駒形のレビュー一覧

  • 走れストーム 風のように! 5

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    “リリはまだ、そんなふうに考えられませんでした。イザヤの言う通り、ふたりはストームを救ったのです。けれども、そのことを喜ぶ気にはなれませんでした。「でも、その代わりにぎせいになったものは?」リリはたずねました。「牧場が丸ごと売られてしまうかもしれないのよ!」
    しゃべっているとちゅうで、リリは自分でも、牧場を救うためにストームが苦しまされるなんて、ぜったいにあってはならないことだと考えていることに気がつきました。この事件には、ハッピー・エンドはないのです。
    「正しいことはなにか。それを決めるのは、とてもむずかしいわね」リリは小さな声で言うと、なみだぐみました。”[P.151]

    5巻目。
    転校生

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    2014年07月04日
  • 探偵チームKZ事件ノート 初恋は知っている 若武編

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    続けて読みました。ほぼ刊行分追いついてきましたが、
    所持してる2冊(卵ハンバーグ、天使)だけ遅れてます;

    今回もなかなかどうして。
    やっぱり掘り下げが足りないとは思いますが、
    今回はまぁ児童書としてはこんなもんかな?て感じでした。
    必要以上に重くなりすぎずで。
    初恋の流れが、賢い子らしいなぁと(^^♪

    初恋もですが、傍に見るだけでなく、実際に
    話したり他の側面を見ないとわからない部分は多いので
    (実際関わっても氷山の一角といっていいくらい)
    ろくに知りもしないでわかった気になってはいけないなぁ
    というのは何歳になっても課題ですね。
    そういう部分が今回は書かれてたのが嬉しい。

    おまけで、シ

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    2014年06月22日
  • 笑うチンパンジーのひみつ! 4

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    “開けはなたれた窓から入ってきた猫の表情はしんけんです。「お知らせしたいことがあります。わたくしの使用人が、さきほどから夢中になって、こちらの窓に向けてなにやら投げつけておりますわよ。あなたの気を引こうとしているのだと思いますけど」猫は説明しました。「使用人のとほうにくれたようすを、だまって見ているわけにもいかず、お知らせにまいりました」猫は前足でひげをなでました。「このさいですからもうしあげておきますが、あの使用人は、相対的に、能力がかたよっていますわね。それにひきかえ、新しい"缶切り"のほうは応用力があるともうしますか、使い道が広くて便利ですわ」
    「新しい缶切りってなん

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    2014年07月04日
  • トラはライオンに恋してる! 2

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    “「信じられないかもしれないけれど、トリクシィのお姉さんが動物園で働いているの」
    「なんだって?」イザヤは驚いた表情で、リリを見つめました。
    リリがきょうのできごとを話すと、イザヤは心配そうになんども首を横にふりながら聞いていました。
    「それはちっともいいことじゃないな」イザヤはリリが話しおわると言いました。「トリクシィは、ぼくらに仕返しするチャンスをねらっているんだ。今のところ、学校では成功していないけどね。ぼくはかけてもいいよ。トリクシィは、トリーナをそそのかしてきみに仕返ししようとたくらんでるよ」
    「そうかもしれない」リリは緊張して、下くちびるをかみました。”[P.60]

    2巻目。

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    2014年04月11日
  • 動物園は大さわぎ! 1

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    “「ところで、きみに聞きたかったんだ。どうやったのか」イザヤはつづけました。
    「花を咲かせる、あれ。あんなすごいこと、初めて見た」
    イザヤは好奇心に満ちたまなざしで、リリをじっと見つめました。イザヤはこの前のできごとをもう怖がっていないようです。それがわかると、リリは胸をなでおろし、少し考えてから言いました。
    「わたしが話したら、あなたも話すのよ。ゲーテの本を読んでいるのを知られたくない理由をね」
    リリは腕組みすると、きっぱりと言いました。
    「これは約束よ。秘密の約束!」
    イザヤはためらっていました。話すことで得すること、損することを慎重に考えているようでした。そして、考えた末に言いました。

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    2014年04月03日
  • 動物園は大さわぎ! 1

