あらすじ
夏休みを迎えた四郎と未来は、和田、三好の四人で泊まりがけの旅行へ向かう。島での開放感の中、未来に三好との仲を煽られ何とも言えない微妙な気分に陥る四郎。未来に対しての決して明かすことのできない好意を秘めたまま二学期に突入した彼は、三好とともに文化祭委員を引き受けることに。穏やかな彼女に心地よさを感じながらも未来への恋心を払拭できない四郎だが、クラスが団結し賑わう文化祭に、未来の心を奪う人物が現れて……。話題作、第二幕。
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Posted by ブクログ
主人公が現実には良くある(明言は普通、しないけれど)けれど、創作物で、かつ結末間際以外の場面で絶対やっちゃいけない選択をしていて熱すぎる!
次巻以降にすごく期待。修羅場れ修羅場れ。
Posted by ブクログ
この作品は今すごく気に入ってるんだけどこの巻だけでなら☆4ですね。詳しくは割愛しますが読んでてやや不愉快な部分もそれなりにあったので。
次巻にも期待。
Posted by ブクログ
いやあ、切ないわ。
言ってみれば禁断の恋だもんなあ。
好きな人に好きだという気持ちさえ気づかせてはいけなくて、自分の中に全てしまい込まないといけないなんて、高校生でそんな境遇になったら、そりゃ、どうしたらいいか分からなくて、どうしようもなくて、でも我慢できなくて、どうにかしたくなるよね。
そう言う意味で、四郎は十分頑張ってると思うよ。
でも、その人のことを忘れなければいけなくて、その時、別の誰かに好きと言ってもらったら……なんて言う出来事は、たぶん普通の恋愛でもあり得ること。
そのリアルさが胸に沁みる。
えらいと思ったのは、四郎がちゃんと好きな人がいることを伝えた上で、返事をしたこと。
それがたとえ相手への甘えでも自分の弱さでも、それはフェアだと思うのだ。
それは、いろんなイベントを通してすこしづつ四郎と三好さんの仲が深まっていたからこその選択。
三好さんには頑張って欲しい。
でも、やっぱり悪い結末しか想像できないよ。
そうなった時、四郎はどうするんだろう?
なんだか、先を読むのが怖くなってきた。
でも、たぶん読まずにはいられないだろう。
それにしても女子寮浴場のぞきのエピソードとかはなかなか愉しかった。
高校生男子だよなあ(爆)
あと、作者の前作のファンには巻末のショートストーリーと会わせて久しぶりにその後の彼と彼女に会えたのは嬉しいかぎり。
ひょっとして本編に登場なんてこともあるかもしれないと思ったり。
Posted by ブクログ
未来が文化祭で他校の女子生徒に一目ぼれし、付き合う展開に。四郎も未来への想いを断ち切るために三好と付き合うことに。何というか、このシリーズと「東雲侑子」のシリーズの関連性があるとは。もう一度「東雲侑子」シリーズも読み直そうかなと考え中。この先は手に入れていないが早めに何とかして手に入れて読んでいきたいと思う。
Posted by ブクログ
いやー、登場人物みんな切ない思い抱えすぎでしょ。
―せめて、誰の物にもならないで欲しい そう思ってしまうのは、わがままだろうか― という一文がぴったりって感じの2巻でした。
最後の三好さんの気持ちを思うと読むのがつらくてもうね……ひどすぎませんか四郎くん?
Posted by ブクログ
性同一性障害をテーマにしたライトノベル2巻目。1巻同様に物語に展開の大きな起伏を感じれず読み進めるも終盤に悩み始めた主人公に3巻目に期待です。物語が動き始めた。個人的にはもう少し深い感情描写を読みたいかなと。