入山章栄のレビュー一覧
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既存組織の中で新しいソリューションを開発・提供している自分にとって、どう振る舞うべきかのヒントが多い一冊だった。
成功事例は幹部の行動に焦点が当たるものが多く、中間管理職の立場では実行が難しいと感じる部分もあったが、だからこそ自分の影響範囲で何をするかを考えさせられた。
会社全体のありたい姿と、自分が取り組む事業の戦略的意図を重ねること。決裁者や幹部に必要な情報を渡し、部分的にでも仲間に引き入れること。自組織内では、探索事業に必要な価値基準を訴え続け、文化として根づかせること。戦略的意図から外れない範囲で、役割から少しはみ出して挑戦していきたい。 -
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本戦略は極めて当たり前の事でありながら、実践は極めて難しい。なぜなら多くの当事者は木を見る事しかできず、森を見る事ができないから。
筆者が述べるように多くのマーケティングのフレームワークはレッドオーシャン向けであり、これはすなわち普及期以降の既存市場、既成の課題の中での他者との差別化をテーマとする。
しかし森を見るなら、まだ他者が入植していない場所、未解決の課題を探すべきである。
例えば、既存の商品であってもユーザーが「そうじゃないんだよなー」と感じるポイントを探す事。
本書は普及期にはあまり必要がないのかもしれない。難しい戦略を考えずとも目先の戦術だけを考えていれば仕事になる。
しかし本書が評価されると言う事は普及期は終わった、あるいは普及期の終わりが近いという事。
さらに言えば一般的なマーケティングのフレームワークを使い始めた時点で普及期にあると知るべきであろう。
ただ、本書が冒頭で紹介する戦略キャンパスの競争要因を分析し、新たな要因を見出す作業は極めてハードルが高いと感じる。学者的な後付け感がある。もっと素朴に未解決の課題についての仮説、検証が重要であろう。同様に4つのアクションも要素の発見のハードルがそもそも高く実行可能性には疑問を感じる。
逆に三部の実行にあたってのノウハウは本戦略に限らず、有用性が高いのではないか。ティッピングポイントリーダーシップや公正なプロセスは組織を動かす際の有効な手段になりそうである。
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ネタバレ「競争よりも新規事業の創出を重視し、顧客への提供価値を飛躍的に高めて、競争を無意味にしよう」というのが基本的なコンセプト。
様々な事例を挙げながら、ブルーオーシャン戦略の8つの原則を説明している。
戦略策定だけにとどまらず、そのようにその戦略を実行するかという側面でも、留意すべき点を説明しており、参考になった。
規制産業だと、実際に、記載のような手法で戦略キャンバスを描いて市場を創出できるのかというと難易度が高いような印象を受けたが、実行の原則についてはブルーオーシャン戦略に限らず汎用性の高いものだと感じ学びになった。
また巻末資料の戦略の再構築も整理に役立った。 -
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総じるとリクルートの江副さんが言うように、自ら機会を創り出すことが充実した人生を送るには大事だということ。
圧勝の美学ということで、ついてない時は大人しくし、運がいい時はとことん張る。幸運を最大化し、不運を最小化すれば少しの不運があっても幸運で相殺できるという運がいいか悪いかではなく、運にグラデーションをつけて考えられていた。
人生は死ぬまで終わりがないので、この哲学を一生つかってみよう。
社長業を楽しむような奴はダメだと言ってて、仕事で辛いことがあってもある意味当たり前。辛くなければ仕事でないということで元気をもらえた。