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    5年ブックトーク「動物と人間のかかわりをえがいた物語」

    紹介。なんか外国のいじめは悪質だよなー
    日本のいじめもそうだけどさ。世界はどこもかわんないか。

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    2013年01月17日
  • 探偵チームKZ事件ノート 緑の桜は知っている

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    うっかり4巻目をとばして読んでしまいましたが、
    KZシリーズ、数年を経ての続編となる5巻目。
    皆中学生になっていますが、あまりそういう意味での変化もなく、
    正直児童書刊行になったこともあってか、コバルト時代の巻に
    比べ、ジュブナイル風味が減り、事件を解決する要素が
    多めになった印象がないでもないです。
    事件も少し丸投げ感があるので、悪い意味での子供向け感が
    少し強くなったかなぁ。

    今月出る最新刊は、上下巻!構成ということで、奥行きのある
    話になるかもですね。楽しみ。

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    2012年07月05日
  • あしながおじさん

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    この本は、主人公が、あしながおじさんに大学にいれてもらうことから始まります。
    主人公が、作文を書いていくのですが、とてもとても面白いことが、作文に載っています。
    たまには、悲しいお話などもありますが、元気いっぱいのジュデイです。


    主人公の名前は、ジュデイです。

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    2012年09月09日
  • 動物と話せる少女リリアーネ 赤ちゃんパンダのママを探して!

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    昔から動物と話すことができるリリアーネ。
    ひょんなことから動物園で働くことになった。今度はパンダの赤ちゃんの騒動に巻き込まれ、(まきこまれにいき?)同じ学年のイザヤと一緒にちょっとした動物絡みのちょっとした冒険(?)をする。
    たくさんのいろいろな動物の性格や、人間関係も見ものです。

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    2012年01月21日
  • 動物園は大さわぎ! 1

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    動物と話せるという特殊能力や、能力がバレては転校を繰り返している負い目のために、引っ込み思案な性格のリリアーネ。
    新しい学校でも、普通にしようと気をつけては空回りし、さっそくクラスの中心グループに目をつけられてしまいます。
    そんなある日、授業で行った動物園でなぜか急に興奮して暴れだすようになったゾウのマルタに出会って………

    テーマは友達を作るということ、本当の自分をさらけ出すこと、と結構真面目。
    そこに動物と話せるという特殊能力やちょっとカッコいい男の子、漫画っぽいかわいいイラストと女の子が興味を示しそうな要素を盛りだくさんにつめこんでいます。
    朝読なんかに良いかも。

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    2011年10月01日
  • 走れストーム 風のように! 5

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    ネタバレ

    リリアーネシリーズ5巻目。
    転入生のヴォルケは内気な女の子。家がヤンセン乗馬クラブを経営しているが、あまり人気がなくて、経営難。しかも、馬術競技で期待されている馬ストームは気が荒く、人間の言うことを聞かない。それは、調教師が脅しながらのトレーニングを続けていたせいだった。
    リリアーネとイザヤが乗馬クラブに行くことによって、馬たちも、牧場の草も生き生きとし、ヴォルケやヴォルケの兄も前向きになってゆく。

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    2011年09月23日
  • 笑うチンパンジーのひみつ! 4

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    ネタバレ

    リリアーネシリーズ4冊目。
    今回の大きな事件は動物の密輸と虐待。イザヤの明るいおじさんがキーマン。リリアーナたちは傷ついた動物たちを救えるのか? 虐待については、リリアーネを敵対視してきたトリクシィ姉妹が虐待を受けていたとわかる。

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    2011年09月17日
  • イルカ救出大作戦! 3

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    ネタバレ

    リリアーナシリーズ3冊目。
    家族とイザヤとともにバカンス。海のちかくのペンションに来ました。
    ママはバカンスでも仕事の企画に夢中だし、リリアーナは秘密がばれないように、気をつけなきゃいけないから大変。おまけに、ペンションの女主人はちょっと変わった天然キャラで、娘は足が不自由で、いつも悲しそう。そんなとき、海でイルカの声をきいたリリアーナ。本来イルカはもっと南にいるはずなのに・・・!?

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    2011年09月17日