あらすじ
「2015年問題」と呼ばれるITエンジニア不足が深刻化しそうだ。国や大手金融機関による大規模プロジェクトに多くのITエンジニアが投入され、「ITエンジニアを確保できない」企業が増えることが確実視されている。
IT人材不足は、今そこにある危機である。どれほど深刻で、いかなる手を打っておくべきなのかを早期に押さえておくことこそが、今後のシステムリスクの軽減に役立つ。
本書は、IT人材不足への対策を実行している企業事例や、新たな外部リソースの確保に有効なオフショア開発、クラウドソーシングの動向などを掲載。また、2014年秋の国会で成立する見込みの労働者派遣法改正案が、IT業界に与える影響についても詳しく解説する。
ITベンダーやユーザー企業のシステム関連部署のマネジャー層はもちろん、今後の新しい働き方に関心を持つITエンジニアにとっても必読の一冊である。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大規模開発のピーク・派遣法改正の2015年に対してどう備えるかという本
日系コンピュータの記事の切り貼りだけど、オフショアなど多角的な観点で良くまとまっています
Posted by ブクログ
これまでいろいろな雑誌に掲載された記事をまとめたことによって、非常にすっきりした一本のテーマ、課題としてまとまっている。
結局は、これまでどうにかなっていたので先送りしていたことが、いよいよどうにもならなくなってきた、その要因が同時に露呈してきたということで、いろいろな意味でますます「差」が開くということのなのだろう。
歴史が浅い業界なのに、中途半端な過去の成功体験に引っ張られすぎていたのも問題で、それを健全化するきっかけの一つにはなるだろうと思うが、そのために失う代償が少し大きすぎるのかも知れない。