若いうちに無茶苦茶な子会社の社長を経験させるというのも今後の自分のチャレンジにいかしたいお言葉。
真のリーダーやキャプテンは、無私であり、顧客第一主義であるということも改めて学べたので腹落ちさせたい。
顧客を考えることで売上があがり、どの程度粗利を増やせば給料を上げることができるのか、そんな話も参考になった。
その他にも、木を見て森を見ず(虫の目、鳥の目)にならないようにすべきであること、任せる力が大事であることも学ばせてもらった。
名著『運』を読んでみたくなった。 -
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経営層が言う、やれ働け、やれいくら稼げ、やれ目標は昨年比何%アップだ!という目標について、勝手いってるなーもっと夢を見させてくれよ、と、最近思ってた。ので、なるほど!私が求めていたのは宗教的な経営方針だったのか!と腹落ちした。
仕事に身が入らない時は、なんとか自分の中に腹落ちを探したい。自分が誰かに仕事を頼む時は、腹落ちさせられるように言葉を操りたい。
各宗教の細かな決まりやら何やらは全くの無知だけど、都度、解説が入っていて読みやすかった。
また、世界の宗教にも興味が出てきた。
この先、日本にもイスラム教を信じている人が増えるかもしれない。自分の職場にも来るかもしれない。そうなった時に相手のバックボーンとして宗教を学んでおくと、コミュニケーションも取りやすいかも。
巻末に課題図書が載ってたから、少しずつ読んでいきたい。 -
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ネタバレ経営学とは、人と組織が何をどう考えどう行動するかの学問。センスメイキング、腹落ち。人は一度や二度言われたぐらいで腹落ちしない。何度もしつこいくらい語り続けることで腹落ちしていく。ウクライナ戦争は、ロシア正教のエリアを巡るマーケット争い。腹落ち感がないと知の探索は続かない。知の深化と知の探索による両利きの経営。カルトはレジディマシーを備えてデノミネーションとなりチャーチへとなる。創価学会は人間革命による現世利益。旧統一教会の青年組織が原理研究会。予定説では誰が神に救われるか事前にわからないので、自分は が神に選ばれているはずだ、ということを示したくなる。だから仕事、経済活動に邁進し貯蓄し、投資に回る。ムスリムは2030に22億人で世界人口の1/4。古事記と日本書紀が神道の経典。イスラム金融拡大は2001の米同時多発テロ以降。イスラムの教えはつまるところ「すべてを神に委ねよ」。そうすれば、何が起きても「神のなさることだから」と落ち着いていられる。ISはネットワーク型のテロ組織、グローバルテロリストで民族主義者ではない。予定説では誰が救われるか予め決まっているが、誰がどちらかは分からず、救われない人間は信頼できない。でも、身の周りの誰か分からない。だから周りを信頼できず、契約社会となる。米国の信心深さの根本は「恐怖」。神に対して嘘はつけない。米はセクトの力が強い。権威あるもの、大きなものへの反発大きい。「成功した人は祝福される→貧しい人は神に見放される」といのは許せないので、他に理由を探して民主党や中国を批判したり陰謀論へ走る。
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北尾さんも似鳥さんも藤田さんも、日本を代表する現代の大、創業者!
運は結果じゃなくて、原因!
俺が、俺が!というタイプには、子供の頃からスターだった人が多い。基本的な能力が高く、学校の成績が良くて、一流の大学を出ている。彼らはずっと個人の成績で勝負をしてきたから、多くの人と協力して一つの目標に向かう方法を知らない「上位1%の悲劇」が起きる。
「私の幸せ」ではなく、「私たちの幸せ」と複数形で考えられる人が必要!
暴走族のリーダーや、キャバクラの店長みたいな人が、大企業には必要!
入山先生、意外と理論だけじゃなくて「義理、人情」にも理解があって、とても好感が持てた!
