入山章栄のレビュー一覧

  • 世界標準の経営理論

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    経営学は経済学・心理学・社会学からの借り物で出来ているという着眼点を軸に、それぞれの視点の違いを活かして多角的な「経営学」像を浮かび上がらせる。

    中でも新旧レッドクイーン理論を、3つの視点の交差点として描いているのがきわめて鮮やか。「競争を避けよ」のポーターでもなく、「競争に勝て」のバーニーでもなく、「競争こそが強さをもたらし、競争こそが脆さをもたらす」という東洋思想のような解釈に唸らされる。

    小学生のようなまとめ方をしてしまえば、両利きの経営により「地に足のついた大ボラ」=センスメイキングするのが最強ということになるだろうか。

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    2021年02月28日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    「行きたいけど行けない、でも、行かなきゃ行けない」現状に歯痒さと、無力さを感じると同時に、未来への希望と活力を与えてくれる、そんな一冊です。

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    2020年09月06日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    ブルーオーシャン!なんとなく知ってると思ってたけど、けっこう知らないことばっかりあった❗差別化だけでなく低コストの両方がブルーオーシャンなのだ。ほとんどの企業がコストか品質のどちらかを他社の上をいこうとする戦略をとっているが、これでうまく行くならいいが上には上がいるので大きな効果を得ることを少ない。というか考え方のなかで他社と比較することが今までの考え方の大半であることがとても多くあった❗現在地を知る意味では良いが、ブルーオーシャンを実行するに当たっては競争は無意味であるということ。一番大事に思ったのが何を基準に選んでいるか、顧客が戦略グループ間を移動する場合の理由ここをしっかりとらえられるこ

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    2020年07月31日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    僕が一番しっくりきたのは「変える必要性を認識してもらう」ということ!!
    ここなくして、企業の改善はありえない。社長が本気になっていなければどんなにコンサルがついてもうまくいかない。
    これは本当に本当に本当に大事!!
    表面的な悩みには本質はない、
    なぜそう思われますか?
    〇〇という理解でいいですか?
    もう少し具体的に教えてもらえますか?
    そのような問いかけで、ここを丁寧に解きほぐす必要がある!

    もう一点は、「顧客の声をきくこと」
    うちの商品は~、みんな言ってるから~、
    世の社長はよく、一人のお客さんが言ったことを1,000人くらいが言っているように話す。
    それって本当にお客さんの声ですか?

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    2020年07月30日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    経営学は社会学の一分野として理論形成を目指している。

    先端の論文に触れながら、経営学がどのような学問なのかを紹介している。なかなか難しいが、面白い。あまり深入りせず、本で紹介しているレベル感で読むのが吉。

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    2020年05月15日
  • ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

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    ■読書の目的
    教養として、組織経営・マネジメントに役立つ知識を得たい

    ■所感
    ほぼ教養として読みましたが、経営学まわりの様々なトピックについて、得られるものも多かったです。

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    2020年04月25日
  • ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

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    最新の経済学が非常に分かりやすく解説されている。
    特にビジネスパーソンが興味を持ちやすいように、理論の説明の際には具体的な企業名などを例にあげて説明されている点は面白く感じた。
    何度も読み返したい一冊。

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    2020年03月31日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    本書が書かれた時点での経営学研究のトレンドだけでなく、経営学を研究する上で必読ともいえる比較的古い論文も紹介されている。

    経営学研究の流れを知る上で良い本だろう。

    個人的には、リソース・ベースト・ビューをめぐる論争が興味深かった。おそらく日本の大学での戦略論の授業で、半ば擦り込みのごとくリソース・ベースト・ビューは主要なアプローチであると教えられることは多いだろう。もちろん重要であることに代わりはないのだが、批判も少なくなく、さらに批判に対するバーニーの反論についての記述は大変興味深い。もっとも、社会科学に不変の理論なぞ存在しない。だから経済学や経営学の分野では次々と新しい理論が考え出され

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    2020年03月22日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    ドラッカーの名前をうまく使ったインタビュー記事にまんまと釣られて購入したのだがしばし積読に。『世界の経営学者は7年前に何を考えていたのか』になってしまった。

    経営学なる分野の簡にして要をえたまとめであると同時に、まだ発展途上と思われるこの分野への著者の思いも語られる。これを読んですぐビジネスに役立つかどうかはわからないが、ちょっと興味をひくようなトピックをいろいろ取り扱っている。

    しかしまあ学問、とりわけ経営学などはアメリカを中心に回っているよなあという感想。

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    2020年03月14日
  • ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門2 イノベーション&マネジメント編

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    オムニバスなので著者間で差がある。本著だけでは不十分で、興味のある内容には原著にあたる必要がある。ビジネスパーソンの学問的な常識あるいはスタンス・心構えに触れたもののさわり。

