神奈木智のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻です。1,2巻から時間が経ってしまったからか、1,2巻のようなおもしろさがなくて、ちょっとがっかり。
いつもなら一気に一冊読むのに、途中で中だるみしちゃって、寝ちゃいました・・。
レオンが元の組織に戻ったっていうのは、何か理由があったんだろうとは思いましたけど、まあレティシア第一だから、思ったとおりの展開でした。
ラスボスのはずの「月」との対決は、これまでのがなんだったの?っていうくらい、一瞬でかたがついちゃって、拍子抜けしました。
まあ、最後にキリアンの髪の色が元に戻ったのは、表紙のキリアンの髪の一部が金髪だったので、これも予想通りでしたけど、弟の方が実は黒の王子だったっていうのは、意外だったかな。
ちょっと、モヤモヤする終わり方したのが残念でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仇花シリーズ3作目。
この作品、何が格好いいって、受の水揚げの時からの客である鍋島様。
受が攻と思いを通じ合わせていても、その都度受に花魁としての矜持を忘れないように紳士的に接したりと、もうステキなオジサマオーラが。
この作品は脇を固めるキャラクター達が良い味出してます。
鍋島様は言うに及ばず、銀花に梓や蒼悟との今後の進展なんかも気になるところ。
今回は普段はあまり感情を表に出さない受が、攻の前で涙を見せて思いを口にしたりと、要所要所で胸に来るものがありました。
そしてそして、毎回思うのですが、絵がきれい。
着物の柄や色の組み合わせも綺麗。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ出張ホストを天職と自負するトヲルの今日の客に会うために、出向いたホテルにいたのは、何と男だった。
「男とは寝ない」と自負するトヲルは、すぐに社長に電話をしてありったけの文句を口にするが、その客が自分に支払うという200万という大金に目がくらみ、結局はOKしてしまう。
引き返した先にいたのは、神原と名乗る美形の客。
別に「寝なくて構わない」と言われたのにも関わらず、自分でも意外なほど簡単に身体を開いてしまう。
ところが、その後、トヲルは「仕事」がまったくできなくなってしまう。
どう考えても、原因は神原としか思えず、トヲルは二度と会わないと思っていた神原のところに再び出向くことになる。
紆余曲折の末、「責任を取れ!」とキレてしまったトヲルは、神原の家に、犬の世話係として身を寄せることになる。
神原は、トヲルがホストに復活できるように親身に相談に乗ってくれるが、「もう一度神原としたい」というトヲルの言い分にだけは決してうんとは言ってくれなくて……
という話でした。
結局のところは、トヲルは神原に惹かれていて、それがゆえに、他の人とできなくなってしまっていたんですが。
神原は神原で、元の仕事に戻りたい、と言っているトヲルの想いを尊重するために、トヲルのことは抱けないと言っていて……
最後はトヲルは、神原の下を逃げ出してしまう、という感じでした。
トヲルは幼い頃から、誰も頼る人がいないような状況で大きくなってきていたから、誰かを一生懸命に愛する、とかそういうことが理解できなくて。
簡単に愛を売り買いする自分の仕事が楽しく思えていて、No.1にもなれていて、天職だと思っていたけれど。
神原の登場で、それがすべて崩れ去ってしまう、という感じでした。
でも神原も神原で、なかなか自分の本心を口にしないから、というか、自分の気持ちに確信が持てないから、結局はトヲルが振り回されて……という感じなのかな?
個人的には、神原みたいな男の人はあんまり好きじゃないかもしれません。
とりあえず、恋を知らない出張ホストが、恋を知って変わっていくお話でした。
そういうのが好きな方はぜひどうぞ!
