あらすじ
金融の世界をテクノロジーの力を借りて革新するムーブメント「FinTech」。
米国発の革命の余波がついに日本へ押し寄せる中、海外事情から日本の動き、これまでの歴史、支えている最新技術、そして課題まで網羅した決定本。この一冊を読めば、FinTechのすべてを理解できる。
<目次>
Chapter1■世界が揺れている
Chapter2■キーマンが明かす革命の行方
Chapter3■壁を壊した先行者たち
Chapter4■ビットコインは死んでいない
Chapter5■ウォーミングアップする金融機関
Chapter6■FinTech時代の法制度を考える
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
かなりのボリュームです。でもSquareがモバイルペイメントだけでなくエコシステム(lendingにも関わってる)を作ってるなど、面白いことが結構書かれてます。
Posted by ブクログ
本書のおかげでようやくFinTechが何なのか分かり始めた。
大きく以下の七つの分野がある。
・個人財務管理(PFM)
・オンライン融資
・投資支援
・経営・業務支援
・クラウドファンディング
・スマホ・Web決済/送金
・暗号通貨
今まで部分的に走っていたものもあるけど、体系立てて知ることができたのは大きい。
そしてFinTechビジネスへの関心が大きくなっている。
PFMなんかむちゃくちゃ興味津々で個人的にマネーフォワードを利用できないかなんて考えてたりする。
その一方で、日本はやはり立ち後れているなあという印象を抱いた。特に地銀なんかは本書を見ている限り5年か10年くらい戦略が遅れている気がした。
自分自身もついて行けていないので、どんどんこれからキャッチアップしていきたい。
Posted by ブクログ
FinTechとは何か、を理解するのにはとても良いムックだと思う。
現在は、個人または中小企業向けの、融資または決済のサービスについて、盛んにサービスが展開されている模様。
従来の金融サービスに比べて、短い時間で出来たり、あるいは、少ない手数料で出来たりといったところが革新的であるということらしい。
将来、法律の規制が変わったり、技術の発展によって、既存の金融機関が提供するサービスを置き換える可能性もある、というところで、取り組んでいく必要があるように思った。
Posted by ブクログ
今世界を賑わすバズワードの一つ、「フィンテック」。一括りにしても様々なビジネスの可能性を秘めているビジネス領域であるが、従来規制産業であった金融というものに、大きなメスが入れられている。
金融が資本集約的な産業であることには変わりないが、ここの業務において破壊的イノベーションが起こりつつあることで、産業全体を変革する可能性すら持っていると思われる。流行りだからというわけではないが、日々アップデートして、流れを先取りできるような眼を持っていたい。
Posted by ブクログ
銀行が、Fintechをどう見ていて、どういうアプローチを考えているのか、各行のインタビューや、既存事例が載っており、銀行業に詳しくない自分には非常に勉強になった。
海外勢のアプローチも流通業のデータをベースに信用度合いを測っていることがベースになっているなど、銀行のコアスキルの一つが新しい方式で取って代わる可能性も面白い。
合わせて、リアルタイムで不正検知が出来たりといった仕組みなども興味深い。
話題のブロックチェーンについても、解説があり、サイドチェーンについての説明がわかりやすくまとまっていた。
ざっくり今の銀行を取り巻く動きを知ることが出来た。
Posted by ブクログ
FinTechの要諦や可能性、新興勢力がよくまとまっている。後半の地銀の節は不要な気がしたが(脅威となりえない)、ペイパルやブロックチェーンなど取り上げている着眼点はよいと思う。