駒形のレビュー一覧
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ネタバレで、KZにもう一人メンバーが追加されるということをウッスラ知ってたけど、ここでか~。
ほんで、彩ちゃんのクラスメイトなのか~。
なるほどな~。
美門翼という名前も
いかにも藤本氏設定
ちゅう具合で、ヨロシイデスネ。ちゅうかこれまでにこんな感じの名前のキャラ、いなかったっけ?
(それは美馬某か)
まァ、よくこういう感じの名前を思いつかはるよなあ・・・、と、さすがな少女漫画設定に単純に感心するけど、それやったらタイトルももっとなんとかならんの。
このシリーズって、タイトルがびみょうすぎるよね。
ハート虫って。
ハート虫・・・。実在(?)してるんやろうけど、どんな虫なのか想像もつかへんし、あんまり清潔なところにいる珍しい虫というわけでもない様子。
でもこの
「清潔でないところに生息する虫」
が、今回の謎のキモではある。
正直、筋はめっちゃ面白かった。
仮入部の翼の持ち技が「人並み外れた嗅覚」と、いうのもどうよ、と、思わなくもないけど、小塚くんと合わせるとすごい科学調査班・・・。
黒木くんの推理は、(聞き込みの描写が皆無なため)いまひとつ説得力がないので、小塚くんと翼の科学調査班は見ていて面白い。
下水に頭やら手をつっこんで淡々と調べる様子はすっかりプロやし、こういう描写を見ると
「著者のマジメなミステリ小説が読みたい」
と、思うわー。著者の書く男子は(基本ストイックで)格好いいんやから、その男子を横で見ている女子は書いてくれなくてもいいのに・・・(面倒臭いので)。
だって、彩ちゃんだんだん面倒臭い・・・(笑)。
今回は冒頭で黒木くんを避けてたけど、ええ加減これもなあ。
目立つグループの人に声をかけられたら周りになんやかや言われる、ちゅうのはわからなくもないねんけど、いい加減コソコソするのもKZのメンバーに失礼でしょうよ。
自分たちよりも周囲の目ばっかり気にする彩を、そうまでしてメンバーに加えなあかん?
彩本人も気づいてると思うけど、それって大概KZメンバーに失礼やで? だって彩は自分のことしか考えてへんねんもん・・・。
確かに妬まれるのは、いややけどなあ。
いい加減、他人に妬まれるかKZを抜けるかの二択しかないことを気づいてほしいなあ。
なんとなくそのあたりをぼやかしてこれてるのは、黒木くんや上杉くんはじめKZのメンバーが優しいからやで。
それに胡坐をかいているのは、ちょっと・・・。
果たして今回も、彩が黒木くんを避けた理由を「黒木くんは気付いてない」んやろうか。
気づいてなかったら携帯なんて貸さんのちゃう?
ちゅうか、これもなあ。携帯の貸し借りは、どうやろう~・・・。
「借り物なので発信はしないでおこう」
と、思うのは、ちゃんとしてるな、と思うけども、そもそも貸し借りが・・・。
ほんで、メールの送受信は結構やってそうやん? とか。
あっ、こっちはパケットやから何回送受信しても無料なんかな・・・。お金のことばっかりですいません。
イヤでもお金大事よね!? 最後に彩もいうてたやん、お金は大事やし、持つのも使うのも分相応であるべきやって。
スタバで低料金のものをオーダーする彩は、相当好感が持てるよ! こういうところをしっかりできるなら、中学生でこんな活動をやっても大丈夫やんな、と、思える。
(最早何目線かわからない)
あー、もう、高校生設定にすればいいのに・・・・・・・・! (いやいや青い鳥文庫やから)
まあまあ、そこにイラッとしてもしょうがないよね・・・。彩がこういう性格のも踏まえてのこのシリーズやもんね・・・。
(ちゅうかハーレム設定にする時点ですでにリアリティはほぼないんやから、「妬まれる」とかそういうひくつな考え方もここではおいてきてええんちゃうの)
(まだいう)
あと、ところどころギョッとする表現があるんやけど・・・(笑)。
「どことなくアブない感じがする」うわさのカレを見てるだけで「ドキンドキンしちゃう」そうなんやけど、
ドキンドキン・・・!?
