Nardackのレビュー一覧

  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    2年生になると、付き合っている、事が浸透。
    そして彼女が小説家である事が、クラスメイトにより
    ばれてしまう。

    人から見たら、ものすごく違う態度。
    それに本人達は気付かず、もやもやと…。
    前回に引き続き、な甘酸っぱさに
    苦みがプラスされたような。
    しかも今回、ごたごたが登場しますし。
    兄と同じように。
    いや、途中で同じ事してるのに気が付け、と
    突っ込みたいですが。

    言葉にする事、言葉にしない事。
    両方とも納得すべき所も、しない所も。
    とはいえ、結局どうしていても、不安は不安です。
    そこをどう埋めるか…にかかってる状態?w

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    2016年07月11日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    図書委員として組んでいる相手が
    ある日小説家だと気がついた。

    兄の雑誌にちょっとしたいたずらを…で貰ったサイン。
    それと引き換えに始まる交流。
    いやもう甘酸っぱさ大量投入です!
    もやもやも、気がつくさまも、もどかしさも
    にやにやしながら、というよりは、嬉し恥ずかし、な
    ちらちら具合いです。

    取材のために付きあい始めたというのに
    それを題材にしたのは…。
    いつか、読めるでしょうか?w

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    2016年07月11日
  • この恋と、その未来。3 -一年目 冬-

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    いやもうなんというか、苦しいなあ。

    未来を好きなくせに、三好さんと付き合う四郎は確かにクズだろう。
    (そのことを三好さんに告げていることは救いではあるけれど)
    でもこれは、責められないなあ。
    未来のことを忘れなければならない。
    そのために、三好さんにある意味すがっているのだ。
    それは甘えだけど、それでも好きな気持ちを無理やり忘れることができるほど誰もがそんなには強くないのだ。
    思春期だもん。
    恋愛だもん。
    そんなうまくいかないこともあるよね。
    そのまっとうで等身大な心情がとても苦しい。
    個人的にも好きな人はかなわなくて、その想いを抱えたまま別の人と付き合ったことがあるだけに、読んでていろいろ

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    2016年06月03日
  • この恋と、その未来。4 -二年目 春夏-

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    ネタバレ

    それぞれ抱えていた想いが明らかになった第4巻でした。曖昧な心地良さを失われるべくして失った主人公、同情の余地はないにしろ、最後に見せた決意が次巻から試されるのではと期待です。「我慢ぐらい、できるよ」が切なく、印象的で作風を感じる一言でした。

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    2016年03月13日
  • この恋と、その未来。3 -一年目 冬-

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    ネタバレ

    性同一性障害をテーマにしたライトノベル3巻目。1巻目、2巻中盤までは読み続けるかどうか迷いましたが、結果的には読み続けて良かったです。主人公の悩みにおける感情描写が1・2巻と比べると多くなったように感じ、ページをめくるスピードが上がりました。ライトノベルレーベルの刊行でなくてよいのでは、その方が手に取る読書も増えたのではと手前勝手に思ってます(1・2巻では読み続けるか迷ったくせ・・・笑)。あと、段落ごとのうっすらと雪化粧した市電の挿絵が良かったです(=カバーイラストもです)。

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    2016年03月06日
  • この恋と、その未来。1 -一年目 春-

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    ネタバレ

    ライトノベルらしからぬ重い物語、という前情報に手をつけるのを躊躇っていたが、実際に読み始めてみれば面白く最後のページまで続けて読んだ。

    実家で傍若無人な姉3人に虐げられて生きてきた四郎が、広島の全寮制の新設高校に入学し、同室の織田未来と出会う。未来は性同一性障害であり、身体は女でも心は男だった。積極的な未来に引っ張られる形で四郎は女の子と遊びに行ったりバイトしたり、何より未来とくだらない話をして仲良く楽しく過ごしている様が良い。四郎の父がシャレにならないくらい自由人だったり、姉からの虐げられっぷりが笑えないレベルだったりと軽すぎない部分があるため、未来の性同一性障害の設定が作中で浮いていない

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    2016年01月10日
  • ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント 1

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    エージェントとして生き教育者に生きがいを感じていた60歳過ぎに死んだら、魔法や獣人のいる世界にシリウスとして転生。前世の記憶を元に身体を鍛え、不利な魔法属性を跳ね返すチートとして成長してゆくストーリー。
    初めてのお散歩でエルフを助けたり、最強と云われる武芸者に出会ったり、御都合主義ではあるが楽しめる。
    猫耳幼児姉弟やメイドとかの定番もおさえて、学園ものの二巻にも期待できる。ネットと大筋で変更無し。
    番外編『従者達の過去と現在』エリナ、ノエル、ディーとシリウスの母アリアとの出会い&ディーのヘタレ恋愛事情。