個人的には、神原がもう少し強引な方が好みでしたが……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ神崎菜央は、二歳で両親と死別し、その後は施設で生活をしてきた。
そんな菜央は、住むところを確保するために、自分の顔だけを武器にして、好きでもない相手の家を転々としていた。
ところが、その相手との別れ話がこじれ、菜央は殺されかけてしまう。
そんなピンチを助けてくれたのは、エリート然とした男で、数ヶ月後、今度は本当に刺された菜央を再び助けてくれたのは、同じ男だった。
意識が遠のく間際、思わずその男に対して、「助けろ」と口走った菜央は、目覚めた時には、潜りの病院のベッドの上にいた。
実は菜央を助けた男は、大手暴力団の幹部・室生龍壱で、すっかり病気のよくなった菜央は、二ヶ月だけ、の約束で、室生の立て替えた借金を返すべく、室生の元でアルバイトをすることになる。
どうして室生が自分なんかのために、そこまでしてくれるのか、理解できなかった菜央だが、生まれて初めて貰う、身体の関係抜きの優しさに、次第に菜央は惹かれていって……
という話でした。
菜央自身はあんまりそうは思ってないので、あんまりジメジメした話にはならないのですが、時折菜央が見せる寂しさの片鱗は、読んでて、ぎゅっとなってしまう感じで。
そこを、上手に室生が甘やかしているんだけれど、室生自身にも、どうして自分が菜央に対してそういうことをしているのか、はっきりとはわからないという鈍さ。
でも、やっていることは、優しいし、甘いし、で十分に楽しめる話でした。
もちろん、ヤクザものなので、菜央が抗争に巻き込まれて攫われてしまったりなんていう要素もしっかり入っていたので、そういう面でも、楽しめる話だと思いました。 -
Posted by ブクログ
高校の同級生ででお隣同士。今では熱血刑事の元ヤンと、何かと世話が焼けるポルノ作家という組み合わせ。
キャラはとっても魅力的です。怖いもの知らずの体当たり捜査が男っぽい高千穂と、ツンデレ入ってる素直じゃない束紗。読んでる方は全員束紗に惚れられてるのがわかり過ぎているのに、超鈍感な高千穂が残念で、この二人がどうやってくっつくのか心配してしまいました。
高千穂の鈍さにしびれを切らす脇キャラがどちらも魅力的です。中でも893の上条は男前。キレるととっても怖いのもステキ。
そして編集の成瀬もクールでかっこよかった。
イラストも水名瀬センセで素晴らしく美麗で、高千穂と束紗のくっつき方もとても自然で、二人の気持ちも伝わってきて読後感もよかったんですが。
893ものとか事件ものかというとそうでもなく、それは単なる付随ととらえた方がよさそうで、どちらかというとラブコメよりのライトな口当たりです。なので、かるーく読み流してしまいそうに。
せっかく、ステキな登場キャラ多数なのに生かしきれていない感があって、ものすごく残念です。
全体の話の雰囲気とか、登場人物の会話とか、上手いし物凄くこなれていて楽しく読めるんですが、心に残るものがあったような無いような…
893のダークな抗争メインじゃないなら、ラブの部分でもっとせつなくてもよかったかも。
せめてエロがもう少し濃厚だったらなーと思いました。高千穂もっと攻めてくれてもよかったよ。何しろ受がポルノ作家さんなので、妄想大爆発でお願いしたかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ分厚かった…分厚かった……。
買ってびっくりな分厚さで、読むのにもなかなか苦労しましたが。
「長すぎる!」といううんざり感はまったくなく、読み応えのある本でした。
主人公は、両親を亡くし、天涯孤独の身の上となった晶。
そんな晶は、ファミレスのアルバイトから一転、由緒正しき名門の御所泉家の遺産相続人に指名されてしまった。
おまけにその次期当主になるには条件があって。
「3ヵ月後に控えた一族に対するお披露目の式までに、完璧な紳士になること」
負けず嫌いな気持ちから、その試練を受けてたった晶だったが、そんな晶についたのは容姿・才能いずれも劣らぬ名家の嫡男である三人の教育係。
同時にそれは、まだ未成年でもある晶の後見人選びもかねていて……というような話でした。
多分、この人物語書くのが丁寧なんですよね。
だからこんなに長くなる。
おまけに、くどいんじゃなくて丁寧だから、読んでて苦痛じゃまったくなかったです。
三人の教育係は、もちろんとても魅力的な男の人たちなんですが、それが晶と関わることによってちょっとずつ魅力的に変わり始める……という感じで、それが三人分丁寧に入っているから、当然、物語も長くなってこの厚み……という。
三人がそれぞれ魅力的なので、結局、選ばれなかった方はなんだかちょっと残念な気もしますが、個人的には晶の選択が一番好きなカップリングだったので問題ないですが……
でも、それで終わりじゃないので、それはそれで次が楽しみな感じです。