そ、そこは「ン」がいらないんじゃないですか(しかも二つも)。
ドキンドキンすることもあるけどな・・・、いやあるかな。昭和の少女まんが感すごいな。
何がやりたいかわからないから、かたっぱしから新しいことに挑戦していく、と、いうのは、まさに青い鳥文庫世代にはぴったりの考え方やと思います。
失敗してもいい。そもそも若いうちの失敗なんて、失敗のうちに入らないから大丈夫(とはいえ、当人には一大事やけどね)。
翼は器用やからそう言えるんやろうなあ、と、思うところもあるけど、基本、新しいことに挑戦するスタンスで過ごすべきやと思います。
などと考えると、フォーティーズも挑戦してええんちゃう・・・とも思いはじめてきて・・・。だって自分の道は年齢がいくつであろうと常に探し続けるべきやし、フォーティーズだってさらにその上の年代の人から見れば
「若いうちにする失敗なんて失敗のうちに入らん」
って思われるんやろうし・・・。
そういう意味では、いつまでも挑戦なんやねえ・・・。気持ちの持ちようやねえ。
誰かが心を開いて見せてくれたら、それを応援すべき、と、いうのも、青い鳥文庫世代にこそ心に留めておいてほしいことかも。
その「応援」も、「がんばれ」と、口先でいうだけではなくて、自分のできることで何らかの協力を(ここぞというときに)することだというところまで含めて。
他人にも自分と同じように、理由も、都合も、事情もあるのだと思えば、多少馬が合わない人でも気にくわない人でも、「排除しよう」と、いう結論には至らないと思う。
世の中にはいろんな人がいる。世の中のすべての人とうまくやっていけるわけではない。いかないことのほうがむしろ多いかもしれない。
学校という限られた世界のなかではより、自分とその世界が馴染めたらラッキーぐらいの気持ちでいい。
友だちは大切にすべきだ。誰かが心を開いてくれたら応援すればいい。
でも、それができないから悪というわけでもない。順列があるわけでもないのよ。
・・・でも、彩自身が順列もつけるし、「みんなと同じで、目立たない」と、いうことを至上主義にしてるからなあ・・・。
あ、そうか。
逆に、まったくそういうことを考えず、自分の得意分野だけを徹底的に武器にする面子が、KZか。
彼らとの対比で、彩の考え方では世界が狭くなって勿体ないよ、と、思えばいいという、反面教師なのかこれは。笑
(複雑やなあ)
だって、現実的な話をするなら近い将来、高校でも大学でも環境が変わってKZとしての活動をやらなくなったときに、
「中学生のときに、もっと他人の目ばっかり気にせずに思いっきり彼らと接しておけばよかった」
と、彩は後悔するよ?
(そこ、確定か)
■■■■■
■人事不省(じんじふせい)
意識不明・昏睡状態になること。
■朝飯 (いや、意味はわかるけど、こういう言葉があるのは知らんかった・・・)
朝の食事。朝食。あさはん。
(2017.06.03) -
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"「おう!チョコ!助けに来たぜ!」
ギュービッドさま!
