入山章栄のレビュー一覧

  • 世界標準の経営理論

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    ネタバレ

    入山教授による「経営理論の事典のような本」。最新の理論が網羅されており、大変勉強になった。

    キーコンセプトは何か
    ・現時点での経営理論と称されるものの中から「標準理論」とでもいうべきものを約30選定して解説。ビジネスパーソンにとっての「思考の軸」とすることを推奨。あくまで博士課程向けの題材
    ・理論ディシプリンとしては、経済学、心理学、社会学の3分野。

    当該理論がおいている前提条件や時代背景は何か
    ・2019年の出版
    ・理論は「どのように」=因果関係「いつ」=理論が通用する範囲「なぜ」=なぜそうなのか、に応えるものという前提で、「何が」を主とする(MBA的な)現象ドリブンのアプローチを排して

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    2021年09月18日
  • 世界標準の経営理論

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    1年以上かけて、空いている時間にノートにまとめながら読んだ。びっくりするくらい分かりやすかった。経営層なので日々の意思決定の際に思考の軸となり、また引き出しが増えたと思う。課題や問題に対しても前向きに建設的に取り組むのにこれからも役に立つ知識が積めたと思います。繰り返し読んでいきたい。

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    2021年09月15日
  • 世界標準の経営理論

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    あと何回か読み返したい。わかりやすい。時間をかけても通読した方がいいです。その上で必要なところを読み返す順番がいいと思います。

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    2021年06月20日
  • 世界の経営学者はいま何を考えているのか ― 知られざるビジネスの知のフロンティア

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    「世界の経営学者はいま何を考えているのか」
    入山教授

    1.購読動機
    経営に関心があり、かつ事業を発展させる経営とは?を整理したかったから。
    当然、この一冊でどうこうなるという結論を期待していなかった。
    一方で、著書にある数種類の研究に浅く接することにより、思考回路に穴を開けたかったから。

    2.結論
    思考に穴をあける、考えを整理するという意味で⭐️五この評価となりました。

    3.⭐️五この理由
    ①不確実性高い現代ビジネス世界
    競合がいない業界はもはや存在しないと考えています。
    さらに、競合との競争は激化し、かつそのスピードは早くなっているとも考えます。
    こうした不確実性が高い現代ビジネスにお

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    2021年06月06日
  • 世界標準の経営理論

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    ・経営理論の目的は、経営・ビジネスのHow, When, Whyに応えること。特に重要なのはWhyであり、経済学、心理学、社会学の何れかの人間・組織の思考・行動の根本原理から、「なぜそうなるのか」を説明するのが理論の目的だ
    ・SCP理論:ある産業が完全競争から離れるほど(=独占に近づくほど)企業の収益率は高まる
    ・ライバルからの模倣を困難にするには、複雑で一貫性のあるアクティビティ・システム(Mechanism、Fly Wheel)を描くべき
    ・ネットワーク効果の帰結は「独占に近づくほうが望ましい」というSCPと整合する。ただし、ポーター=ケイブスの主張との違いは、ティッピングポイントを超えた

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    2021年06月06日
  • 世界標準の経営理論

    購入済み

    素晴らしい名著

    今まで数百冊(もしかしたら1000超え)のビジネス書に目を通してきたが、間違いなくトップ3に入る名著。入山先生の講演を聴いて買ってみたものの、電子書籍だったのでボリューム感が分からずこんなに読むのに時間がかかるとは思わなかった。
    読み終えて思ったのは、こんなに素晴らしい本は紙版も買おうということでした。

    #タメになる

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    2021年06月06日
  • 世界標準の経営理論

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    ネタバレ

    入山氏の著名な名著。
    世界中の経営理論を網羅的に解説した本とのこと。
    不確実性が高く、正解のないなか、思考の軸となるべきものにしうるのが世界標準の経営理論とのこと。

    メモ
    ・ビジネスパーソンに経営理論が必要な理由
     説得性、汎用性、不変性
    ・SCP理論 需要と供給の関係、独占性(参入障壁・優位性構築)で利潤は決まる。現在は静的でなく、部分的にしか成立しなくなりつつある。
    ・プリンシパルエージェント理論。経営者と管理者のモラルハザードなどのこと。株主と経営者間でも成り立つ。目的の不一致に関する問題。インセンティブ設計やモニタリングによる解消法がある。
    ・不確実性の4分類 確実に見通せる、他の可

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    2021年05月15日
  • 世界標準の経営理論

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    ◾️概要
    経営理論を学び、実務に生かすため読みました。理論とは「経営・ビジネスのhow, when, whyに応えること」
    です。ビジネスパーソンに経営理論が必要なのは、納得性・汎用性・普遍性が理由だからです。わかるわかる、なるほど、と思いながら読み進められました。

    ◾️所感
    30の理論のうち、どこから目を通してもいいと思います。特に印象的だったのは、ダイナミックケイパビリティとで「急激な事業変化に合わせて、企業が内外のリソースを組み合わせ直し続ける、企業固有の能力・ルーティン」を問う理論のことです。手元に置き、事あるごとに読み返したい一冊です。

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    2021年05月08日
  • ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

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    本書のタイトルと直接は関係ないが、最後の数章も興味深かった。米国の大学で経営学のPhDを取り研究に携わっていた著書の文章なので説得力があった。日本の将来は大丈夫だろうかと不安になった。

