神奈木智のレビュー一覧
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母を亡くした十八歳の穂波貴史は、遠縁の親戚に引き取られることになる。
その男・穂波冬杜は、突然貴史の前に現れ、弁護士に話をし、貴史を引き取ることを了承してしまった。
貴史は18歳。未成年の間だけだ、というけれども、いけ好かないその態度に貴史は反感を抱いていた。
けれど、心を病んでいた母親に付き添うために家から一歩も出ることなく生活をしていた貴史には、一人で生活をするすべもない。
渋々同居を了承した貴史だったが、穂波家には冬杜の他にも春臣・夏那・秋那のにぎやかな三兄妹がいた。
貴史のことを「穂波家の末っ子」として大切に扱ってくれる春臣・夏那・秋那。
中でも春臣は、貴史のことに始終心 -
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ネタバレヤクザ顔負けの人相で、職務違反寸前の捜査は日常茶飯事、そんな強面で鳴らす高千穂愛。
実は高千穂は元ヤンの刑事だった。
その高千穂の隣の部屋で生活をしているのが、腐れ縁の同級生で元優等生・宮原束紗。
高校の時はあんなに優等生だったのに、今の束紗の仕事は超ハードな濡れ場を書く人気ポルノ作家。
涼しげな美貌でとてもそんな仕事をしているようには見えない束紗だったが、高千穂にはやりたい放題。
たとえ、緊迫した張り込みの最中だろうが「腹が減った」とマイペースに電話をかけてくるし、勝手に人の部屋に入り込んで眠っている。
そんな束紗に対して、高千穂は文句を言いながらもついつい世話を焼いてしまい……
という話 -
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初作家さん
「ときどき世界は美しい」とゆー作品のスピンオフ、て知らずにいきなりこちらを読みましたがまあ問題なし。新米教師の行哉と弟に劣等感を抱く夏那、惹かれあってるのに行哉は立場上と夏那を想うが故に葛藤し遠ざけよーとする。夏那は自信がなく行哉は従兄弟の悠馬が好きだと思い込んでいてすれ違う。設定は好きだけど展開(特に行哉の言動)が微妙に私の期待とズレてたかな、。。時差のある三角関係?行哉は悠馬にも夏那にもだけど、自制心が不安定ってか欲求に弱すぎだろー、自分を簡単に見失って気づいたらキスしちゃってて俺何やってるの?ってどーなのよ。。Hはオマケ程度でエロくもないのでサクッと読めます。
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ネタバレ篠原智哉は、清潔感のある美貌で近隣の女子高生にも人気。
今はある事情から、誰かと親しく付き合うことを止めているが、智哉に対する手紙や贈り物は後を絶たず。
智哉自身が直接受け取らないためか、友人である滝沢征司の手を介して持ってこられる。
その中の一つ。
滝沢が「男からのものだ」と言っていた手紙の差出人の名前が「神代有紀」であるとわかった瞬間、珍しく智哉が「返事を書く」と言いだした。
今までそんなことを言い出したことのない、智哉の思いもしない行動に、滝沢も驚くが、智哉自身が一番驚いていた。
早速、手紙に書いてあった連絡先にメールを送り、会う段取りをつけた智哉が待ち合わせ場所に赴くと -
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ネタバレ最終巻です。1,2巻から時間が経ってしまったからか、1,2巻のようなおもしろさがなくて、ちょっとがっかり。
いつもなら一気に一冊読むのに、途中で中だるみしちゃって、寝ちゃいました・・。
レオンが元の組織に戻ったっていうのは、何か理由があったんだろうとは思いましたけど、まあレティシア第一だから、思ったとおりの展開でした。
ラスボスのはずの「月」との対決は、これまでのがなんだったの?っていうくらい、一瞬でかたがついちゃって、拍子抜けしました。
まあ、最後にキリアンの髪の色が元に戻ったのは、表紙のキリアンの髪の一部が金髪だったので、これも予想通りでしたけど、弟の方が実は黒の王子だったっていうの -
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ネタバレ仇花シリーズ3作目。
この作品、何が格好いいって、受の水揚げの時からの客である鍋島様。
受が攻と思いを通じ合わせていても、その都度受に花魁としての矜持を忘れないように紳士的に接したりと、もうステキなオジサマオーラが。
この作品は脇を固めるキャラクター達が良い味出してます。
鍋島様は言うに及ばず、銀花に梓や蒼悟との今後の進展なんかも気になるところ。
今回は普段はあまり感情を表に出さない受が、攻の前で涙を見せて思いを口にしたりと、要所要所で胸に来るものがありました。
そしてそして、毎回思うのですが、絵がきれい。
着物の柄や色の組み合わせも綺麗。