「おい、ワッハとモーチャント。話は、ぜんぶ聞かせてもらったぜ。」
ギュービッドは、そういうと、一直線に肖像画の下へ。
「あたしのかわいい弟子を、ひどいめにあわせやがって。ただですむと思うなよっ。」
すると、肖像画のなかの、ワッハさんとモーチャントさん、ぶるぶるふるえはじめて。
「い、いや、これには深いわけがあるんだ……。」
「モー、チャントあやまります。ご、ごめんなさい……。」
「ごめんですむなら、魔界警察も暴れん坊将軍もいらないんだよっ。成敗してやる!」
ギュービッドは、かっと、肖像画をにらむと、右手をあげた。"[p.154] -
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"「ぼくらにはなにも見えていない。だけど、動物たちは、なにかあると気づいている」イザヤは説明しました。「ミルキーを見つけたければ、きみが動物の話すことをわかるようにならないと」イザヤはリリに近より、こんどはとても静かな声で言いました。「集中するんだ、リリ。そうやって、記憶だってとりもどしたじゃないか。動物とだって話せるようになる!」イザヤの目には、リリへの信頼があふれています。
リリは、喉まで出かかっていた反論の言葉を、ぐっとのみこみました。イザヤの言うことは正しいのかもしれません。記憶をとりもどしたときのように、動物と話せる能力をとりもどせるかもしれません。"[p.248]
11巻目。
リリが感じた絶望の、その表現がすごい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレイヤイヤイヤ、望月と砂原のクリスマスイブのシーンは、もっとページ数を割いてもよくないか!?
ここ、そんな数ページでアッサリ片付けていいの!?
しかも砂原の境遇はヘビーすぎて大丈夫かな!?
ちゅうか、アーヤ、もう、砂原にしとけ!!! カレカノ
ああ・・・、そういえば砂原クンはヤンキーでしたネ・・・
と、途中に思い出した・・・。全然ヤンキーっぽくないな・・・。
だって言葉遣いでいうたら、若武のほうがよほどヤンキーぽいよ。だって、砂原のことを
「すなーら」
って・・・(しかも、「砂原」と書いてわざわざそんなルビを振ってくれてる)。
昭和か! 昭和だよね、そういう呼び方!!
エッじゃあ平成やったらどうなるかって・・・・・・・・・・・。
スナッチ? ならんわ
(所詮昭和生まれ)
ああ、でも、砂原も「大丈夫」のことを「でー丈夫」っていうてるな。
うんうん、昭和昭和。
イヤでも、前回も登場したけど、スタバね。そこはマクドにしといてくれよ中学生。さらに
「ググる」
ちゅう動詞も出てきたわ。
ググるという動詞は、アーヤは理解できず、黒木クンが解説してくれてるんやけど、そのときに
「ああ・・・。これ、児童書やったね・・・」
と、ボンヤリ思った。
ググるは解説するのに、スタバはしないのか・・・。そんなもん??
ちゅうか、スタバは解説のしようもない?
「スタバって?」
思わず口に出してしまって、私は、しまった、と、唇を抑えた。
きっとまた、知らないの? なんてバカにされるって思ったから。
けれど黒木クンは、あのドキッとするような眼差しで私を見て、丁寧に教えてくれたんだ。
「全国チェーンのカフェだよ。自分でいろいろカスタマイズできるから、きっとアーヤの好きなカフェオレもあるよ」
今度、一緒に行こうかって言われて、私はますますドキドキして返事ができなくなった。
くらい、やったらええんかな。何書いてんねやろ私
さて砂原ですけれども、私はこの子はあんまり嫌いじゃない。
ちゅうのも、小塚クンに次いでわかりやすい子なので、好感が持てるよー。
素直が一番。
ほんまは、藤本氏特有の「何か、ある」のかもしれへんけど、境遇のわりには淡々としてるよね。
このくらいでいいよ・・・。
今回は最後の大事な場面で
「好きな子の前ではがんばれるから、見てて」
などと一生一代の告白をしたと思うのに、アーヤときたら
「ここで見捨てたら友だちじゃない」
って・・・。
あれっ、秒殺でフラれてる・・・。
なんでアーヤにしたら砂原は眼中にないんやろう・・・。この子、恋愛方面にはほんま興味ないよね・・・。
「12歳。」を読んでるだけに、なんやろうこのギャップ・・・(笑)。
とはいえ・・・。
今回も砂原はアーヤにどさくさ告白を3回もやってるんやけど(そしてすべてスルー)、二度目の告白のときに居合わせた上杉クンが
「コクるんじゃねー、バァカ」
と、いうのに、なんやろうもうキュンキュンした・・・!
ヤンキー口調といえばヤンキー口調のハズやのに、「バァカ」とか、上杉クンに言われてみたい・・・っ! @40才
ひつこいけど、大人版KZには上杉クンと黒木クンと小塚クンが出るのよね?
