大庭賢哉のレビュー一覧
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シノダファミリーシリーズ。うーんやっぱいいなあ、大好きだ!ある日送られてきた泊まった覚えのないホテルからの招待状。ホギおばさんのいつもながらな不吉な予言を背に向かってみれば、食事もおいしい!お風呂も素敵なちょーゴージャスなホテル!だけど人魚の腕やら河童の腕伝説、なーんか変なことがあるみたいで・・・・。まあ、夜叉丸おじさんの名前がでた時点でなにかやったな、とは思っていましたが、相変わらず人騒がせな人、いや狐だなあ。パパがあいつ呼ばわりしたくなる気持ちよっくわかりますよ〜。親戚にはしたくないねえ。人魚の肉。どんな味するのかなあ。いやー不老はいいけど不死はやだなあ。でも人魚の肉を食べると不老不死にな
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ただ今、富安陽子さんの作品を読み続けて、不思議な物語の魅力を知りたい期間中です。
本書は「シノダ!」シリーズの一作目(2003年)で、そのタイトルは富安さんのあとがきによると、『信田妻』の物語を元にして生まれたからとのことで、一匹の雌狐が人間の男の妻となって、子どもをもうけるが、やがて正体を知られ、家族の元を去っていく、という内容に、私は切ないものを先に感じたのだが、そこを富安さんは、『狐の母と人間の父、そしてそのあいだに生まれ、ふしぎな能力をさずけられた子ども』という部分に魅力を感じ、物語を書きたいと思われて、あれこれと空想を楽しんできたそうで、そうした前向きな印象が、そのまま本書の -
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「ナースコール!こちら蓮田市リハビリテーション病院」が面白かったので、そのまま続編も読みました。
患者を前に医師もナースもOT、PT、STも良くしたいという想いがあって、前作は個々の思いや役割を明確に自覚していく、という感じでしたが、今回は患者の目標地点やそれまでの共有の仕方とチームとしてどう動くか、という話でした。
読んでいて、衝突するけど、患者をよくしたいと登場人物誰もが思っていて、その病院にいれる患者は幸せなんだろうな、と。
仕事の話としても、チームの中で自分がどうしていくのがいいのか、そんなことも考えられるようなお話でした。
少し恋愛の話もあるけど、エッセンスという感じで強くなく、だか