確率の法則を信じない人が多く、それによる機会損失が目立つ。ごくたまに起きるアンラッキーなことをことさら強調して、これを防ぐにはどうすべきかというネガティブな議論に終始してしまいがち。
今は、失敗しても命を落とすことはない、再出発が可能な日本、チャレンジしないのは損!!! -
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ネタバレ数年ぶりに再読。後に続く著書にてより広範な理論がカバーされているが、本書にしか書かれていない情報も多く、改めて楽しみつつ読んだ。定性研究中心のPhDという自分の立場に鑑みると、ややケーススタディ等が貢献できている範囲が少ないようにも思えるが、以下に記載した通り、「外れ値」の分析/理解を希求するのであれば、引き続き定性研究にも一定の価値はあると考える。Axiologyの観点では、所謂定性研究は物事の「理解」を希求するものであり、より広範な一般法則の解明を目指し物事を「予測」することを希求する定量研究中心の潮流とは少しその関心が異なる。互いの潮流の価値を疑う前に、その背後にある哲学に想いを馳せ、対話を続けていくことが極めて重要だということを改めて。
特に印象に残った箇所は以下
・世界の経営学で重視されていることは、それぞれの企業の事情が違うからといって、「だから経営の一般法則を探求しても意味がない」と安直に思考を停止させてはならない、ということなのです
・すなわちベンチマーク調査の多くは、内生性を考慮できていないのです。あるいは、その企業は何か特殊な経営資産を持っていて、その条件があるからこそ経営効果が発揮されているのかもしれません。その場合は、モデレーティング効果が考慮されていないのです
・イノベーションのジレンマの考えがその本質をどちらかといえば経営者や企業幹部の認知の問題としてとらえているのに対して、コンピテンシー・トラップはその本質を組織の問題に求めている
・なぜ反証可能であることが重要なのでしょうか。それは、理論命題は反証が可能なときだけ、それが現実世界で正しいか正しくないかを実証分析できるからです
・そもそもRBVがトートロジーであるというのは、理論の世界においてそのコンストラクトの関係がトートロジーになっている、ということです。プリムとバトラーは、「理論の世界で生じている問題は理論の世界の中で解決されるべきである」と主張します。理論の世界で問題になっていることを、「実証の世界でデータがとれるから深刻な問題ではない」と主張するのは、根本的に社会科学における理論とは何かということをバーニーがわかっていないからだ、というのが二人の意見なのです
・他方で近年になって、従来の統計手法による研究が経営学にどこまで役に立っているのか、という疑問も提示されるようになってきました。それは、統計学とは根本的に「平均」の概念にもとづいた手法であり、そのことが経営学の目的になじまないこともあるのではないか、という疑問なのです
・しかし、もし経営学の目的がそもそもガウシアン統計ではとらえきれない「外れ値」の企業を研究するためのものであれば、そのような企業の内状を定性的に深く分析するケース・スタディーはやはり有用なはずです -
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所々に出る名言は名言というより血反吐を吐きながら掴み取った経験からでるものと感じる。努力を努力と思わずファクトを最優先に本能と能力を総動員して課題をこなしてきたタイプ。厳しい時代を生き抜いてきたんだなと感じる。
読んでいる本の数も挑戦したビジネスの数も学び続ける気持ちも同じ人間とは思えないくらい違う。
安田さんは76歳、北尾さんは74歳、似鳥さんは81歳。戦争が終わったまもなく食糧難と貧困時代を生き抜き、法律もまともに機能してないところからスタートし、高度経済成長で経済大国になり良い景気も経験しながらそこから経済が停滞という激動の時代を生き抜いてきた方々。
厳しい時代の中で生き抜いた戦士と感じる。
しかし故に自分と同じような人物の育成には限界を感じそこまで力を入れれなかったのしかもしれない。そこは藤田さんが気づいてる点。
そしてそこの欠点を補完できるよう仕組みを作り上げようとしている。
本能や能力で限られた人しか生き残れなかった時代➡︎透明化。情報や能力をシェアして仕組み化しみんなで補い合う時代に変化していると感じる。
メモ
北尾さんは中国の古典や哲学、歴史から学んだことが支柱となっていた。
森信三さんの「最善観」という思想を初めて知った。
我が身に降りかかる一切の出来事は必然であり絶対最善であると信じる事。
しかし、中国は虐殺の歴史である。そこから何を学ぶというのだろう? -
Posted by ブクログ
想像していた以上にずっと参考になった。運 を読んでから熟考したい。
運を読んだ
⭐️PDCCA 評価の後にコミニケーションが大切
営業知らずに企画と言うことはできない
⭐️原因を解決しようとする側ではなく、原因になっている側から発想してみる
⭐️ときには選択肢を間違えたとしても、49対51の場面に直面したとき、51の方を常に選べるかどうか
孫正義も良いときにはパッと出てくるけれど、悪いときには出ない
細かいことを気にして、全体を間違えている人
幸運の最大化をしないと不運の最小化ができない
複雑な事象をなるべく単純化した上で方法論を組み立てる。それでチームを作ってメンバーに腹落ちをさせる。
アフターCEO