・・・ううん・・・。大人が求めるキャラを、わかってらっしゃる・・・(笑)。
まあその場合、アーヤは「砂原彩」になってれば、いいよ・・・。
(若武ちゃうんか!!) うんもうこの子は渡米
せやけど、「数の上杉」は、心理方面にも興味があるのか・・・。
心理学にも興味があって、自身は倒れん程度に儚くて・・・、って、だから藤本キャラの王道いってるから!!!
儚い人、好きやなー。
儚い人というか、「何か、あるな」ってタイプが好きなんやろうな、きっと。
いやいや、それよりも、わかりやすくまっすぐな若武先生にも愛を。
(小塚クンはわりといい線いってるのになあ)
愛がないといえば、奈子ちゃんの扱いもひどいよね。(;^ω^)
サンタさんへ「いつももらってばっかりやから」と、いう理由で折り紙で作った作品をプレゼントしようという考えは、すごい素敵やと思うよ・・・。
内容は今回も面白かった。
ネタバレになるけれど、
望月孝太郎と名乗る彼はじつは一つ上の兄なのかと思った。
24年前のイブの事件で、兄弟が入れ替わったのかと思ったのよ。だって、あの事件後孝太郎は学力を落として、みたいなことも書かれてたから・・・。
でもそんなことはなかったみたい。(;^ω^)
そこまでしたら、ややこしいのか。
それにしても次男なのに「孝太郎」やったり、お兄ちゃんの名前が出てこなかったり、望月家についてもかなり暗い。
なんで砂原がそこまで望月に心酔したのかがちょっとわかりにくいので、望月に同情はできひんかってんけど・・・。
面白いだけに、
「ああっ、もう少しボリュームがほしいっ」
って思ってしまうよね。いやいや、児童書、児童書・・・。
あとはもう、黒木調査員スゴイ・・・。
KZはこの子がいれば充分な気がするけど(せいぜい小塚)、大丈夫かな、そこらへん・・・。
色々な能力はあっても、人間としての大事な部分がきっとかけてるんやろう、黒木クンは(たぶん)。
そんな黒木クンからしたら、若武なんてポジティブのカタマリやし、陰な自分に対して陽なところが自分と真逆すぎてある意味尊敬する・・・、みたいな関係性なのかと思ってるんやけど、
相変わらず若武の扱いがひどい・・・。
藤本氏原作より(住滝氏作は)アーヤが可愛くなってるぶん、若武がどうでもいい扱いになってる気がするよー。
もうちょっと、若武にしかできない何かをフューチャーしてほしいな。
そうでもないと、この子がなんだかんだいうてリーダーとして一目置かれている理由が、わからん。
■■■■
■熱りたつ
いきり‐た・つ【▽熱り立つ】
[動タ五(四)]激しく怒って興奮する。「審判の判定に観衆が―・つ」
■パーゴラ【pergola】
軒先・庭などに作る格子状の日陰棚。フジ・バラなどを絡ませる。緑廊 (りょくろう) 。
■チューダー様式【Tudor style】
イギリスのヘンリー7世からエリザベス1世にわたるチューダー王朝時代 (1485~1603) に興った美術,建築とその装飾様式。伝統的なゴシック様式にイタリア・ルネサンスの装飾的要素を加えた後期ゴシックの様式で,垂直的効果を特色とする。
(2016.08.07) -
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ネタバレあらら
面白かった・・かな
思ったより
思ったより美少年祭りだった
小6女子主人公で小6美少年が4人(3人かな)出てくる
思ったよりイラストレーターさんの絵がよかった(思ったより言いすぎだな)
ひとり小6じゃないやつがいた(笑)
何この子(笑)
背が高くてかっこよくて頭もよくて女の子をナンパしてやたら顔が広いらしい
小6でこういう子ってどうなんだろう
めちゃめちゃ気になる(笑)
あぶないことしてないかなとか、オトナと遊んでないかなとか心配だけど逆に小学生だから大丈夫な気もする
これが中学生だと確実にヤッてる気がしてこわい
サッカーエースな子は子どもらしくおバカなところもあってかわいい
めがねのこはかわいい
小太り設定の子は理科と社会が得意なのはわかるけどそれ理科社会っていうレベルの知識じゃなくね・・?
