日経コンピュータのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なかなか実務で取り扱ってるわけではないので実感が湧かず難しい。
しかし、日本は遅れていてEUとは個人情報を含んだやりとりができないとは、なかなか衝撃的。
プライバシーにいい加減なのは、国民性なんだろうね。鍵とかせず社会全体で色んなものを共有してきた民族だからなのかな。
最新の本だったのでCCCの件やSuicaの件とか乗ってて、あの事件の背景やインパクトが改めてよくわかった。悪気があってやった訳(むしろいい事をしようとして)ではなく、データの活用を模索してて、狭いところに入っちゃったのかな。
ガイドライン40のくらいあって、それに準拠したような取り扱いって、足枷のような気がするなぁ。取り扱い -
3.7 (3)
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Posted by ブクログ
今流行のSDN (Software Defined Network)/NFV (Network Virtualization)の技術解説ムック。技術詳細の解説よりも、現在のこれらの技術を取り囲む状況の解説に重きを置いている。とは言っても、自分にとってやや詳細レベルが高かったか。
OpenFlowについては、東京駅構内網や日本通運のプライベート網、ビッグローブやさくらインターネットでもすでに商用で多くの事例が出てきていることがわかった。日本のベンダも頑張っているところではないだろうか。
まだまだ定義場も整理しきれていない印象もあるが、重要な技術であることは間違いないだろう。VXLANやNVG -
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3.7 (3)
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Posted by ブクログ
大規模システムの問題点を経営的視点から解説。
古いシステムを使い続けてしまっている問題があるが、メガバングの新システムへの入れ替えには2000億から3000億円かかる。経営陣トップは、積極的な入れ替えよりも、現システムの維持という先延ばしする選択を選んでしまう。
CIO、情報責任者を執行役員ではなく、将来のトップとすべく取締役に入れる必要がある。現場まかせで、トップがシステムの重要性を理解していないことが根本的な問題と捉える。
動かないコンピュータ撲滅の10箇条(メモ)
・経営トップが先頭に立ち、社員を巻き込む
・複数のシステム会社を比較し、強みを持つ会社を選ぶ
・システム会社を下請け扱い -
Posted by ブクログ
2002年に続き2011年3月の震災後、2度目となったみずほ銀行システム障害事件のドキュメント。
みずほFGの経営幹部へ注目すると、原発事故の東電と重なる企業体質の様な気がする。問題意識を持った行員やベンダー等関係者はいたはずだが、その意見が取り上げられない組織が問題。
金融は当然のことながら装置産業の側面を持っている。
大手金融機関ともなれば、勘定系システムで処理されるトランザクションは、平均で毎秒500件なんて規模になる。その1トランザクションの処理に必要なステップ数は数万になったりするので、勘定系に求められる能力というのはとてつもなく高い。
ところが第三次オンライン(1988年頃)