Nardackのレビュー一覧
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いやあ、切ないわ。
言ってみれば禁断の恋だもんなあ。
好きな人に好きだという気持ちさえ気づかせてはいけなくて、自分の中に全てしまい込まないといけないなんて、高校生でそんな境遇になったら、そりゃ、どうしたらいいか分からなくて、どうしようもなくて、でも我慢できなくて、どうにかしたくなるよね。
そう言う意味で、四郎は十分頑張ってると思うよ。
でも、その人のことを忘れなければいけなくて、その時、別の誰かに好きと言ってもらったら……なんて言う出来事は、たぶん普通の恋愛でもあり得ること。
そのリアルさが胸に沁みる。
えらいと思ったのは、四郎がちゃんと好きな人がいることを伝えた上で、返事をしたこと。
そ -
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3年生編にして完結編。
すっかりリア充になってる英太+東雲さんですが、
ええいもう勝手にしろではなく、だからこその完結編です。
作家という社会的地位を持っている彼女に対して、
ほんとうに何となくでスタートしていた英太がやっと
ゴールを見つけるという。
その決意を語るシーンは、泣けました。
1巻の彼がよくぞここまで、と。
変化は彼だけでなく、東雲さんが挿絵を見るともはや別人。
これが彼女も彼に合わせるように交友が広がり、人間として
大きくなった彼女の姿。
英太はそれが作家・西園幽子にとっては良いことなのかと
思うシーンもありますが、
人間の経験に無駄はないと思っています。
まぁ、有美さんは最 -
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前々から読んでみたくて、やっと読めました。
森橋先生は以前「三月、七日。」を読んでから
良いなと思っていましたが、今回もなかなかどうして。
有美さんみたいなキャラは女の目にはいるのかよ、
と思いかけて、女性の少女漫画でそっくりなキャラが
いたのを思い出しました(笑)。
というのも、川原由美子先生の「前略・ミルクハウス」(懐かしい!)
の芹香ちゃんと藤くんを思い出したのです。
この、思春期を卒業しかけの男の子とお姉さんぶる
異性のみに受けそうな古典的女子というのは今も昔も王道かも。
そしてそこに新たな風を吹かせる毛色の違う女の子の存在も。
ここで終わっても綺麗だけれど、ここまでだと
「短編」の良 -
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ライトノベルである。
太宰治とか芥川龍之介とかが書く日本の名作と呼ばれている小説と比べ、確かに時代背景は違うし普段使っている国語自体が大きく様変わりしてはいるのだが、本質的に大きな差は無いと思うのである。で、3巻で完結している様でもあるのでチョット読んでみました。
高校生の恋愛小説と言うと、私が中高生の頃にどぎまぎしながら読んでいた富島健夫の小説を思い起こすが、あっちの方面は彼の小説より過激ではないのである。ライトノベルならではなのかもしれない。
東雲侑子は高校1年生にして小説家というのはやや強引な設定(最近ではそうでもないのかもしれぬが)ではあるし、その浮き世離れ過ぎる性格もかなり強引な -
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ネタバレ評価:☆4.5
甘酸っぱくもほろ苦い青春ラブストーリー、ここに完結。
いやーもうね、若いねぇ、青春だねぇとおっさん臭い感想しか出てこないw
感情豊かになった侑子が可愛すぎてヤバいです。
「ずるくなったら、私のこと、嫌い?」なんて言ってからかってくるところとかもうたまらん!!w
英太は侑子のことが好きすぎる自分のことを病気だのヤバいだの形容してたけど、いたって正常だと思う。
そりゃあんな可愛らしい子が自分のこと好きだったら頭沸騰するって(笑)
こんな物語、フィクションですよね!?
リアルでこんな羨ましいことしてる奴はいませんよね!?ww
侑子に釣り合うだけの自分になりたい、と決意をす -
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ネタバレ評価:☆4.5
甘酸っぱくて青臭い二人の恋物語、ほろ苦い第二章。
少し関係が進んだように思える二人のカップルに次なる試練が・・・そう、第3者の女の子による主人公へのアタック。すれ違いと侑子の嫉妬。お決まりですね(笑)
でもその嫉妬も本人は嫉妬と明確に意識しているわけではないところが可愛いですね。
恋したことのない侑子にはモヤモヤする気持ちがなんなんなのか分からない・・・いや良いですね。実に初々しいw
何もかも言葉で説明すればいいというわけではない。
けれども言葉でないと伝わらないものも確かにある。
精一杯の勇気を振り絞って書かれたであろう脚本にこめられた侑子の想い。
ラストの侑子に -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
早熟な少年少女に贈る、もどかしく苦いラブストーリー。
主人公はかつて自分の兄の彼女に実らぬ恋をしていて、それがトラウマみたくなって何をやっても無駄なんだと無気力な生活を送っていた。
高校でも楽だからという理由で図書委員を選んでいて、同じ図書委員の東雲侑子の熱のない静けさに親近感を覚える。だが彼女にはある秘密が、作家であるという秘密があった。
作家である東雲が「取材」という形で付き合ってくれと主人公に頼み、それをOKするのだが――。といった感じです。
兄貴に劣等感を感じてるところとか、すぐにヤキモチ焼くところとか、色々悩んだりするところとか、とにかく主人公が青い。だがそれ -
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