と思った(笑)
塾の勉強に追われてて大変そう
あと夜はもうちょっと早く寝たほうが・・ああでも小6だからいいのかな
あと夜は出かけちゃだめだと思う
あと警察の人もご褒美っつっても親にはちゃんと言った方がいいと思う
国語の力っていうわりにこの女の子は役に立ってない
辞書くらい自分で引け
って思った
いろいろ思ったけど面白かったのでよし -
Posted by ブクログ
"『スーゼウィンド嬢、わたくし、あなたのことをとても高く評価しておりますのよ。お気づきでした?』猫は言いました。『わたくしは、いつもおおっぴらにはお伝えしませんけど、あなたにきわめて大きな好意をよせておりますの』"[p.89]
10巻目。
トルーディの話し方がけっこう好き。
等身大なリリが良い。
"イザヤは自信なさそうにリリを見つめました。「ぼくにもわからないや」
「あなたはわたしの親友よ、イザヤ」リリは体をすべらせるようにベッドのふちにすわり、イザヤを引きよせ、ぎゅっとだきしめました。グロリアとヴィクトリアのうそに引っかかってしまった自分をとてもおろかに感じました。それに、イザヤがリリにうちあけてくれなかったのは、自分のせいだとも思いました。ここのところ、いつも自分の問題にふりまわされて、リリもうんざりしていました。けれども、それが原因で、リリとイザヤの友情にまでえいきょうが出るとは考えてもみませんでした!リリは、イザヤの中でなにがおこっているのか、もっとよく知りたいと思いました。"[p.229] -
Posted by ブクログ
生まれ変わってから児童書レーベルになったこともあり
ちょっと展開が雑になった気がするので
(代わりに旧で結構鬱陶しかった「イツキ」ネタが一掃されたのだけは
読みやすくなったけど)
ぶつぶつ文句言いながらも読み進めておりますKZシリーズ。
途中、公式で人気投票みたいなのもあったようなので
(どうも上杉君が人気だったらしい)それも影響してか、
内容のメインになるのはネタ属性(大笑)の若武先生ですが、
思わせぶりな香りNo.1は、上杉君でないかという
感じがほんのり漂ってきたような…
他の子含め続刊では更に盛り上がるみたいですね。
新キャラ・翼くんも馴染んできましたね。
なんだかんだでこの先も読みそうです。 -
Posted by ブクログ
“パシャは驚きました。『冠がきれいだって?』
『そうよ、きれいよ!わたしもそんなすてきな髪型にしたいわ』
パシャは驚きのあまり、言葉を失ってしまいました。
そこへラプンツェルがやってきました。
『わたしもあなたの羽が好きよ。とてもきれいにゆれるんですもの!』
リリは丘のふもとにつき、立ちあがりました。そして、ペンギンたちのやりとりを驚きながら見守っていました。
パシャは気はずかしそうにしていました。『きみたちは、おれさまの冠が好きなのか?』パシャは信じられないといったようすです。
『とっても好きよ!』そこへ、よたよた歩いてきた白雪姫が口をはさみました。
『あんたがそんなに口うるさいやつでなかったら、とっくのとうに教えてあげたんだけど』”[P.40]
9巻目。
重い内容を含みつつも最後は気持ちの良い終わり方で。
リリとイザヤの関係がいいなかわいいな。
“「ぼくにとってなにがいいかなんて、パパにはわかりっこないさ。だってパパはぼくがなにを考えているのか、よくわかっていないからね!」イザヤの声は、さらに強くふるえました。「パパは知らないんだ。ぼくにとってリリがどれほど大切か!リリは、ぼくのたったひとりの本物の友人だってことをね。はなればなれになってしまったら、ぼくがどんなにさみしい思いをするのか、パパはわかっていない!」
その場はしんと静まり返りました。おとなたちはイザヤを、それからリリを、順番に見つめました。
リリはびっくりしてしまい、なにも言うことができません。自分が真っ赤になっていることだけしか感じていませんでした。
「ぼくはリリのそばからはなれたくない」イザヤは言いました。「ぼくらは、ふたりで一つなんだ」
