやだけど、、、。
    パワフルな義姉さんと仲良しで何より。
    やはり、こういうことは誰かと助け合わないとしんどい。
    現実は亡くなるまでの介護、お金、治療、延命、家族意外の親族の意見、沢山の面倒ごと、体力的な負担もあるんだと思う。
    書くことで両親の死ときちんと向き合い、整理できるのは羨ましい。

    あとがきにある「さよならのあとで」は私も友人を亡くした時に救われた本。

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    2022年02月12日
  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    葬儀に関わる方達の仕事について初めて知ることも多かった。火葬炉の扉を越えたら、皆平等に全てが無になる。というフレーズにグッときました

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    2022年01月18日
  • 親を送る

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    著者が、ご両親を見送るまでの様子をまとめている。

    私自身もそうだが、「いずれ親が死ぬ」ということはわかってはいる。

    だが突然だと狼狽える。

    著者も母親の急死に父親のケア…いろいろな人の手も借りながら仕事もしつつなんとか平常にと思ったところ父親までも逝く。

    壮絶な介護や看取りというようなことは書かれていないが、亡くなるまでの著者の心情がわかる。

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    2021年12月24日
  • 遊廓の産院から

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    ある産婆さんの一代記

    タイトルから、遊廓専門の産院なのかな、と思い購入(鬼滅の遊廓編がやるから興味があった)。昭和のある産婆さんの幼少期からの記録。陣痛促進剤で凄まじいお産をした身としても、昔のお産、よそ様のお産、とても興味深かった。

    #タメになる #深い

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    2021年10月18日
  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    エンバーマー、納棺師、湯灌士、葬儀社、火葬場、などいろいろな人に丹念に取材をして丁寧にまとめられた本。
    普段なかなか意識しないけど生と死は隣り合わせで、その領域で働いているひとも確かにいる。
    考えさせられる本だった。

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    2021年06月29日
  • 夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books

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    舞台となったCat's Meow Booksで購入。どちらかというと先に読んでから行けばCat's Meow Booksをより堪能できたかも。あ、でも買わないと売り上げに貢献できないか。本屋さん開業本でもあり新しい生き方本でもある。なかなか一般人ではできない生き方ではあるけれど。でもチャレンジのしがいはあるかな。これから安村家/Cat's Meow Booksがどう進んでいくのか注目。

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    2020年11月21日
  • 夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books

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    素敵な本でした。「本×猫」の本屋を開きたいというスタートから、様々な課題を乗り越え、そして猫が繋いでくれた縁もあり「キャッツミャウブックス」を開店させる事ができた店主の安村さん。その安村さんを近くで見てきた著者の井上理津子さんの本です。

    感想を簡単にまとめるなら3つ。
    ①お店を開くのは(経営も)、想像よりも大変なんだなー(近所の本屋さん頑張ってー!←心の声)②やっぱり猫は人と人を結び付けてくれるんだなぁ…(しみじみ。。)③大変そうだけど羨ましい!(自分の働き方も顧みました…)

    です。人生=猫と言っていいほど猫好きなので、いつかお店に伺いたいなと思いました。本のなかで紹介されていた本も読んで

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    2020年10月09日
  • 親を送る

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    85酒場の作品で好きになったライターの、作家としての一面を見た気がする。これがこの方の原点だったんじゃないかな。で、また酒場紹介も書いて下さい。待ってます

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    2020年10月08日
  • さいごの色街 飛田

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    私はすき。

    飛田新地に興味があるのですが、
    女性なので中にはいることが出来ないので
    この本で飛田新地の歴史なども知ることも出来て
    とてもすきです。

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    2020年07月18日
  • 親を送る その日は必ずやってくる

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    親が1人で住んでいて様子がおかしいと子供達が気づく。
    娘もフルで働き息子は海外で暮らしなどずっとつききりで父親に付いているわけにはいかない。
    自分にも生活があり子供がいてだれか1人が面倒をみることなんて現実的でない

    ここでは義姉がまあよくしてくれるが、それともに口も出すわけで それは仕方ないのかなぁ

    でも誰も父親を1人に押し付けることなく 施設に入れることも反対されることもなくよく話し合って協力していてうまくいっていると思った

    お母さまの最期に関しては意見が割れるのはやはりよくあることだが、突然で、初めてのことで、親の命のスイッチを家族が決めることなんて冷静な判断はむずかしい 
    でもお顔

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    2020年06月09日
  • 夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books

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    以前テレビでこちらの本屋さんが取材されていて、ずっと気になっていたので、タイトルを見て即購入。
    意外にご本人が書いているのではなく、ライターさんが書いている本でした。

    実は私、猫好きだし本も好き。
    商店街の近くの3階建ての家に住んでいまして、1階はもともと店舗。
    いつか本屋さんできたらいいな、と思っていたので、この「保護猫が店員の本屋さん」には並々ならぬ関心があったのです。

    構想から実際に出店するにあたって数々の困難があり、そこを一つ一つ乗り越えていく様がこの本には描かれているのですが、率直な感想は「大変だけど楽しそう!」です。
    いつか、同じようなことができるといいなと、さらに夢みがちにな

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    2020年04月29日
  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    抜群に美味しいコシヒカリみたいな一冊。日本人全員に欠かせないことなのに、こんなに知らなかったことが多いなんて…すごく良かった。知らなかったことを知れた。人々のリアルをあぶり出す、ルポルタージュが果たすべき役割の極致。

    まずもって葬儀ってのは誰の為の物なんだろうか。故人のためにするもの?残された人のためにするもの?エンバーミングを例に取れば、残された人を救う技術ではあるけど、あれだけ苦しみ抜いてメスを入れて頑張った遺体をさらに傷つけてまですることなのか?

    だからこそ最終章みたいに自分の最期をしっかり話し合っておくことこそ肝要だなと感じた。死に際はどう生きたかを表すってのは割とその通りだと思っ

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    2020年03月04日
  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    死にまつわる仕事をしている人たちに密着したルポルタージュ。なんとなく遠ざけ、なんとなく無関心できた裏方の(まさしく)仕事師の方たちが、その仕事ぶりを通じて身近に感じられてくる良書。
    映画「おくりびと」は、本木が美しすぎた分、逆にテーマ性が半減していたと感じるが、この本はもっと網羅的で、ありのままでありながら、ライターが取材を重ねるうちに芽生えてくる仕事師たちへの敬意や、故人の尊厳を守ろうとする人たちの想いなどが感じられ、より深く送り人への理解と共感が進んだと思う。

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    2020年02月24日
  • 葬送の仕事師たち(新潮文庫)

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    昨年9月に母の弟が亡くなった。入院してくださいと言われたときにはすでに癌が全身に転移していて医者から手の施しようがない、と言われたらしい。私は転職の合間だったこともあって、娘を連れて平日何度か病院にお見舞いに行くことができた。

    お通夜、お葬式、火葬場でお骨を焼いてもらい、49日の納骨。
    亡くなった人に対してたくさんの人が動くし、それぞれ働いている。そんなことに気付いてこの本を手に取った。

    遺体に化粧を施したり、生きているかのように保存をきかせるエンバーミング。そんな職種があることを初めて知った。
    火葬場は公営民営がある。遺体を焼くときの温度。火の入り方はオートではなく人間が目視して調整する

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    2020年01月18日