ぶーたのレビュー一覧
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無料版購入済み
ヒューマン?
スゴクまともな大人の人達が出てきているのに、それ社会的にはダメだろ!と思いながらもいい人にめぐり会えて良かった!と思わせる。せめて北海道での生活から逃げてきた理由がハッキリするともう少し安心して読めるかな?
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Posted by ブクログ
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』というとんでもない小説と同じ著者とは思えない爽やかな作品。
夏っぽいし、絵も素敵だし、SFっぽいタイトルで買い。
しかし、あまり盛り上がらなかった印象。
タイムスリップの設定を使いこなせておらず、文章・構成も決して良くはない。
ラノベっぽい。
「ボーイ・ミーツ・ガール→青春→ヒロインの死」という単純な青春小説だからそれっぽく見えるが、単純だからこそ質を上げるのが難しいのだろう。
実は燐もタイムスリップしてきているのではないかと読み進めたが、全くそんなことはなく、特に衝撃のない展開が続いていく。
あらすじがほぼすべて。
ラストもかなりあっさりしている。。
「同じ気持ちだった」なら、どうして1回目に取り乱したのか、どうしてそれを自ら伝えてしまうのかという矛盾もでてくる。
「ヒロインが死ぬ」という共通項を持つ『君の膵臓をたべたい』を最近読んだことも盛り上がらなかった要因だと思う。
夏っぽさも、思ったほどはなかった。
夏に期待しすぎだろうか? -
購入済み
内容が深い
沙優ちゃんが抱えていた過去のことも今の不安も吉田さんの屈託のない優しさが心の壁を取り払って、ようやく2人が本心でわかり会えた瞬間はめちゃくちゃ感動した。
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Posted by ブクログ
愛依梨が吉田の告白を受けなかった理由があまりにぶっ飛んだものだったから、どう受け止めて良いのか迷ってしまう
あれって一種のキープという事でいいのだろうか?
第一巻が二人の共同生活が回り始めるまでを描いた話であったなら、第二巻は沙優を保護し続ける状態へのリスクが強く提議されている
独身男性が未成年の少女を保護し続けるリスク、高校生である沙優が家出状態のまま他人の家に居候するリスク。これはそもそも居候を始める際に議論されておくべき話題では有ったが吉田の底抜けの優しさやこれまでの沙優の境遇の辛さから避けられていた
けれど、吉田と沙優の生活が安定し、二人の状況を知る者が増えてくるとそうも言っていられない
愛依梨も柚葉も形を変えて吉田や沙優にその社会的リスクを問うている
二人の共同生活があくまでも避難して来た沙優を一時保護しているだけならまだ一応の言い訳は出来るけれど、二人は今の生活に温もりと安らぎを感じてしまった
なら、二人だけの力でそこから抜け出そうと思うのは困難なわけで。
また、ここに来て吉田の底抜けの優しさの悪い面が出てしまう。優しすぎる性格と優柔不断は表裏一体であり、沙優に少しでも苦しみが残っているなら吉田はいつまでも沙優を保護したいと思ってしまう。けれど、それでは社会的リスクはどんどん高まってしまうわけで
愛依梨と柚葉の指摘は手厳しいけれど、今の二人にとってはとても必要なものだね
それにしても、愛依梨一筋だった筈の吉田がまさか愛依梨と沙優の二択で愛依梨だけをすぐに選べないのは予想外と言うか何と言うか
あの瞬間の吉田は矛盾に満ち満ちていたね
そして、その後に訪れるのは沙優がこれまでしてきたことの報いなのだけど……
沙優がこれまでしてきた行為は状況に迫られた部分はありつつも良い行いではなかった訳で、それに対するリスクが表層化したと見れば理解できる部分もあるのだけど、一方で沙優に訪れた危機を「罰」と表現してしまうのは流石にどうなのかと思ってしまう
沙優が数々の男の家を渡り歩く中で身体を許してきた行為については、第一巻で吉田が「そいつらがクソだったんだ」と男性側の非を断定しているわけだから、それが引っくり返って沙優に非があったかのような展開には納得できない部分があったりする
まあ、今回は迫ってきた相手である矢口が可怪しいという事で片付けられているけども
周囲からの助言、今回の騒動。これらを通してようやく共同生活をいずれ終わらせる決心をした二人