リリは、ほおを熱くしてイザヤをじっと見つめました。リリはきのう、ばかなことを言ってしまったと思っていました。なぜなら、イザヤがリリの告白に対して、あまり多くのことを返してくれなかったからです。でも今は、二倍にも三倍にもして返してくれています!”[P.142] -
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“「きのうはほとんど眠らなかったよ」イザヤは眠そうな声で言うと同時に、右に向けて傘を開き、横からせまってきたカメラマンをさえぎりました。
「どうして寝なかったの?」リリはたずねました。幸いなことに、レポーターたちとの間には少しばかり距離がありました。そのおかげで、ふたりの会話は聞かれません。
「一晩中、考えていたんだよ。ユキを助ける方法をね」
そのことは、リリもさんざん頭を悩ませていました。けれども、なにも思いつきませんでした。なにしろ、ペンギンは空を飛べない動物なのですから。
すると、イザヤがにこっと笑いました。
「なにかいい考えがあるのね!」リリはひじでイザヤをつつきました。「なあに?教えてよ!」”[P.91]
9巻目。
戸惑いつつもイザヤのマフラーを借りるリリの描写が好き。
ペンギンにもいろいろあるのだなと。
“「あした、薬草を持ってきます。それで具合がよくなるように!」
グリム園長はリリの言葉を聞いてとても感動したのか、夢中になってリリの手をにぎりました。「それはすばらしい。信じられないほどすばらしいことだよ!」グリム園長は顔をくしゃくしゃにして喜びました。
リリはおずおずとほほ笑み返すと、自分でも満足していることに気がつきました。グリム園長のように、人に喜んでもらえることなら、勇気を出して挑戦する価値があるのでしょう。”[P.156] -
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“『この少年は、きみより賢いだろう?』とつぜん、ハナヒゲ博士は言いました。
「ええ、そうよ」リリはみとめました。「イザヤはとても頭がいいの。わたしの大親友なのよ」
『なるほどね……』ハナヒゲ博士はイザヤを食い入るように見つめました。
『それなら少年のことによく気をつけておくんだな』
「どうして?」
『じきに病気になりそうだよ』
リリは驚いてイザヤを見つめました。確かに、イザヤのほおは赤く、目もとろんとしています。「だいじょうぶ?具合悪いの?」リリは心配そうにたずねました。”[P.148]
8巻目。
植物に語りかけるように、薬草の力を引き出す事も出来ることに気づくリリ。
挿絵がいつもと違う、と思ったらどうやら漫画版の人も描いていたみたい。
自然療法士、という言葉を見かけたのは初めてかも。
“ヴィルヘルミーネはうなずきました。「いいことをたくさんもたらせる、すばらしい能力ですね」おばあさんはそう言うと、意味ありげにリリを見つめました。「今しがた、あなたが薬草と特別な関係があるかとたずねましたね」
「はい……でも、どうしてですか?」
「薬草は植物ですよ」
そのとき、リリはヴィルヘルミーネがなにかを知らせようとしていることに気がつきました。「わたし……」リリは驚いて言葉をつまらせました。ヴィルヘルミーネの言う通りです!薬草は植物です!そんなことを、リリは今まで考えたことがありませんでした。”[P.212] -
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“すると、ボンサイがワンワンほえました。『リリ!ふたりとも、すごく変なふうに話してるよ!それにリリ、すごく顔が怒ってるよ!』
リリは驚いてボンサイを見つめました。犬の言う通りです。イザヤとリリはこれまでにないほどはげしく言いあらそっていました。ふたりがどなりあうことに慣れていなかったボンサイには、それはずいぶん奇妙にうつったのでしょう。リリはこわばった表情をゆるめようとしました。それにしても、どうしてけんかになってしまったのでしょうか?
