あらすじ
動物園の赤ちゃんパンダが、お母さんに捨てられてしまった。動物通訳のリリアーネは、一頭のカンガルーにお母さんの代わりをしてくれるようにたのむ。ところがカンガルーは、赤ちゃんパンダをおなかに入れて、いつものようにジャンプしてしまい・・・。
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この作品で一番感動した所は、リリのお母さんは今までリリの能力を絶対に公開したくないと考えていたのに、リリが他の子と違う点を隠さずに自分らしく生きられるようにと、公開した所です。
トリクシィがリリとイザヤと、仲直り(?)した所も感動しました。
本当の親が海外から帰ってこなくて(誕生日にサプライズで帰ってきた)悲しいイザヤ、本当の親に虐待を受け(そのせいでリリをいじめていた)、おばあちゃんと暮らしているトリクシィ、本当の親に自分の力を魔女、バケモノ等と言われてしまったリリ(もう仲直りした)、みんなそれぞれ大変だなぁと思った。
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・リリアーネは動物と話せて、動物がおもしろいことを言っているから、動物が好きな人や動物にきょうみがある人におすすめです。
・赤ちゃんパンダのお母さんを探して、お母さんに赤ちゃんパンダを育ててくれるようにする話で、とてもいい話です。
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私は、動物が好きなので、この本を買い始めました。
でも、動物の中でも、パンダが好きなので、赤ちゃんパンダがすごくかわいそうと思いました。
私は、あらためて、パンダが好きだと、思いました。
そして、7巻がでたら早く読みたいです。
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私がこの本で1番びっくりしたのは、リリにいじわるをしていたトリクシィがリリたちにやさしくなったことだ。びっくりしたけど、トリクシィはすごいと思った。あと、リリのことでずっと厳しくしていたママが、リリの本当の気持ちに気づき、リリのヒミツをみんなに話したことだ。リリもママも笑顔になっていたので私もうれしくなった。そして、イザヤも両親が家に帰ってきて、とてもうれしそうだったのでよかった。
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リリアーネのシリーズ6巻。
パンダの赤ちゃんが育児放棄されたため、カンガルーたちに育ててもらおうとリリアーネたちは奮闘します。
本当のお母さん、育てのお母さんは動物たちの間では よくある話しです。
ジャーナリストのリリアーネのお母さんは、リリアーネの特殊能力を隠そうとしてきましたが、今回はみんなの前で公表し、リリアーネが自分の能力と向き合って自分らしく生きていけるようにと願います。
イザヤの両親もイザヤの誕生日にはサプライズで戻って来て、意地悪だったトリクシィも謝ってくれて、心を開いてくれた。
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“「えーと、どうも」トリクシィはためらいながらつぶやきました。「だいじょうぶ?」リリが泣いていることに気がついているようです。
とつぜん、リリはものすごい勢いで怒り始めました。「関係ないでしょう!だいたいここになにしに来たのよ!人の家に勝手に入ってこないで!あっち行って!」リリは出しぬけにさけぶとこぶしをにぎりしめ、地面をなぐりつけました。
「うわあ」トリクシィはかわすように手をあげました。「落ちつきなさいよ、スーゼウィンド。まだなにもしていないじゃない!」トリクシィは驚いて口をへの字に曲げました。「昔ならともかく、最近はなにもしていないでしょ」
リリはうなだれました。トリクシィの言う通りです。
「パンダのことで話し合いたかっただけよ」”[P.198]
6巻目。
良かった……!
頭上で飛び交うラブに微妙な顔してるリリ可愛い。
“すると、猫は言葉につかえ始めました。『それに……特別な、ひじょうにきわめて……』そこで、猫はだまりこんでしまいました。なにかが猫の中でおこっているようです。『スーゼウィンド嬢!』とつぜん、猫はとてもかきみだされたようにニャアと鳴きました。『わたくし、提案がございますの。こんなこと、だれにもしたことがございませんのよ』
「まあ」リリは興味津々に身を乗りだしました。
猫はためらっていましたが、ふいに言いました。『ファーストネームで呼び合いましょ!』
リリのまゆが高くあがりました。「ファーストネーム?」
『ええ。これからは、友情の印として名字ではなく、名前で呼んでくださってもよろしくてよ』シュミット伯爵夫人はやっと口に出しました。”[P.262]