けれど、特別な危機もない中でどうやってその状態に辿り着くつもりなのだろう? -
Posted by ブクログ
単純に独身サラリーマンと女子高生がイチャイチャする話かと思いきや、他にもヒロインが登場するし、主役二人の境遇についても背景をしっかり持った上で描いてくれているのは嬉しい誤算
話の中心となっているのは吉田と沙優の触れ合い
偶然の出会いを契機にしつつ吉田のファンタジーじみた優しさから始まった二人の共同生活。
沙優に対する吉田の接し方が兎に角ありえないくらいに優しいのが本作の特徴か。その優しさというのが沙優の非行を攻めるでもなく、かといって同情するわけでもなく、ニュートラルな態度で沙優と接していくんだよね
そんな吉田の前では若干の男性不審に陥っていた沙優も吉田を信頼するようになるというもので
ただ、吉田の優しさって誰に対しても分け隔てない優しさだから周囲をヤキモキさせてしまう部分はあるわけで。
そういった周囲の受け止め方の描写はちょっと面白い
沙優という女の子の特徴を表すなら要領が良すぎて人を本当の意味で頼るのが苦手なタイプといった所か。
彼女はこれまでギブアンドテイクで数多の家を渡り歩いてきた。相手が自分に居候先を提供してくれるなら自分も出せるものを出す。そういう関係は確かに人を頼る上で成立しているが、彼女がまだ未成年であることを考えるとそれは正しい関係性とは言えない。子供が大人を頼る際にギブアンドテイクを持ち出すなんてどうかしてる。
そういった意味では住まわせる代わりに家事を申し付ける程度で後は何も要求せず、それどころか彼女が住みやすいようにと漫画やらスマホやら用意する吉田の姿勢は優しすぎるもの
そうして吉田の家は沙優にとって居心地のいい『帰る場所』になっていくのだけど、面白いことに吉田にとっても沙優の居る空間が『帰る場所』になっていく。
それらの過程を本作はじっくり描いてくれているものだから、二人の心情変化と併せて読むとかなり楽しめるようになっているね
ただ、どうしても問題となってくるのは吉田と沙優の関係なわけで。吉田は自制心や後藤への想いを引きずっている流れで沙優を恋愛対象とは思わないようにしている。それは大人が子供と接する際には当然求められる態度
けれど、沙優が吉田を好きになってはいけない理由なんて家に置いて貰う条件くらいなもので子供が大人を好きになってしまうことだってある。
そういった両者の違いが最も現れたのが17話の描写となるわけだね
取り敢えず今回は吉田が強く自制し沙優に求めるものを明かしたことで二人の関係は発展せずに終わったけれど、これからはどうなっていくのかな?とちょっと楽しみになってしまう
沙優以外のヒロインだと柚葉と愛依梨が存在している
柚葉は最初どういうタイプかまるで見えなかったけど、飲み会の後のシーン辺りから彼女の魅力が存分に描かれるようになっている
会社では全力を出さずに適度に力を抜いて仕事をする。このようなスタイルで仕事をする人間なんてこの世に星の数ほどいるだろうけど、そんな人間に対して諦めずに叱り続けられる人間がどれほど居るのだろうね。
沙優に有り得ない優しさを見せた吉田はこちらでもありえないほどの面倒見の良さを見せるのだ。そりゃ柚葉だって吉田を特別な存在と思うようになったって可怪しくない
彼女の努力は買いたいけれど、今の所全く恋愛対象になっていなかったり、メインヒロインの沙優が居る以上彼女がこれ以上吉田との距離を縮められるビジョンが浮かばないのだけど、果たしてこの二人の関係はこれから進展していくことは有るのかな?
そして、沙優と柚葉が吉田の特性に惹かれている現状を思うと愛依梨も吉田の何かしらの特性に惹かれているのではないかと思うのだけど、愛依梨は冒頭で吉田を振っているんだよなぁ…。なのに、振った後もそれを感じさせず、むしろ今まで以上に距離を縮めてこようとする。その謎のスタンスが明かされる時は来るのかな? -
Posted by ブクログ
大学生か高校生くらいの頃に凄く話題になっていた本で、当時数ページ読んで文体が好きじゃないなぁと思って読むのを諦めてしまっていた。
おすすめの恋愛小説にウェブで上がっていたので改めて読んでみた。
癖のある文体だけれど、作者のこだわりでここまで徹底的にされているのであればむしろ美しく思った。
主人公の先輩は失敗したくないからなかなか一歩が出ないというあたりが、ゆとり世代のようで共感する人は多いだろうなと思った。
ストーリーはライトノベルのように分かりやすいが、ライトノベルよりもボキャブラリーが段違いに多い。
どこかちぐはぐな感じがして、それがまた面白い。