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    2015年12月20日
  • この恋と、その未来。1 -一年目 春-

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    ネタバレ

    評価:☆4.5

    東雲侑子シリーズの二人が贈る、ためらいと切なさの青春ストーリー、開幕。

    超理不尽な三人の姉から離れようと全寮制の高校に入学を決めた主人公・四郎。そこで体は女、心は男な「性同一性障害」の織田未来とルームメイトになることに。

    「――恋は、心でするのだろうか?それとも、体でするのだろうか?」

    困惑しながらも男として接しようとする四郎、だが四郎が感じる心地よさは、友情以上のものに段々と変わっていく。
    この辺のバランス感覚が絶妙でしたね。どうしようもないやりきれなさ、切なさが伝わってきた。
    奇抜な設定でありながらもインパクト重視で軽く適当に済ませるのでなく真摯に向き合っているのも

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    2015年11月27日
  • この恋と、その未来。2 -一年目 夏秋-

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    いやあ、切ないわ。
    言ってみれば禁断の恋だもんなあ。

    好きな人に好きだという気持ちさえ気づかせてはいけなくて、自分の中に全てしまい込まないといけないなんて、高校生でそんな境遇になったら、そりゃ、どうしたらいいか分からなくて、どうしようもなくて、でも我慢できなくて、どうにかしたくなるよね。
    そう言う意味で、四郎は十分頑張ってると思うよ。
    でも、その人のことを忘れなければいけなくて、その時、別の誰かに好きと言ってもらったら……なんて言う出来事は、たぶん普通の恋愛でもあり得ること。
    そのリアルさが胸に沁みる。

    えらいと思ったのは、四郎がちゃんと好きな人がいることを伝えた上で、返事をしたこと。

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    2015年08月04日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    クーデレ同士のカップルだった三並と東雲が、見事にデレデレカップルになっていて、既刊の初々しさを思い返すとどうしてもニヤニヤしてしまいます。もちろん今回も初々しさ爆発してますが。
    冷静にみれば、はじめからリアリティーのない登場人物とシチュエーションですが、それでも、こんな恋いいな、と思わせるお話でした。
    男性の願望とか理想がちりばめられてるので、女性が読んだらどう感じるのか、興味がありますね。

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    2015年07月15日
  • 異世界チート魔術師 3

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    チートはチートなんだろうけど
    なんだかんだでこいつら苦戦してるよね.

    で,内容よりも手法にイライラするわけですよ.
    なんで敵を倒したり退けた所で終わるんだよ.
    その後の一段落まで書けよ,と.
    そういえば前回も倒した時点で終わってたよな.
    でその後の後片付けを今回の冒頭に持ってきてたよな,と.

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    2014年12月20日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    3年生編にして完結編。
    すっかりリア充になってる英太+東雲さんですが、
    ええいもう勝手にしろではなく、だからこその完結編です。
    作家という社会的地位を持っている彼女に対して、
    ほんとうに何となくでスタートしていた英太がやっと
    ゴールを見つけるという。
    その決意を語るシーンは、泣けました。
    1巻の彼がよくぞここまで、と。

    変化は彼だけでなく、東雲さんが挿絵を見るともはや別人。
    これが彼女も彼に合わせるように交友が広がり、人間として
    大きくなった彼女の姿。
    英太はそれが作家・西園幽子にとっては良いことなのかと
    思うシーンもありますが、
    人間の経験に無駄はないと思っています。

    まぁ、有美さんは最

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    2014年11月02日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    ネタバレ

    シリーズ最終巻。卒業後の三並が高校3年生を振り返った形で物語が進む。互いに相手の真意がつかみきれずに付き合っていたふたりだが、卒業後の進路決定というイベントの中で本格的に恋愛モードに突入である。今時ご都合主義的にあっという間に出来てしまう恋愛と違い、戸惑い・ゆっくり考えながらの進展はやはり私たちの時代の恋愛小説を彷彿させてしまう。
    まだまだ先は永そうだがとりあえずはハッピーエンドな結末である。続編を書いてくれても文句は言わない(^_^;