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    2021年05月03日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    商品を売るための戦略や差別化を考える際は、他社との競争という部分に注目してしまいがちだが、それだとどうしても小さな差しか生み出すことができず、更なる競争激化をまねくだけに終わることが多い。新たな市場を開拓するための考え方として、4つのアクションについて考えること、特に「減らす」「取り除く」が重要であるという考え方は、具体的で参考になった。

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    2021年02月23日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    経営戦略に少しでも携わる方は必読書だと思います。

    この本を読まずにブルーオーシャンという言葉を使うのは避けた方がよいでしょう。実際世の中で誤った使い方をしている方を頻繁に見かけます。

    実際のビジネスケースに基づいて戦略に言及しているため、具体性もあり非常に分かりやすいです。

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    2021年02月08日
  • 世界標準の経営理論

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    フレームワークというツール(本来、思考を整理するのが目的)に頼るのではなく、理論(本書で網羅的に分かりやすく解説している)を思考の軸として、ビジネスという現象についてのwhyを深く考察するうえで、本書は唯一無二の名著である。
    非常にボリューミーだが、スラスラ読み進められる。おもしろい。すべての章を読む必要はなく、自分の関心のある分野のみを読んでいき、その章で紹介される数々の論文を読んでいけば、知識は必ず深まるなと思う。参考書であり、積読書である。

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    2021年02月01日
  • 地域再生の失敗学

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    今後
    町おこしは本当に利益を得られているか
    小さくてもいいからプラスになっているか
    →どこの誰を相手にどうやって稼ぐのか

    動かないのが得、を食い止めるための休眠事業資産への課税
    路地裏からはじめる
    行政の外注主義を見直す
    日本は巨大な内需国家

    住民ができることは自分たちで行う
    5年間で行政コストを10%削減する

    3

    スパイキーグローバリゼーション
    少子化を食い止めることよりかは、まずは人口流出をへらすこと

    シリコンバレーに行くのではなく来てもらう

    モノを東京に売りに行くのではなく、東京でモノを売ってくれるひとを呼ぶ

    外部の人は価値判断に介入してはいけない(視野が狭くなる)
    青写

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    2021年01月30日
  • 世界標準の経営理論

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    もやもやっとしていた世の中の流れや新しい動きが体系的に理解できました。
    今、中小企業診断士の勉強をしているのですが、企業経営理論の分野が現実の動きに沿ってなるほどと具体的に頭に入っていきました。
    ビジネスって究極の目標は、関係する人そして世の中全体を幸せにすることですね

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    2021年01月11日
  • 世界標準の経営理論

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    コスパがとても良い本。
    読みやすく書かれた刺激ある800ページの本が、2900円である。
    辞書みたいだけど、何かの雑誌向けに何年もかけて書いたものを集めたからか、とても読みやすい。

    理論は、how、when、whyに応えるものというのは、学生にも読ませたい一文である。多くの研究者が再現性ある真理を求めて研究しているのだから、多くの気づきがあって当然ではあるが、なにより、今自分が興味があるのは何かということが俯瞰して読むことでわかるのは大きい。

    例えば、企業に勤めている中でアドバース・セレクション、エージェンシー問題は本質的な問題だが、どのような対応があるのか。企業のビジョンを考える際、どの

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    2020年12月31日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    ブルーオーシャンと言う、競争のない世界を創造するための戦略。
    ブルーオーシャン戦略と聞いて、全くのゼロから新しい市場を開拓するのは運の要素が強いと思ったが、本書によればまずは4つのアクションが基本となる。成功事例を見れば確かに増やしたり創造したりも大事だが、取り除いたり減らす事も大事だ。そして6つのパスにより境界線を引き直す。戦略をビジュアル化し、新たな需要を掘り起こす。それには正しい順序で考え、全社で取り組む。
    巻末には陥りやすい罠が追記されており、まずは自社の過去のブルーオーシャン戦略から見直したい。

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    2020年12月31日
  • ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学

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    パフォーマンスが高い組織は、「組織のメンバーが『ほかのメンバーの誰が何を知っているか』を知っている。

    これすごく納得でした!
    誰が自分の目の前の課題を解決できる情報を持っているのか、そこへ辿り着けば道筋さえ知っていれば、仕事は終わる。

    明日からでも使える働くためのスキルだなと思います。

    本全体に関していうと
    経営学のメソッドがフレームワークから統計分析に変わり、今までよりも柔軟にそして正確に経営学を解き明かしつつあるなという印象を受けました、

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    2020年10月16日
  • 地域再生の失敗学

    購入済み

    納得の内容です

    本文より

    こんなに狭い国土に1億人以上住んでいるという国は世界的にも稀有です。自然と調和した暮らしに移行するには人口が多すぎます。それを考えると、秩序ある人口減少は、悪い話ではありません。

    小さな市で働く者として実感をもって納得できました。

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    2020年10月15日
  • [新版]ブルー・オーシャン戦略

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    だけど、どこがブルーオーシャンなのかを特定するのが難しい?INSEADを知るための本として読んだ。短時間で読める。

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    2020年09月28日
  • 世界標準の経営理論

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    読み始めてすぐ衝撃。フレームワークを使って経営コンサルを13年もやってきたことを恥ずかしく思った。ここは学び直すタイミングだと、地道に読み進めることとする。クリステンセンが、理論を大量に服用せよ、と言っていたけれど、この本はまさに大量服用が実現できる希少な手段となるだろう。2020.8.27

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    2020年08月27日