あらすじ
音程は正確でテクニックも抜群、でも感情表現が超苦手──演奏家として致命的な弱点を持つ宮原奏都(みやはらかなと)は、音大付属の私立高に通うチェロ科の二年生。伝統ある創立記念コンサート出演を目指し、選抜試験を受けることに!! 特別レッスンを引き受けたのは、引退した天才ピアニストの伊集院遥(いじゅういんはるか)。仏頂面で口が悪く、奏都の欠点を一目で指摘。教師としては優秀だけれど、奏都は反発を募らせて!? ※口絵・イラスト収録あり
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Posted by ブクログ
◎総合評価 3
◆ヒロイン? 3 ◆ヒーロー? 4
◆純愛 5 ◆情熱 2
◆さわやか 4 ◆セレブ 3
※いい話~。受けと攻めがそれぞれの立場で苦悩しながらも人間として成長している感じが良かった。その他の登場人物もなかなか魅力的。
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二宮悦巳さんのカバーイラストがきにって購入した本です。
チェロを抱えた少年の後ろに、後ろ姿だけの男性が二人。扉イラストは、後ろ姿だけの男性の一人と思われる白シャツ姿の人が覗き込むようにチェロを弾く少年を見ているものと、もう一人の男性と思われるスーツ姿の人と窓辺の少年二人。これだけで四角関係を想像してしまいます。そしてプロローグは5歳の時の主人公。「再会もの」+「あしながおじさんもの」だと、冒頭から話の展開を予測しながら読んでいくと、そんなに単純な流れではなく、ひねった筋の流れに引き込まれるようにして読みました。奏都と理多、チェロをピアノをそれぞれ専攻する音楽高校生の友情もいい。
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音楽モノは好きだなあ。楽器は全然出来ないんですけどw
途中四角関係に発展するのかと思ってハラハラしたけど最後は綺麗にまとまりましたね。(個人的にはまとまりすぎて物足りないような)
致してる部分の描写は……うーん。自分のツボにはヒットしなかった。
けど全体的にはかなり好きです。
Posted by ブクログ
奏都が好きなものを好きと言えないのはしんどいよねぇ……とか、思ってしまった。
僕はやっぱり、好きなものを好きと言いたいんだもん。
それでも、奏都が背負ったものはやっぱり、重かったんだろうなぁ……
と、思ったよ。
遥は絵のイメージからもっと小柄な人だと思ってたけど、実はそうでもないんだよね。
大きくなったら、奏都の方が成長しなくもないんだと思うんだけど。
Posted by ブクログ
この頃はたぶん「のだめカンタービレ」にはまってて…
あー。たまにはこういうのもいいかなー。と思って買った一冊。
あたしはまったくもって音楽とは無縁の人生なので(苦笑)
専門用語とかがどうしてもわからなくて「?」な感じでした。
これ、音楽に携わった事のある友人とかだったらわかるのかな??
つまりは作者さんがちゃんと勉強されてるんだなーと。
感心した本でもあります…
こういうのは好きじゃないと書けんね(遠い目)
奏都くんは好きですねー♪
こうやんちゃっぷりというか…強気で引き下がらない感じが
一生懸命で好みでした。黒髪っていうのがいいね。
始めは、遙の存在もなんだろう?みたいな感じで
展開の早さに付いていけませんでしたが…
さり気なく遙が奏都を気遣う感じも雰囲気がよかった。
音楽がどうしてもメインになってしまうので…いろいろ壮大だった気がする。
オチ的には遙がほんとうの三条グループの子息だったとか。
事故で死にそうだった自分を助けてくれたのが奏都の両親で…
その恩返しのつもりで援助してたらうっかりと恋に落ちたみたいな。
うーん。なんでだろう?
今回に限って、遙の予想がまったくつかなかった(爆)
秘書のあの人の存在にすんげーややこしくされた気分です。
おまけに理多の好きな人がまさか彼とは…
意外と、盲点ばかりつかれたのでおもしろい本だったと思います。
うーん、うーん。
やはし専門外の本には手を出さない方がいいと改めて勉強。
その辺わかったらもっと楽しめただろうに…ちょっと勿体無かったかな??