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    2020年02月18日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    経営学に関する網羅性あるレビューとしてすごくありがたい本でした。
    しかし忘れないでおきたいのは、日本でも統計を用いる定量的な研究は多く行われているということです。問題はむしろ、論文が日本語のため世界で読まれないことではないかと。

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    2019年12月17日
  • 地域再生の失敗学

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    タイトル通り失敗から学ぶ内容。対談を中心に本来ならこうすべきなのにという話が展開される。批判に終始したり、具体性に欠ける理想論になったりしそうなテーマであるが、経済学者の一歩引いた視点があることで首肯しやすい。最後を締めくくる千葉市長 熊谷氏との対談は自分の住む地域に置き換えて考える示唆を与えてくれる。

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    2019年12月01日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    競争のない新たな価値領域を創造する。そして、無駄な機能を省き、適正コストてなるバリューイノベーションをおこす

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    2019年08月31日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    この本は2009年から2011年の間に書かれていてそれから8〜10年経つことになるが、CVCが普及してるなど急激変わっているということで、サイクルの激しい学問領域であるがゆえに、アンテナの張り方が大切だと感じる。

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    2019年07月31日
  • ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

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    新旧経営学の違いと奥深さを垣間見える一冊。
    ビジネススクールで学ぶことと、現場で起きている経営課題への取り組み、研究面での考え方など幅広く知れる内容。
    社会人になったあと渡米して博士号(PhD)を取得して日本の大学院で教えてるだけあり、
    内容の充実度がある印象。
    著者が言うように学問は奥が深い

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    2019年06月12日
  • ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

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    タイトルとおり ビジネススクールでは通常教えていない、比較的新しい経営学の知識を紹介
    110ページまで読んだ。続き読みたい。

    9/24 最後まで読んだ。大変面白い。いくつか抜粋
    市場の状況に応じて取るべき競争戦略は異なる。
    プレーヤの数が少ない安定した市場:ポーター型のポジショニング戦略により、差別化またはコスト戦略
    プレーヤの数がある程度多い競争市場:バーニーのRBV自分の強みを磨くことにより競争する
    不安定な市場:先の見通しが立たず長期戦略が使えない。リアルオプションによりリスクを抑えつつ新規投資。

    組織のトランズアクティブ・メモリー(誰が知っていそうかという知識を共有する)が重要。そ

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    2019年05月25日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    世界と言っても、アメリカの経営学(Management)の分野の、現在の潮流を概観する。
    前置き
    1.ドラッカーの言葉は名言ではあっても、経営学の研究の対象とならない。
    2.ハーバード・ビジネス・レビューは学術誌ではない。一般人向け紹介本
    3.ケース・スタディーは主流ではない。

    実例
    マイケル・ポーターの競争を避ける戦略は、有効だが、それを持続できる企業は少なく、現実の優良企業の多くは、短い競争優位状態を鎖のようにつないで生き延びている。

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    2019年05月21日
  • ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

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    前半は、堅苦しくなく、現代用語を駆使して経営をメタファーしていて、興味深い。難しいことをシンプルに表現するのが、上手。両利きの経営、トランザクション、チャラ男と根回しオヤジ。

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    2019年05月05日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    ・ライバル企業に対して優位性を取ろうとすればするほどライバル企業との差異が小さくなっていくという矛盾がある

    ・コストを下げて、価値を上げることで競合を寄せ付けなくなる

    ■戦略キャンバス
    ・既存の市場についての現状を把握する
    ・競合が何を売りにしているか
    ・競合の顧客は何をメリットに感じているか
    ・価値曲線(価格、デザイン、味等の要素でどこに力を入れているかの比重)
    ・差別化や低コスト化は従来の考え。代替産業(ワイン業界でいうビールとか)、や非顧客層(ワインを飲まない人)を分析する

    ■4つのアクション
    ・業界常識として定着してるものの中で取り除くべきものは何か(供給側のコスト減)
    →必要な

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    2019年03月21日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    ー 誤解をおそれずにいえば、ドラッカーの言葉は、名言ではあっても科学ではないのです。

    たしかにドラッカーの言葉一つ一つには、はっとさせられることが多くあるかもしれません。しかし、それらの言葉はけっして社会科学的な意味で理論的に構築されたものではなく、また科学的な手法で検証されたものでもありません。 ー

    科学としての経営学の側面を分かりやすく教えてくれる作品。実際の論文は退屈なのだろうが、本作は面白い。

    偉大な経営者の名言ではなく、成功した企業のケーススタディでもなく、成長企業の分析でもなく、科学としての経営学に関心があれば参考になる。

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    2019年02月07日