Nardackのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一見ありきたりな、最近流行の設定、かと思いきや切り口が異なっている。そして、その切り口を殺すことなく丁寧に展開していることが非常に面白い。
全体を通して、三点リーダや、?マーク、数字の表記などの表現がライトで中高生向けに書かれているようなものなのだが、内容としては昨今のライトノベルに多い派手さは少なく、丁寧な主人公とヒロインの感情描写で進められているのが珍しい。
しかしながら、主人公とヒロインの行動のみが主軸に据えられているので、ストーリーもシンプルで掴みやすい。
冒頭から章の間に挟まれる作中作が、後の展開に繋がってカタルシスを与えるところが全体の見どころでもある。 -
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Posted by ブクログ
普通の高校生の太一と凛は突然光に飲み込まれてしまい、気が付いたら剣と魔術の世界にいた。
魔物に出くわすが、冒険者に助けられ一難を逃れ、生きるためにギルドに所属しテストを受けるが、そこで秘められている魔力を持っていることがわかり・・・。
タイトルを見たときは地雷臭が漂っていたんですが、イラストに惹かれ買いました。
これは面白いですね!いい意味で裏切られましたよ!
地を固める物語の導入部にしては完成度が高いですね。
今回は異世界に飛ばされるところから、魔術を扱って初戦を戦うまでを描いているんですが、バトルの描写、心の中の描き方などが、無理なく入ってきて読んでいて心地よいです。
設定がどうかとか -
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Posted by ブクログ
自分の中では殿堂入りになりましたこのシリーズ。三巻で終わったことは寂しいけれど、丁度いいと思う。しかし、巻数こそ短かけれ、心情描写などとても丁寧に書かれていて、さらに一人称がそれを手伝って、物語に惹きこまれます。
誰だって抱いたことのあるであろう多々の感情描写には、在りし日の自分を思い出して共感することでしょう。
ニヤニヤな部分が多い今巻ですが、お気に入りは東雲が英太を上手に操る諸処のシーンと英太が自分のせいで作家としての幽子色が薄れていくことを慮る場面。しかし、何と言っても最後の恋愛学舎のラス文。あれには心が洗われました。あれは反則でしょう。あんなこと言われたら堪りません。
ラノベを読まない -
Posted by ブクログ
ついに完結の3作目。
あとがきであったり他の人が言うように決して打ち切りではないのであしからず。
本作は今までに登場してきたキャラクター全員集合といった感じ(といってもそれほど多くはない)で、主人公の周りで恋愛に発展する話しが出てきます。一方で高校3年生ということもあり将来を視野に悩み始める英太。青臭いと感じる(自身が高校生なだけに何とも言えない)行動であったり考えも点々と見えるもののそこが逆に、自分は共感といったものを感じた。そして進路を決断して、起こした行動、そしてその結果、最後のメッセージは心が暖かくなった。小説の文字を陳腐とする場合、それは何らかのアクションで解決する他ないのだろう。そ