リリはイザヤをそっと見ました。イザヤはきびしい表情でテーブルについていました。青ざめて、目の下にできたくまの色はさらに濃くなっていました。「つかれているの?」リリはたずねました。
イザヤは目をあげると、リリが仲直りをするような、やさしい口調で話しかけてきたので驚いているようでした。それから、肩をがっくりとたらしました。「うん」イザヤはそう白状すると目をこすりました。”[P.85]
7巻目。
子供を利用しようとする知らない大人を子供視点からみると大変怖い。
逆らえない大人の目をどう欺くかっていう。
オオカミたちの力で助けられるも、次はそのオオカミが危機に陥りそれを助けにいくところで、リリ達だけで動いてしまったけれどほんとは大人もきちんと考えてたっていう。前巻までには無かった気がする。
穴蔵で寝る時にイザヤがリリから少しばかり離れようとする描写好き。
“やがて、リリとイザヤは息を切らしながらヤンセン牧場の前に立っていました。そこではリリの同級生のヴォルケが、約束通りに待っていました。「マーリンとワイオミには鞍をつけておいたわ」ヴォルケは言うと、リリとイザヤを馬小屋へ引っぱっていきました。「あなたたちに協力したことがお母さんとスラヴィカに知られたら、こっぴどくしかられるかも」ヴォルケは心配しながらもほほ笑みました。「わたしもいっしょに行きたいんだけど。でも、心配しないで。ここにいて、あなたたちのことをうまくごまかしておくから」
リリはヴォルケが友だちでいてくれるのをうれしく思いました。「ありがとう、ヴォルケ」
「どういたしまして」”[P.208] -
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“「えーと、どうも」トリクシィはためらいながらつぶやきました。「だいじょうぶ?」リリが泣いていることに気がついているようです。
とつぜん、リリはものすごい勢いで怒り始めました。「関係ないでしょう!だいたいここになにしに来たのよ!人の家に勝手に入ってこないで!あっち行って!」リリは出しぬけにさけぶとこぶしをにぎりしめ、地面をなぐりつけました。
「うわあ」トリクシィはかわすように手をあげました。「落ちつきなさいよ、スーゼウィンド。まだなにもしていないじゃない!」トリクシィは驚いて口をへの字に曲げました。「昔ならともかく、最近はなにもしていないでしょ」
リリはうなだれました。トリクシィの言う通りです。
「パンダのことで話し合いたかっただけよ」”[P.198]
6巻目。
良かった……!
頭上で飛び交うラブに微妙な顔してるリリ可愛い。
“すると、猫は言葉につかえ始めました。『それに……特別な、ひじょうにきわめて……』そこで、猫はだまりこんでしまいました。なにかが猫の中でおこっているようです。『スーゼウィンド嬢!』とつぜん、猫はとてもかきみだされたようにニャアと鳴きました。『わたくし、提案がございますの。こんなこと、だれにもしたことがございませんのよ』
「まあ」リリは興味津々に身を乗りだしました。
猫はためらっていましたが、ふいに言いました。『ファーストネームで呼び合いましょ!』
リリのまゆが高くあがりました。「ファーストネーム?」
『ええ。これからは、友情の印として名字ではなく、名前で呼んでくださってもよろしくてよ』シュミット伯爵夫人はやっと口に出しました。”[P.262] -
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“リリはまだ、そんなふうに考えられませんでした。イザヤの言う通り、ふたりはストームを救ったのです。けれども、そのことを喜ぶ気にはなれませんでした。「でも、その代わりにぎせいになったものは?」リリはたずねました。「牧場が丸ごと売られてしまうかもしれないのよ!」
しゃべっているとちゅうで、リリは自分でも、牧場を救うためにストームが苦しまされるなんて、ぜったいにあってはならないことだと考えていることに気がつきました。この事件には、ハッピー・エンドはないのです。