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    2014年10月26日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    前々から読んでみたくて、やっと読めました。
    森橋先生は以前「三月、七日。」を読んでから
    良いなと思っていましたが、今回もなかなかどうして。
    有美さんみたいなキャラは女の目にはいるのかよ、
    と思いかけて、女性の少女漫画でそっくりなキャラが
    いたのを思い出しました(笑)。
    というのも、川原由美子先生の「前略・ミルクハウス」(懐かしい!)
    の芹香ちゃんと藤くんを思い出したのです。
    この、思春期を卒業しかけの男の子とお姉さんぶる
    異性のみに受けそうな古典的女子というのは今も昔も王道かも。
    そしてそこに新たな風を吹かせる毛色の違う女の子の存在も。
    ここで終わっても綺麗だけれど、ここまでだと
    「短編」の良

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    2014年10月25日
  • 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版

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    ライトノベルである。
    太宰治とか芥川龍之介とかが書く日本の名作と呼ばれている小説と比べ、確かに時代背景は違うし普段使っている国語自体が大きく様変わりしてはいるのだが、本質的に大きな差は無いと思うのである。で、3巻で完結している様でもあるのでチョット読んでみました。

    高校生の恋愛小説と言うと、私が中高生の頃にどぎまぎしながら読んでいた富島健夫の小説を思い起こすが、あっちの方面は彼の小説より過激ではないのである。ライトノベルならではなのかもしれない。

    東雲侑子は高校1年生にして小説家というのはやや強引な設定(最近ではそうでもないのかもしれぬが)ではあるし、その浮き世離れ過ぎる性格もかなり強引な

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    2014年10月22日
  • この恋と、その未来。1 -一年目 春-

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    ラノベではとてもハードルが高そうな題材で、ふたりの関係も難儀だな~~~~~と声を大きくして言いたくなる

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    2014年07月17日
  • この恋と、その未来。1 -一年目 春-

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    ネタバレ

    前作『東雲侑子』シリーズの雰囲気を引き継いだような作品。実際、作中で西園幽子の作品が出てくるので、世界観自体は引き継いでいる様子。

    (決して悪い意味ではなく)展開としても比較的似通って見えるのは、森橋ビンゴ先生の作風なのだろうか。
    『東雲侑子は~』でも思ったのだが、作中で恋心を明確に自覚するのは今までにあまりない経験したことのない展開なので、ストレートな分ドキリとさせられる。
    今後の展開も王道的に予想はつくが、丁寧な心理描写でそれをどう料理するのかが楽しみで仕方ない。

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    2014年07月09日
  • 異世界チート魔術師 2

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    順調に以来を達成してランクアップしていくタイチとリン.
    で,面倒くさい奴らに目を付けられてしまう.
    「ふふふ」とか「手駒に欲しいですね」とか言ってる奴に.
    あぁめんどくせぇ.

    こういう展開はあんまり好きじゃないんだけどなぁ….

    Web版の100万倍面白いって触れ込みなんだから
    Web版はコレの1/100万しか面白くないんだろ?
    それはつまり読めたもんじゃないということじゃないのか?

    というわけでとっとと続きを本で出せ~.

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    2014年03月09日
  • 東雲侑子は全ての小説をあいしつづける 電子DX版

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    ネタバレ

    評価:☆4.5

    甘酸っぱくもほろ苦い青春ラブストーリー、ここに完結。


    いやーもうね、若いねぇ、青春だねぇとおっさん臭い感想しか出てこないw
    感情豊かになった侑子が可愛すぎてヤバいです。
    「ずるくなったら、私のこと、嫌い?」なんて言ってからかってくるところとかもうたまらん!!w

    英太は侑子のことが好きすぎる自分のことを病気だのヤバいだの形容してたけど、いたって正常だと思う。
    そりゃあんな可愛らしい子が自分のこと好きだったら頭沸騰するって(笑)

    こんな物語、フィクションですよね!?
    リアルでこんな羨ましいことしてる奴はいませんよね!?ww

    侑子に釣り合うだけの自分になりたい、と決意をす

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    2014年01月17日
  • 東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる 電子DX版

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    ネタバレ

    評価:☆4.5


    甘酸っぱくて青臭い二人の恋物語、ほろ苦い第二章。

    少し関係が進んだように思える二人のカップルに次なる試練が・・・そう、第3者の女の子による主人公へのアタック。すれ違いと侑子の嫉妬。お決まりですね(笑)

    でもその嫉妬も本人は嫉妬と明確に意識しているわけではないところが可愛いですね。
    恋したことのない侑子にはモヤモヤする気持ちがなんなんなのか分からない・・・いや良いですね。実に初々しいw

    何もかも言葉で説明すればいいというわけではない。
    けれども言葉でないと伝わらないものも確かにある。
    精一杯の勇気を振り絞って書かれたであろう脚本にこめられた侑子の想い。

    ラストの侑子に

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    2014年01月09日