「正しいことはなにか。それを決めるのは、とてもむずかしいわね」リリは小さな声で言うと、なみだぐみました。”[P.151]
5巻目。
転校生の少女ヴォルケと彼女の家、乗馬クラブの話。
トリクシィが変わって来てるのが良い。
“『ぼくたちはハッピーエンジョイしてるんだ!』マーリンは黒い馬に説明しました。
『見ればわかるさ』ストームは低い声で言いました。
『ジャンプは最高さ!』マーリンは、はりきって言いました。『ぼくはずっと飛んでいられるよ!毎日、朝から晩まで!夜だって!とにかく大好きさ!』
ストームは首をかしげてマーリンの話に聞き入っていました。
「なんて言ってるの?」トムが柵の上から声をかけました。
けれどもリリは答えませんでした。リリは息を止めていました。マーリンの話に、ストームは考えているような気がしていたのです。
『火の脚もない……』ストームがつぶやきました。
『なにがないって?』マーリンは頭をふりました。『ぼくの脚はまったく異常はないよ!』
『痛くないのか?』
『ぜーんぜん!まったく痛くない!ぼくはジャンプがだあい好き!』マーリンの目がきらきらかがやきました。”[P.195] -
Posted by ブクログ
続けて読みました。ほぼ刊行分追いついてきましたが、
所持してる2冊(卵ハンバーグ、天使)だけ遅れてます;
今回もなかなかどうして。
やっぱり掘り下げが足りないとは思いますが、
今回はまぁ児童書としてはこんなもんかな?て感じでした。
必要以上に重くなりすぎずで。
初恋の流れが、賢い子らしいなぁと(^^♪
初恋もですが、傍に見るだけでなく、実際に
話したり他の側面を見ないとわからない部分は多いので
(実際関わっても氷山の一角といっていいくらい)
ろくに知りもしないでわかった気になってはいけないなぁ
というのは何歳になっても課題ですね。
そういう部分が今回は書かれてたのが嬉しい。
おまけで、シャリの小塚君が光るエピが出てくると
「おおお藤本先生節だ~」です。
近年ではフランスなどの歴史系の印象が強いですが、
確か大昔にエッセイかで元々は理系の研究かと
されてたと伺った記憶があるので、旧KZ時代も
それでお詳しいのか、と思った覚えがあります。 -
Posted by ブクログ
“開けはなたれた窓から入ってきた猫の表情はしんけんです。「お知らせしたいことがあります。わたくしの使用人が、さきほどから夢中になって、こちらの窓に向けてなにやら投げつけておりますわよ。あなたの気を引こうとしているのだと思いますけど」猫は説明しました。「使用人のとほうにくれたようすを、だまって見ているわけにもいかず、お知らせにまいりました」猫は前足でひげをなでました。「このさいですからもうしあげておきますが、あの使用人は、相対的に、能力がかたよっていますわね。それにひきかえ、新しい"缶切り"のほうは応用力があるともうしますか、使い道が広くて便利ですわ」
「新しい缶切りってなんですか?」リリはたずねました。
「新しい使用人ですわよ。新人は、日の出、日の入りの時間になると、きちんとお食事の缶づめを開けてくれますのよ。ごりっぱですわ」”[P.100]
4巻目。
地の文が良いのか、訳が良いのか、両方良いのか。表現が良いなと思ってしまう。
イザヤの描写とか良かった。
“リリはさびしそうに下を向きました。ふたりにはひみつができてしまいました。どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?
「アームストロングの手がかりはまだつかめないの」リリはしょんぼりしながら言いました。「どこへ行ってしまったのかな」
イザヤはなにも言わず、くつひもをいじくり回していました。
「アームストロングがどうなってもいいの?」リリは思わず大きな声を出してしまいました。
イザヤは顔をあげました。とても悲しそうな、絶望的なイザヤの表情に、リリの胸が苦しくなりました。イザヤはなにか言いたそうです。でも、なにを言いたいのか、リリにはわかりません。イザヤはどうしてうちあけてくれないのでしょうか?なにがそんなにイザヤを苦しめているのでしょうか?
ふたりはだまりこんでいました。”[P.162]